yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

最果てアーケード

2013-03-09 23:09:03 | その他
小川洋子さんの「最果てアーケード」を読み終えました。

天井は低く、奥行きは限られ、ショーウインドーは箱庭ほどのスペースしかない。そこは愛するものを失った人々が、想い出を買いにくる店で…。切なくも美しい記憶のかけらの物語。

面白かったかと言われたら・・・う~~んと唸ってしまいます。

寂しかったり哀しかったり、そして可愛いお話が詰まっている本です。

このアーケード街のお店にはちょっと変わったものが置いてあります。

レース屋さん義眼屋さん、ドアノブ屋さん、勲章やさん、などなどもう動くことが無くなってしまったようなものたちがひっそりとお店に置かれているのです。

読み終わって元気は出ないけど、余韻が残ります。
コメント
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