南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

ヨツモンヒメテントウ

2017-02-18 21:13:26 | テントウムシ

 

昨日は春一番が吹いて、気温もぐんと上昇した。

風が強いのでどうなることかと思ったが、長池公園の田んぼあたりではそれほどのこともなかった。

珍しく、仲間4人が集まり撮影会を開催。

まあ、ドラマではないが4匹のおっさんの集まりである。

かなり怪しい4人組だ。

 

写真展を見てもらった後、トンボ池まで往復したが手すりの上にも成果はほとんどなし。

昼食後ケヤキの樹皮観察をすると、結構いろいろな虫が撮れた。

ヒレルクチブトゾウムシの隣にいたのが、ヨツモンヒメテントウ。

 

 

今年の冬は樹皮下でも、虫が少ないが、ヨツモンヒメテントウにも久しぶりに出会った。

もっとも、あまりケヤキの樹皮めくりもしていないのだが。

 

この写真は、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macro で、手持ちカメラ内深度合成してみた。

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIIを入手してから1か月弱だが、諸般の事情で、まだまだ本格的に使用していない。

これから、いろいろと機能を試しながら、撮影したのを披露できたらと思っています。

 

 

それにしても、昨日は同好の士4人で楽しい時間を過ごすことができた。

Mさん、Nさん、Yさん、昨日は本当にありがとうございました。

 

 

 

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ヤドリノミゾウムシの謎

2017-02-11 11:39:14 | ゾウムシの仲間

 

今日は、南大沢では青空が広がり、気温は低いが好天気。
なのに家でPCにむかっている。
写真撮りに行けよと頭の片隅で声がするが、なんとなく出不精になったこの頃です。


冬のこの時期にケヤキの樹皮下でじっと越冬しているのをよく見かけるのが、4mmほどの大きさのヤドリノミゾウムシ。
しかし、この時期以外は見たことがない。

先日の記事に乗せたヤドリノミゾウムシの写真です。

 

 

以前は、アカアシノミゾウムシだと思っていたのだが、全身が赤くて少し大きいのはヤドリノミゾウムシだとその後知った。しかしなんでヤドリという名がつくのだと疑問だった。

 

長池公園生き物図鑑の関係者で、毎月勉強会をしているが、1月は木原先生から、「種間関係の生物学 共生・寄生・捕食の新しい姿」という本を紹介してもらった。
その中の、「第4章 虫えいをめぐる昆虫群集」を読み合わせたが、これが面白かった。
(虫えいとは虫こぶとも言われ、寄生生物によって作られた植物組織のこぶ状の突起のことである。)

その中のヤドリノミゾウムシについての記述だが、簡単に言うと次のような驚きの内容だった。

初夏、ケヤキの葉にこぶ状の虫えいができるが、これはケヤキヒトスジワタムシ (アブラムシの仲間) が作ったもので、ヤドリノミゾウムシはこの中に産卵するというのである。その幼虫は虫えいの内壁を食べ、アブラムシは死んでしまうようだ。つまり虫えいを乗っ取りその中でぬくぬくと育つ寄生者である。
なるほどヤドリノミゾウムシだ。

虫えいの中は安全で餌もある。自分で作れなければ、人の虫えいを奪うというわけか?

ゾウムシに、そんな寄生生活をするのがいるのかと思った。
ところが、ゾウムシの仲間にはほかにもいて、ミヤマシギゾウムシはコナラ、シロオビチビシギゾウムシハオノエヤナギ、タニウツギクロツヤサルゾウムシはタニウツギの虫えいに寄生するという。

こんな多様な生活があって、ゾウムシの仲間は大勢力となったのか。


毎日生活しているその隣の身近にいる生き物でも、知らない世界は無限にある。
こんな面白い世界を少しづつのぞいていくのは楽しい。


今年の夏は、ケヤキの葉の虫えいを探さなくては。
しかし、大木の多いケヤキだが、どうやって探そうか?
どこかに、歩道橋の上からケヤキの上の方が手にとってみられるところはないだろうか?


