標高900 田舎ぐらし

~* 八ヶ岳の麓にて *~

寒冷地でのイチジク栽培

2022年07月28日 | 農業

子供の頃、世田谷の実家の2軒先みち子ちゃんの家に無花果の木があり、実が熟すと2人で木登りしてその味を堪能した。

その味が懐かしく、お店で購入したが完熟無花果は手に入らない。

柔らかな完熟果実が、輸送に堪えないのかもしれないが、何の味もないというくらい物足りない味だ。

ならば家で育ててみようと苗を購入したが、寒冷地むきの植物では無かった。

仕方がないのでハウスで育ててみたが我が家のちゃちなハウスでは温度が足りないようで、冬になると旧枝は枯れて春に株元から新枝が出るの繰り返し。

旧枝が残らないので着果しない。

冬期、藁でぐるぐる巻きにして実をならせるという方がいらっしゃるが、私にはその手間はかけられない。

東京から、今は亡き母が遊びに来ているときから育てているので10年では効かない。

今は、いつまでも実のならない木を未練たらしく育てるのを止め、いつ抜こうかなあという心境。

前に東京の友人の農園に植えてあったのを思い出し、予約して熟したら買い占めようと連絡してみたが今は植えていないとのことでガッカリ。

最近、そんな物を無性に食べたい。

後日、その友人から「そんなに懐かしいならと、また植えましました。」と連絡があり、途端にご機嫌快復。

今からでは口に入ることも無いかもしれないが、なんだか元気が出た。

 


農事仕舞い

2021年11月03日 | 農業

黄金色のたわわに実る稲穂と、雪の八ヶ岳を写したいと思っていましたが、2週間の入院中に稲刈りはすっかり終わり、山の雪も溶けてしまいました。

今は、あちこちで稲刈りの終わった田の後始末をしています。

稲刈りの際に出た藁屑などを燃やし、来年の稲作に備える農事仕舞い。


糠焼き(籾殻焼き) 稲作最後の仕事

2020年12月01日 | 農業

師走初日のからの山々。

八ヶ岳(東側)

蓼科山(八ヶ岳の左側)

甲斐駒ヶ岳(南西側)

糠焼き

ビーナスラインを少し上った中村にて。

籾殻を焼くのですが、この辺の方は「糠焼き」と言います。

籾殻を積んだ真ん中に煙突を立てて籾殻に火を付けます。

一年の稲作最後の仕事ですが、現在は糠焼きを実施する農家は少い。

このあと、焼いた籾殻は畑の土に混ぜこみ土壌改良材となります。


サツマイモの蔓返し

2020年09月20日 | 農業

知人と会ったときに農作物の話になった。

私「初めてサツマイモを作りました」

知人「もう掘っていいんじゃないの」

私「え~」

と言うわけで帰宅後、慌てて「サツマイモの育て方」を検索。

「掘るのは茎の色が紫色に変わったら」と出ていたのですが、大事な作業ということで「蔓返しをする」とのこと。

我が家のサツマイモは、すでに薪置き場を占拠しています。

早速、蔓返し。

これで良いのかどうか判りませんが、畝の上に巻きながら乗せるとあります。

その際、「根に付いている細い芋を取り除く」とあります。

これは、養分を吸い取ってしまうが、大きくはならず食べられる大きさにはならないとのこと。

蔓返しが済みました。

冬に薪ストーブで焼き芋をするのが目的で栽培しています。

失敗したジャガイモの二の舞になりませんように。

おいしい焼き芋を食べられますように!


夏野菜 「夕顔」& 久し振りの夏空

2020年08月10日 | 農業

ゴミ出しのついでに、近くの地場産「蓼科自由農園」に寄った。

神戸、大阪、京都、横浜、大宮、他、駐車場は県外車で満杯。

ちょうど、夕顔を並べているところで、1つ400円。

この間見たときは580円でしたから「大分お安くなりましたね」と、並べている方に声をかけたら「これで終りなんです。今年は、雨で夕顔が黒くなっちゃったそうです。」とのこと。

我が家では、例年になく沢山実が付いているのですが、プロの農家は早く出荷する大きさにしますので、一番大事なときに長雨と重なったということでしょうか。

我が家のは、ようやく、漬瓜ほどの大きさ。

黒くなったのは、一つだけで済みました。

ご近所でいただいたのを食べ終わったら、今日、友人から届いた。

それを食べ終わる頃には我が家のが大きくなってくれるでしょう。

好物なので、うれしい。

梅雨が明けてもなかなか山を望めませんでしたが、今日は、素晴らしい夏空の下に山が顔を出しました。

蓼科山

八ヶ岳

裏山

足下には、信州蕎麦が芽を出しています。

新蕎麦シーズンが楽しみ。


一才ヤマブドウ購入

2020年06月14日 | 農業

自粛中の気分転換は、もっぱら園芸店巡り。

今日も、市民館まで出かけたついでに、D2に寄り一回り。

目にとまったのは、「一才ヤマブドウ」

庭には、ヤマブドウが植わっているが、10年以上経っても実がならない。

あるとき、「友達からヤマブドウの枝をもらって挿し木をしたら、翌年から実がなってジャムにしているの。おいしいわよ」という方がいた。

「え、1年で・・。ひょっとしてうちのは、雄木?」ということになった。

園芸種のブドウは1本で実がなるので、ヤマブドウも同じだと思っていたが、我が家のは、雌雄異株の雄木のようだ。

一才ヤマブドウは、1本で実がなるとある。

即、購入。

多分、前述の方が挿し木をしたのは、このヤマブドウだったのでしょう。

今年は、小さな実が一房だけですが、楽しみ。


金時菜

2020年06月02日 | 農業

地元、農協女性部が農協のスーパー「ピアみどり」に、野菜苗を出荷している。

ちょうど、並べている方がいらして「これ、天ぷらにするとタラノメみたいな味がするのよ」と、教えてくださり買ってみることにした。

金沢では「金時菜」、熊本では「水前寺菜」という名で呼ばれていますが、茅野では、なじみのない野菜です。

眺めていたら、水挿しが出来そうだなと思い、やってみました。

発根。

あまり大事にしていて、虫の餌になってもいけないので近いうちに食してみましょう。

楽しみ!


庭で発芽し始めた食物・植物

2020年02月22日 | 農業

ときどき

まず、食したのは「フキノトウ」

まだ食べられないが、発芽し始めた「レッドルバーブ」

洋種のレッド。グリーンは、発芽が少し遅れる。

昨日は、「ニンニク」に施肥。大きい玉ができると良いが・・。

園芸店に行くと、早、ジャガイモの苗が売られている。

もう植える人がいるのだろうか・・・。

「キバナセツブンソウ」が、出てきた。明日あたり、開花しそう。

来月開催の写真展の作品作りや上京で忙しくしていて、11日庭を見たら既に満開だった「フクジュソウ」

昨年より、20日ほど早い。


コンニャク作り

2020年01月03日 | 農業

明けましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いいたします。

「コンニャク作り」

一昨年、友人からコンニャクの種芋をもらい畑に植えてみた。

秋に1㎏をこえるコンニャク玉ができたのだが、さてコンニャクにするとなると、大変そうで、昨年、また、そのまま畑に埋めてしまった。

秋には立派すぎる玉ができていた。(上の画像の奥の2本は、1玉5㎏をオーバー)

コンニャクにするには1㎏前後の玉でじゅうぶんだそうだ。

そんなわけで、とりあえず、どんな感じで作るのか、毎年コンニャク作りをしているのお仲間に入れていただいて、初コンニャク作り。

まず、金タワシで皮をそぎ落とし、角切りにする。

この時、玉のへこみに残った皮は、そのままで良いとのこと。

1㎏ずつに、水を加えてミキサーにかける。今回は、4㎏作った。

1分ほどで、ペースト状になる。

この後、2㎏ずつ2つの大鍋に入れ水に溶かしておいた凝固剤を加えて、ガス火にかけ焦げ付かないようにかき混ぜる。

この作業が一人でやると、大変そう。

こね上がったら、四角い容器に入れ、外の冷気で冷やし、固まったら流しっぱなしの水道水で冷やす。

この温度を下げるのに時間を要す。

出来上がったばかりの時は、玉によって多少色が違うのだが、時間が経つと同じ色になる。

新年に、刺身こんにゃくやお雑煮に入れたりしていただいた。

なんでも、一手間かけた物は、おいしい!


