５千年の歴史を破壊した中国共産党

色々異論はあるが、中国には５千年の歴史があると言われている。これらの歴史は一朝一夕では作ることは出来ない。多くの戦乱があり、平和もあったはずだ。有名は三国志もその一つ。しかし、今の中国共産党は、過去の歴史を完全に破壊している。要は、歴史として残された文化財は殆どすべてを破壊しつくしているのだ。大きな建造物は破壊を遁れたが、少なくとも
破壊できるものは殆どすべて破壊してしまった。書籍、歴史的史料などの文物は廃棄・焼却された。今残っているのは偶然発見されなかったものだ。或は、地方の人里離れた田舎にあったために偶然遺ったものだ。


中国人が日本へ観光で訪れた時、日本の骨董店で中国の古いものがあると購入していくという。日本には戦前、中国を旅した人たちがお土産として購入したものである。それが、骨董品として販売されているのである。中国人の目から見た中国の骨董品は自分たちの国で作られた歴史的遺産である。値段は安いかもしれないが、嘗て中国人が所有していたものである。自国の文化財とまではいかないものであっても嘗ては中国にあったものである。日本人は物を大切にする。果して中国人が嘗ての時代に自国にあったものを買い戻して大切にするだろうか。


また、清朝から中国共産党が政権を握った後、中国に残された文化財の殆どが破壊されてしまった。特に毛沢東は過去の歴史を抹殺しようとして文化財を殆んど破壊している。中国共産党にとっては過去の歴史は必要ないのだろう。未来をすべて共産党一色にするという目標があったのだろう。嘗ての王朝時代、王朝が変わる毎に過去の時代のものをすべて破壊したのと全く同じである。王朝が共産党に変わっただけで、考え方の根本は全く変わらない。日本には、中国の隋・唐時代の建築物が寺院という形で多く残されている。


隋・唐の時代のものと全く同じではないかもしれないが、その時代の形式を残しているのである。中国人が日本の旅行先で隋・唐時代の建物を見て感動する人が多いという。
中国の反日教育を受け、批判的な意見を言う人もいるが、そういう人たちには隋・唐の時代の事は全く分からない人たちだ。自国の歴史をしっかりと勉強していないから、「日本は中国の真似をしただけ」という考えしか浮かばない。大体、現在の中国には隋・唐時代の木造建築物は全く残っていない。そもそもすべての建築物を破壊してしまったのだから残るはずがないのだ。


何処の国の文化でもいえることだが、現在の自分たちの文化を最優先して行ったら、過去にあるものはすべて破壊しないといけなくなるのだろう。朝鮮半島には過去の歴史的なものは殆ど残されていない。韓国に多少残されているが、是も今の韓国が将来どのように扱うかで文化財が残るかどうかが決まる。中国は、共産党が政権を握っている限り、文化財は保護されないだろう。今残されている文化財も何時破壊されるか解らない。何しろ、共産党にとっては過去の文化財は邪魔になるのである。多くの国民も共産党の方針に異議を唱える者は殆んどいない。