北原亞以子さんの「爽太シリーズ」の第2弾「消えた人達」読み終えました。
ちょっと感想は複雑で・・・
文化三年の大火事で焼け出された爽太は今では鰻屋「十三川」の入り婿で十手持ちである。
焼け出されて一緒に悪さをしていた仲間、徳松、竹次郎、は爽太の探索の手伝いをしている。
焼け出された仲間の一人でざる屋になっている弥惣吉が女房のおせんが置手紙を遺して家を出たという。
爽太たちはおせんを探して回るのだが・・・・
北原さんが描かれるお話は単に捕り物の面白さだけでなく、そこに登場する人々の心の奥底にうごめく暗く哀しい想いまで繊細に書き上げてしまう。
読んでいる私にまで、女としての性を否応無く考えさせてしまう怖さがあります。
それでも爽太が本当に心優しく・・・仲間だけでなく弥惣吉や彼を裏切ったおせんにさえ・・・救われる気がしました。
「面白かった」だけではない、なにか心に引っかかってしまう一冊です。
ちょっと感想は複雑で・・・
文化三年の大火事で焼け出された爽太は今では鰻屋「十三川」の入り婿で十手持ちである。
焼け出されて一緒に悪さをしていた仲間、徳松、竹次郎、は爽太の探索の手伝いをしている。
焼け出された仲間の一人でざる屋になっている弥惣吉が女房のおせんが置手紙を遺して家を出たという。
爽太たちはおせんを探して回るのだが・・・・
北原さんが描かれるお話は単に捕り物の面白さだけでなく、そこに登場する人々の心の奥底にうごめく暗く哀しい想いまで繊細に書き上げてしまう。
読んでいる私にまで、女としての性を否応無く考えさせてしまう怖さがあります。
それでも爽太が本当に心優しく・・・仲間だけでなく弥惣吉や彼を裏切ったおせんにさえ・・・救われる気がしました。
「面白かった」だけではない、なにか心に引っかかってしまう一冊です。