yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

芥子の花 金春屋ゴメス

2011-11-07 22:39:12 | 時代小説
西條奈加さんの「芥子の花」を読み終えました。

海外に出回った阿片の産地として槍玉に挙げられた江戸国。「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守は、異人たちの住む村に目をつけるが…。辰次郎、時代劇オタクの松吉らに、新メンバーも登場する異色時代小説第2弾。

病の父親も江戸国に暮らすようになり、思いの外精気を取戻し病状も安定してることから辰次郎は裏金春屋に戻ってきた。そして新たに十助の代わりにゴメスの世話係としてやってきたのが三芳朱緒という男装の女性だった。

辰次郎の淡~~い恋心と阿片騒動の顛末をお楽しみあれ。

人が月で暮らす時代に江戸を味わう・・・なんか一度で二度美味しい・・・ってな感じのお話です。

しかしこの阿片騒動が江戸の国を揺るがす騒動へと繋がりそうな気配なので、まだまだ続くと見ましたが、、、いかがかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金春屋ゴメス

2011-11-06 22:25:11 | 時代小説
西條奈加さんの「金春屋ゴメス」をこれも夜遅くに読み終えて・・・少々今日は寝不足でした。

『金春屋』は”こんぱるや”とルビがうってありますが、この本を手に取った時は「なんなのよ、この題名は」と不信感いっぱいでしたが・・・まぁ受け入れるしかないですね。

そのうえ『ゴメス』はもっと意味わかんない!ですが、、、、読んだらわかります。当たり前ですが。

舞台は21世紀中頃?なのかしら、北関東と東北にまたがる1万平方キロメートル足らずの領土を持ち、19世紀の江戸を模した江戸国。
日本から独立宣言をし、鎖国政策を維持している現代の江戸と言う国の話なのである。

赤痢に似た疫病が江戸の町で起こり、15年前に同じ病に罹りながらも日本に出国して完治した少年辰次郎はその原因を探るために江戸にもう一度入国させられるのだが。

本作は第17回日本ファンタジーノーベル大賞受賞作だそうです。
確かに・・・ファンタジーです。

面白く読みまして、寝不足なのですが・・・現在続編を読書中です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共鳴

2011-11-05 23:08:24 | ミステリー
堂場瞬一さんの「共鳴」を昨夜遅くに読み終えました。

家族を顧みることなく生きた元刑事の次なるミッションは、引きこもりの孫の更生-。ネット命の孫・将はあることをきっかけに心の奥底にあった疑惑を蘇らせる。共に暮らす中で祖父の生き方を知り、将は真相を探ろうと決意する。

今まで読んだ堂場さんの本とはかなり趣向が違っていて、、、、ひたすら事件に向かって走る主人公が多いけど・・・今回は引きこもりの孫とその孫を引っ張り出して普通にしたいと願う祖父との交流を、介護の問題を絡めて話が進みます。

孫・将の戸惑い、祖父の試行錯誤、家族のかたち、父親の葛藤・・・介護や安楽死の問題もあって結構重い題材なんですが、読み心地はほっとするんですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸花

2011-11-02 22:06:05 | 時代小説
宇江佐真理さんの「彼岸花」を旅行中に読了。

市井の人びとの喜びや悲しみを綴った短編集です。

切なかったりほろっとしたり・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする