一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

習近平政権、明王朝の再来か

2024-09-21 09:28:58 | 日記
中国の過去の政権の中で、今の習近平政権と似通っているのが明朝ではないだろうか。漢民族が結集し漢民族の国家を樹立した。勿論、共産主義ではない。覇権主義そのものであったことは確かだ。そして明朝での最も脅威だったのがモンゴルである。モンゴルは中国を常に狙っており、隙あらば乗っ取ろうという動きを常に見せていた。後にそのモンゴルの企みが成功し明朝は滅亡してしまう。明朝は紫禁城を造り北京を明朝の中心地とした。これらの動きを見ていると、今の習政権と似たようなところがある。よく、「歴史は繰り返す」といわれるが、今の習政権は既に明朝に似てきた。


中華民族は一体どのような考え方なのだろうか。まあ、14億人の人口を抱えているので、考え方は様々あるだろう。しかし、その昔、中国を支配した歴代王朝は中国が世界の中心だと考えていたようだ。この考え方、今の習近平政権と相通じるものがある。勿論、王朝時代と共産党独裁政権とでは基本的な所で異なってはいるが、中国が世界の中心だという考え方そのものには共通点がある。中国は国土が広い関係で、すべてを統一することは並大抵ではない。昔の王朝は現在と違って情報通信などは殆どなかった。そのような時代に挙国一致などということが果して可能だったのだろうか。


昔の各時代の王朝が国を統一すること自体大変な努力が必要だった。漢民族の考え方の底には計り知れないほどの決意があったのではないか。そういうような血を引いている中華民族が、習近平という一人の独裁者に一体何を期待しているのか。今の中国は完全に3分割しているように見える。富裕層と貧困層とその中間にいる層である。中間層はサラリーマンであり、中級・下級公務員であり、貧困層は主に農民である。富裕層は共産党幹部であり、企業の経営者であり、大規模商人である。商人の半分くらいは中間層で残りの半分は富裕層に属する人たちだ。中国では共産党革命が行われる前から農民層は貧困層として扱われている。それは今も全く変わらない。


まあ、習近平政権が果して明王朝と同じくらい成功するかどうかは解らない。共産党幹部たちの中にはトップ層を狙っているものもいるだろう。どの階級の人間が反旗を翻すかは分からない。何処が着火点になるかもわからない。要は、火が付きそうなところは随所にある。最も危険な場所は軍部だろう。軍部を掌握する幹部は習近平の最も近い人間だ。若しも、ここに火が付いたならその火を消し止めることができる人間は数が限られている。火がついても消すことができればいいのだが、それが広がりを見せたら今の政権は意外と脆いかもしれない。蟻の穴はすぐに鼠の穴になってしまい、すぐにトンネルの大きさに広がる。


習近平王朝ができるかどうかは微妙だ。民の声を侮ると一貫のお仕舞になる。革命分子のような人間が多くいることも確かだ。今の中国は砂丘と同じように崩れたら一度に崩れてしまうだろう。砂上の楼閣にある中国共産党は果敢ない運命にあるようにみえる。

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中国南部、海南島を襲った大型台風

2024-09-12 11:15:45 | 日記
最近、中国南部の海南島付近に大型台風が上陸したという。ニュースでは、建物や施設などに大きな損害がでていた。高層ビルが立ち並ぶ街では樹木や窓ガラスなどが破壊されているようだ。テレビの映像をよく見て見ると、ビルのガラス窓などの多くが強風で飛び散っている。建物のガラスの強度が極めて弱いことがよく分る。日本などでは大型台風がどのような形で上陸したとしても、ビルやマンションのガラスが強風で破損することは考えられない。勿論、物が当たったらその影響で破壊されることはあるかもしれないが。少なくとも、日本においては強風だけで破壊される事例は見たことがない。


この状況を見ると、中国における建物、窓ガラスなどの耐強化基準は余り高いとは思えない。若しかすると、基準はしっかりと決められているが、建設業者がそれを守っていない可能性もある。要は手抜き工事である。建築物の窓などの強化基準は国によって異なるかもしれないが、日本が定めている基準は今までの事例を見てもしっかりとしていると考える。中国の海南島は場所からして台風が上陸する可能性は極めて高いのではないか。そのような位置関係にありながら強い台風が押し寄せたことで窓ガラスが強風により破壊されるようでは問題が大きい。


今回の台風でもう一つ気が付いたことは、ビルの周りに植えられている樹木が悉く倒壊してしまっていることだ。そして、倒壊した樹木を見ると、植え込んでいる根がとても浅い。勿論、まだ新しい街なので簡単に根を張ることは難しいかもしれない。しかし、見た目は物凄い樹木なので、もっと深く植え込まないと強風などで倒壊してしまうのではないか。これもやはり中国の基準の在り方ではないかと考える。樹木は年代が経てば自然と地中に根を張っていく。そして次第に丈夫になっていく。しかし、10数メートルの樹木を根が浅く植えただけでは強風には耐えられないように思う。


以上が今回の中国の海南島で起きた台風被害の感想である。ここでも中国人の建築物の考え方、施工のやり方など多くの問題点が浮上してくる。勿論、日本が完璧だというわけではないが、少なくとも、日本の建築物及び施設に関してはもっとましな気がした。日本は台風よりも地震や津波、地滑りなどの方が問題がある。災害の多い日本は、他山の石としてもっと研究をしてよりよい街造りを進めないといけない。「災害は忘れたころにやって来る」というのは昔話で、「災害は何時やって来るか解らない」時代である。自分が住んでいる所は大丈夫だ、などという考え方は今からでも変える必要がある。


普段からできることはしっかりとやっておくのがいい。災害がやってきたときに、出来る限りのことをやることが重要。他人を当てにしてはいけない。自分が住んでいる場所がどのような所なのかしっかりと把握しないといけない。外出先で災害に遭遇することもある。そのような時も慌てないことが重要だ。今回の中国海南島に上陸した大型台風と同じような台風(風速70メートル位)が自分が住んでいる所に上陸したら自分の家は大丈夫だろうか。

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