yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

夜鳴きめし屋

2013-09-17 23:04:08 | 時代小説
宇江佐真理さんの「夜鳴きめし屋」を読み終えました。

本所五間堀の「鳳来堂」。若主の長五郎が調えた美味い酒と肴、そして親譲りの心意気に惹かれてまたひとり、今宵も暖簾をくぐる…。傷ついた心とお腹を満たす、江戸の情けと心ばえ。

派手さはないけどしっとりと心に残るお話です。

「鳳来堂」は元々古道具屋で長五郎の父親の店だった。
そう、「ひょうたん」に書かれているお話が長五郎の両親のお話だったんですね。

控えめでおとなしい長五郎だけど人に媚びたりしない誠実さが愛しくて、幸せになってほしいなぁと思いながら読み終わりました。
コメント
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