楡周平さんの「骨の記憶」を読み終えました。
東北の没落した旧家で、末期癌の夫に尽くす妻の清枝。
ある日そこに51年前に失踪した父親の頭蓋骨が届く。送り主は集団就職で町を出た翌年、火事で死んだはずの同級生・長沢一郎だった。
高度成長期の昭和を舞台に、成功しそして喪失した男の復讐とすべての因果を書いた物語です。
一郎が成功への階段を上り始めると、いつ落ちていくのかと気になって・・・
でもこういう裏切りと喪失とは思わなかった。
最後に清枝の復讐は・・・怖い。あの苦しみを傍で見ていられるって言うのは・・・女だからなのかと。いやだなぁ。
東北の没落した旧家で、末期癌の夫に尽くす妻の清枝。
ある日そこに51年前に失踪した父親の頭蓋骨が届く。送り主は集団就職で町を出た翌年、火事で死んだはずの同級生・長沢一郎だった。
高度成長期の昭和を舞台に、成功しそして喪失した男の復讐とすべての因果を書いた物語です。
一郎が成功への階段を上り始めると、いつ落ちていくのかと気になって・・・
でもこういう裏切りと喪失とは思わなかった。
最後に清枝の復讐は・・・怖い。あの苦しみを傍で見ていられるって言うのは・・・女だからなのかと。いやだなぁ。