その後気にしてみると、ヤドリノミゾウムシはケヤキの虫こぶで育つという記事をいくつか目にした。

興味ある方は、ご覧ください。


樹木を介した植食者間の相互作用に関する生態学的研究 上記紹介の本の第4章の著者の報告書

東京昆虫館

甲虫三昧

 

 

 

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写真展お礼

2017-02-01 10:05:34 | お知らせ

先日お知らせした、里山写真クラブの作品展が無事終了いたしました。

グループ展なので私のは2点でしたが、遠くからも来ていただき、本当にありがとうございました。

今年は、少し引いた周りも写し込んだ写真にしようと、次の2枚を出しました。

 

どちらも、ブログで似た写真を昨年アップしたものです。

 

 

雨が止んだ(ミドリシジミ♂)

 

 

初めての遠征(カルガモ)

 

 

参考ブログ記事は以下の通りです。

ミドリシジミ

カルガモ

 

現在、長池公園自然館でも写真展を開催しています。

そこにも数点出展しておりますので、是非お立ち寄りください。

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写真展のご案内

2017-01-24 20:01:06 | お知らせ

写真展のご案内です。

南大沢の自然」のトップページに乗せましたが、13年連続で開催されている18名によるグループ展で、私は昆虫1点と野鳥1点の写真を出展します。

自分以外のは、野鳥、昆虫、植物、風景などがあります。

明日から始まるので、本日は展示してきました。

今年も、なかなかの力作が集まりました。

私の当番日は、1月30日(月)です。

横浜市のJR東神奈川駅前なので、お近くの方はぜひお寄りください。

 

 

里山写真クラブ作品展(第13回)

場所 かなっくホール(添付地図)、ギャラリーA

期日 1月25日(水)~1月30日(月) 10:00~18:00(最終日は~17:00)

 

 

 

 

 

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ゲンジボタル (片所谷戸)

2017-01-18 11:14:38 | ホタル

真冬にゲンジボタルの話とは? と思ったのですが、地元の情報提供です。

南大沢の隣の駅、多摩境駅から少し歩いただけでゲンジボタルの見られる谷戸がある。
我が家からも歩いて20分程だろうか。

片所(かたそ)谷戸というところで、10年以上前に知って南大沢季節便りにも何回か載せている。→ゲンジボタル

その後、ここ周辺でホシザクラ(最近はタマノホシザクラと言うらしい)という希少種の桜もたくさん見つかったところである。

地元の人が保全活動をして、毎年ホタルのシーズンには観察会なども開いている。

観察会には、通常立ち入ることもない若い人や、小さな子供を連れた家族なども大勢訪れてにぎわい、こんな機会から虫に触れ合う子供も出てくると思うのだが。

三方が住宅地、緑地、墓地に囲まれ上流は多摩境通りが通って、奇跡的に残ったホタルの谷戸である。

10年ほど前に、谷戸周辺の開発計画が出て、交渉の結果、谷戸については開発はなくなったと聞いていた。

(この時はホシザクラを守ろうというのが前面に出ていたが。)

 

さてしばらくぶりに先日何気なく行ってみたら、隣の緑地は伐採が進み見通しが良くなっていた。

まあ、宅地造成が始まったとは聞いていたので「そうかついに始まったのか。」と、思いながら谷戸の上流から入って下流へ進むと「エッ、何これ」。

 

 

この写真の右のカーブしている道の左側は谷戸なので、ここは残ると思っていたのだが。 

谷戸の下流地域1/4くらいが造成中。

下の写真は、反対側から見たところです。

 

 

これで、今年のホタルの発生はどうなるのだろう。

経緯については、こちらの地元の守る会のホタル通信151号をご覧ください。

ビックリしたので、整地中の写真だけで、残された谷戸の写真を撮り忘れました。

 

地主の方の都合もあるとは思いますが、これだけ人口も減って空き家が多い時代に次々と宅地造成しなくてよい施策はないのだろうか。

まあ、多摩ニュータウンという大規模造成地に住んでいるので、複雑な思いである。

 

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