yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

冬天の昴

2014-05-06 21:07:12 | 時代小説
あさのあつこさんの「冬天の昴」を読み終えました。

武士と遊女の心中は、恋の縺れか、謀か。己に抗う男と情念に生きる女、死と生の間で織りなす人模様を描く。江戸の巷の物語。「弥勒」シリーズ5作目。

このシリーズは遠野屋の主人・清之介、定町廻り同心・小暮信次郎、岡っ引きの伊佐治を中心にして進んでいるのですが、並の時代小説と違っているのは、『至極まっとうな』という処からかなり離れたところに清之介、信次郎の心ああるところでしょうか。

読みながら心がざわざわ波立つような気がするのです。

すごく癖のある読み心地で、いっそう目が離せないのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする