yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

警視庁失踪課・高城賢吾 牽制

2013-01-05 23:40:50 | ミステリー
堂場瞬一さんの「失踪課シリーズ」の8作目になる「牽制」を3日の夜に読み終えました。

高城は娘・綾奈の失踪事件と向き合うことを決意する。

その頃、拳銃を所持したまま若手警察官が行方をくらました。

時を同じくしてドラフト1位の高校球児が失踪した。

失踪課は二つに失踪事件を抱えて、事情徴収に奔走することに・・・

そして二つの事件が解決をみた時、綾奈は・・・

ちょっと停滞気味だったストーリがここにきて盛り上がってきました。
次回作が待ち遠しいですよ。

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RE*PAIR

2013-01-02 20:17:04 | ミステリー
吉永南央さんの「RE*PAIR]を読了。

互いに心を残したまま別れた元婚約者が、10年ぶりに帰ってきた。バラバラ殺人、消えた大金…。リペア職人・透子の周囲で、封印したはずの過去が、音を立てて動き出す。

ちょっとした歯車の狂いから壊れてしまった二つの家族、恋人同士。
元婚約者が返ってきたことで一見穏やかに見えていた人たちの心をかき乱していく。

ラブストーリーでもありミステリーでもあり。息遣いの苦しさが行間から伝わってきそうな1冊です。
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マドンナ・ヴェルデ

2013-01-01 23:37:23 | ミステリー
海堂尊さんの「マドンナ・ヴェルデ」をやっと読了。

以前読んだ「ジーン・ワルツ」を母親の側から描いた1冊です。

この2冊の原作を合わせてTVドラマを作っているので、読んでいて再読しているような錯覚に何度か囚われました。

こんな夫婦って実際に居るのかなぁという思いは常に潰えまわりました。
医療の世界の危機を訴えたいのだと思いますが、どちらかと言うと現実味のない話に思えて仕方ありませんでした。
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地層捜査

2013-01-01 23:35:43 | ミステリー
佐々木譲さんの「地層捜査」を新年早々に読了しました。

公訴時効の廃止で再捜査となった15年前の老女殺人事件。元刑事・加納はバブル期の土地トラブルの線を辿るが、謹慎明けの刑事・水戸部は、荒木町の芸妓だった老女の「過去」に目を向ける。

15年前の四谷荒木町界隈を丁寧に歩き聞き込みをして歩く水戸部の真摯な態度が
『こやつ、出来るな』と思わせられます。

荒木町を自分無しで歩き回っている水戸部と違い、活字で荒木町を歩いている私は地理や町の風情がなかなか頭に入らず・・・無念。

水戸部と加納の下す判断の差は・・・どう考えたらいいのかしら、難しいですね。

まぁ、水戸部の言葉が正論なんですが

「被疑者にどういう刑罰を下すかは、判事の仕事です。わたしのではない。背後の事情を斟酌するのは、捜査員がやっていいことじゃありません」
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