yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

骨の記憶

2012-07-26 22:03:10 | ミステリー
楡周平さんの「骨の記憶」を読み終えました。

東北の没落した旧家で、末期癌の夫に尽くす妻の清枝。
ある日そこに51年前に失踪した父親の頭蓋骨が届く。送り主は集団就職で町を出た翌年、火事で死んだはずの同級生・長沢一郎だった。

高度成長期の昭和を舞台に、成功しそして喪失した男の復讐とすべての因果を書いた物語です。

一郎が成功への階段を上り始めると、いつ落ちていくのかと気になって・・・

でもこういう裏切りと喪失とは思わなかった。

最後に清枝の復讐は・・・怖い。あの苦しみを傍で見ていられるって言うのは・・・女だからなのかと。いやだなぁ。
コメント
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