種芋「シンシア」買う 月暈

2019年03月19日 | 農業

ピアみどりへ買い物のついでに、野菜の苗を見てみた、
ジャガイモの種芋が、ものすごい種類並んでいた。
その中に、以前植えて、おいしかった「シンシア」があった。
居並ぶ種芋で一番高価で、1kg 600円。
「もう、植えるのですか?」「ジャガイモは一番最初に植えるんだよ。でも、まだ、ちょっと早いね」
「この辺は、いつ頃が植え時なのですか?」「4月に入ってからだね。」
「じゃ、その頃買いに来ます」「そうだね」ということで、買わずにきた。
帰りに、自由農園に寄ったら、同じ物が380円で並んでいる。
何年か前に買ったときは、大きいのが2球で500円だった。
そんなわけで、そく購入。



写真を写していたら、直ぐにアブが飛んできた。
これは、嗅覚でなのか、視覚でなのか、生き物は凄い。



夜、大きなおおきな月暈になっていた。
設定が悪かったのか、12-100mmでは、入らなかったのでフィッシュアイで写したせいか、月の写り方がおかしい。
まあ、良いか・・・。載せちゃえ。




松本一本ネギの種とり

2018年07月13日 | 農業

友人から、松本一本ネギの葱坊主が届いた。



「パラパラとやって、



水に入れれば、良い種は沈み、だめなのは浮くので浮いたのは捨てるのよ」と教えてくれた。
なんだか、浮いた方が多い気がする。



で、これだけが沈んだ種。ずいぶん減りましたが、全部発芽すれば我が家には多すぎるくらいだと思う。



これを8月に蒔くそうです。
春に植えた苗は、現在、こんな感じ。
左、30本は、苗を購入した下仁田ネギ。右100本ほどは、いただいた苗を植えた松本一本ネギ。
ネギは、にわか農婦の私でも出来そう。



肥料が少なかったのか、タマネギはゴルフボールほどで失格でした。
昨日、ブルーベリー狩りに行った友人の畑では、春に植えたというタマネギがはち切れんばかりに大きくなっていた。
私は、作秋から世話したのに。
う~ん・・・。

標高900mで育つ、春夏野菜。

2018年06月10日 | 農業

毎日、庭の草むしりに追われている。
畑の管理もしなくてはならない。
標高900mの畑で育つというか、素人の私が植えて育てられる春夏野菜。

「フキノトウとルバーブ」
春一番に出てくるフキノトウ。
同じように、葉は捨てて茎を使うルバーブ。
今のところ、グリーンを500gずつ3回、レッドは今日500gジャムにした。
グリーンの酸味になれていると、レッドの味は、物足りない。
私は、グリーンのルバーブの方が好きなのだが、色でレッドを欲しがる人が多い。



「行者ニンニクとニラ」
行者ニンニクは、みじん切りにし醤油漬けにして保存。冷奴にかけたり、薬味として利用するとおいしいと教えてもらった。



「ピーマンとミョウガ」
今までナスも植えていたが、我が家では実が数えるほどしか付かないため止めにした。
ピーマンは、植えさえすれば、実がなる。
ミョウガは長年花が付かず、2年ほど前に日当たりのよいところに移植したら、昨年、数個の花がついた。
今まで友人にもらっていたが、今年は家で出来るかもしれない。



「ユウガオとナガカボチャ」
季節になると1度は食べたいユウガオ。
今年は、種をいただいたので早めにハウスに蒔いた。
先日、外に出したばかり。
10粒いただいたうちの5粒が発芽。
ナガカボチャは、切りやすい。やはり、種から。



「松本一本葱、下仁田葱、タマネギ」
タマネギは、葉が倒れて1週間後が収穫時期だそうだが、まだ、売っている大きさの半分にもなっていない。



「長イモとジャガイモ」
ジャガイモは、初めて植えてみた。10個買って半分にカット。切り口を半日乾燥させ、切り口に暖炉の灰をぬって植えた。
20個が100%の発芽。



「イタリアンパセリとパセリ」
サラダ用。



「ハツカダイコン、チマサンチュウ、ルッコラ、オカヒジキ」
ルッコラは、友人が好物というのでまねして植えてみた。
ハツカダイコンと共に、サラダに重宝している。
チマサンチュウは、焼き肉用。
オカヒジキは、汁物に入れたりおしたしにする。
先日、初めて「わさび菜」というのを買い、お気に入りの味だったので種を買い蒔いてみた。



「キャベツとレッドキャベツ」
キャベツは友人からの苗。中央がたまになり始めた。
レッドキャベツは、それよりだいぶ後に購入したので、まだ玉になっていない。



「ケールとカリフラワー」
これも、サラダ用。



「イチゴ」
昨年、「甘ほっぺ」という品種を購入。まだ、1株しかないが大粒で甘い。
ピンクの花が咲くのは、友人からの苗。



「ミツバとセリ」
どちらも増えすぎて、今年は、せっせと抜いている。
三つ葉は、花壇にまで種が飛び、根がしっかりしているので抜くのが大変。
どちらも、私はあまり使わない。



「スナップエンドウとツルナシインゲン」
スナップエンドウは苗を買ったのだが、3本のみ。
来シーズンはもっと本数を多く植えないと、一度に使う分の実がならない。



「ジャンボピーナツとトウモロコシ」
春先、店でトウモロコシが気になり苗を1鉢買った。
帰宅後、検索したらトウモロコシは、ある程度の本数を植えないと受粉せず、実がなってもきちんとした物がならないとあった。
場所もないし、1鉢だけ買い足したが、どうなることか・・・。



定番の「キュウリとトマト」
キュウリは水を好むので外、トマトは逆でハウスの中に植える。



「コンニャク」
苗は、長年育てている友人から。
これから秋まで、観察日記を付ける目的でもらった。
コンニャクにするには、毎年秋に掘り上げ、春に再び植え直しを3年ほど繰り返してできたコンニャク玉を使うそうだ。



お田植えの済んだの田では、稲が順調に育っている。
今年も豊作になりますように!









コンニャク玉を植える

2018年05月07日 | 農業
のち
昨日、友人ご夫妻が「コンニャク玉」を持ってきてくれた。
昨秋、「コンニャク玉あげるから、コンニャク作ってみない?」と声がかかり、「大変そうだから、作るのは遠慮するけれど、観察日記を付けるから苗を下さい」と頼んでおいた。
2年物だそうです。



早速、庭に植えたのだが、ネットで調べたら結構気むずかしいようだ。

「ぜいたく庵」さん、ホームページより。



植える前に、とりあえず、目方を量っておいた。
大きい方が120g、小さい方が70g。
葉に傷が付いただけでも腐ってしまうとありますが、大きい方の葉先が少し折れています。
穴に灰をまき無造作に植えただけですが、秋に掘り上げたときに、ちゃんとコンニャク玉は大きくなって残っているでしょうか?
いずれにせよ、楽しみ?



春を迎える農事(籾焼き)

2018年02月25日 | 農業

春の田起こしで、畑や田んぼにすき込む籾殻を焼いています。

甲斐駒ヶ岳



ドラム缶状の物に、籾殻を詰め、煙突を立てて、ほぼ一日燃やしています。

蓼科山



朝、出勤前に火を付け、帰宅後、農作業シーズン中に使った肥料の空き袋に炭になった籾殻を詰めるのが、お父さんの仕事。

天狗岳



後ろの邪魔な部分を煙に消して欲しいのですが、なかなかうまい具合に風が吹いてくれません。

八ヶ岳



もうすぐ、春!

福神漬け作り

2017年12月23日 | 農業

農協女性部一年最後の行事、「福神漬け作り」のお仲間に入れていただき、今年もおいしい福神漬けを作りました。
夏の間に沢山できた野菜の、出荷できない形状の物を塩漬けにして保存しておきます。
ナス、キュウリ、ツケウリ、ダイコン、ミョウガなど。
集会の2,3日前に、細かく切って塩抜きします。
それを混ぜた物。



当日、生で入れる野菜を皆で切ります。



シソの実を塩漬けして、塩出しした物。
上記の物をよく混ぜた上に最後に乗せます。



漬け汁を掛けて、出来上がり。



10日ほど過ぎ、そろそろ、良いでしょうか。
毎年、届くのを待っている人たちがいます。
お配りが済んだら、残りは冷凍保存です。