yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

まとめて

2020-08-01 09:42:50 | 全般
7月は疲れと忙しさで、更新をさぼってしまいました。
が、本は読んでいたので・・・簡単に羅列になりそうですが書いておきます。

〇 重松清さん「さすらい猫 ノアの伝説」

〇 松井今朝子さん「江戸の夢びらき」
荒事の開祖にして、最後は舞台上で刺殺されたカリスマ。信仰に近い人気を得て、今なお愛される名演目と斬新な演出を生み出した不世出の天才。謎多き初代市川團十郎の生涯を、元禄の狂乱と江戸歌舞伎の胎動とともに描き切る。

私は歌舞伎にほぼ興味がないので・・・面白かったかというと?なんですが、海老蔵がどのように始まり團十郎となり、そして何故今の時代につながっているのかを考えてみるそんな小説です。

〇 佐伯泰英さん「新・酔いどれ小藤次 鼠異聞」上下巻

〇 ほしおさなえ「紙屋ふじさき記念館」
「紙こもの市」で紙の世界に魅了された百花。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が大手企業「藤崎産業」の一族でその記念館の館長と知るが、そりが合わない。だが、一成の祖母・薫子は百花が作った小物を気に入り…。

以前読んだ小説で紙のサイズが無茶苦茶沢山あるのは知ったのですが、紙の種類も和紙と洋紙の区別だけでなく、素材や漉き方、産地の違いでものすごい数の種類があると知りました。そしてその紙の使い方にもいろいろあって、この本で書かれているカードなんかの絵や写真が載ってるともっと楽しいなぁと思いましたが。次回作ではどんなものが作られるのかと興味津々です。

〇 小路幸也さん「三兄弟の僕らは」
突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった朗・昭・幸の三兄弟。彼らを助けるべく、母方の祖母が家にやってくる。兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密などを知っていき…。

小路幸也さんの書かれるものは温かいのが多いですね。この本に登場する3兄弟の出来過ぎることと言ったら・・・すごい!

〇 伊吹有喜「雲を紡ぐ」
壊れかけた家族は、もう一度、ひとつになれるのか? 羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布」ホームスパンをめぐる、親子三代の心の糸の物語。

登校拒否になっていた女子高生が、会ったことのない祖父のもとを訪ねて、羊毛の手触りに触れ糸を紡ぐことを始める。
そして次第に自分を取り戻していく再生のお話で心も豊かになります。


〇 近藤史恵「歌舞伎座の怪紳士」
家事手伝いの岩居久澄が、祖母に頼まれた観劇代行のアルバイト。久澄は徐々に芝居の世界にのめり込んでいく。けれど、一つ疑問があった。劇場でいつも会う親切な老紳士。あの人はいったい何者…?

歌舞伎に関してはまるで無知なので、勉強にもなりました。基本的な出し物を解説してもらいながらちょっとミステリアスな事件を解き明かす楽しみも加わって・・・意外にも楽しめます。

疲れて家でゴロゴロしてたので意外と読んでるなぁと・・・
出来たら簡単なコメントをと思っていますが、いつになるかなぁ。
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