今週は、資金繰りに窮したご相談が多い週でした。
数十年前にした設備投資が重荷になって金融機関への返済が出来なくなった。
元々資金繰りが窮屈だったところへ能登半島大震災
被災した設備の修繕費用が過大でその支払いができなくなった。
その他にも事業を継続していくうえでの資金繰りに
課題難題を抱えるご相談がありました。
安心材料になるかならないかは別として
会社は借金で倒産するのではなく
儲からないから倒産するんだということを説明させて頂いています。
そして、
儲かる要素が多いなら事業は継続する
儲かる要素が皆無なら廃業する(手法は別として)。
ただ、貸し手側と根気よく相談をして
倒産(自己破産)の道を選ぶのではなく
廃業の道を選ぶ
そんな決意も必要なことをお話しさせて頂いています。
依然として多い金融に対する誤解
特に(良く分かっていない)連帯保証人の責任と
借金は命に代えてでも返すもの(という錯覚)
そして、
借金返済=こわもてのお兄さんの登場なんて
馬鹿げた知識を
いまだに引きずっているものですから
返せない=自己破産か命で償う
なんて短絡的な考えを起こしたりするのです。
金融機関からの借金があっても事業は継続できます。
金融機関からの借入が多いからと自分の生活を犠牲にする必要はありません。
ましてや、家族の人生まで借金の方に差し出す必要なんてありません。
ただ、しつこいようですが
「儲からないなら商売はしない!」
この鉄則だけはお守り頂きたいものです。
一時的に返済が困難な時期があったとしても
儲かれば必ず返せるようになります。
借入の返済を放置しておくわけにはいきませんが
儲けることを最優先にして頂けると問題解決は早まります。