標高900 田舎ぐらし

~* 八ヶ岳の麓にて *~

民間薬 馬ぶどう

2008年09月30日 | 新聞から

先日の、朝日新聞長野版に「薬草再び」という記事が載っていた。
江戸時代から薬草王国を誇った長野県が遊休農地解消の切り札に薬草栽培を復活させる計画があるという。
2001年までは薬用植物を栽培する農家の戸数は全国一位だったがその後、安価な中国産が流通し始め衰退した。
一方、過疎化と高齢化で遊休農地は増え続けている。そこで持ち上がったのが「もう一度、薬草を植えよう。」というアイディア。薬草には、ドクダミなど雑草に近い物が多く高齢者でも簡単に栽培できる物が多い。香りが強いので鹿やイノシシなどの食害獣が近寄らず、山間部の狭い傾斜地でも育つという利点も注目された。
県は、今秋から菅平薬草栽培試験地で実験栽培(ウイキョウ、ドクダミ、オオバコ、カノコソウ、センキョウ、トウキ)や農家向けの研修会を行い、来秋には農家による生産に結び付けたいようです。

そんな記事を読んだ日、私は「馬ぶどう(野ぶどう)」の採集に出かけました。
川端の山道に、こんなに茂っています。



秋に青紫色の実がなるこの馬ぶどう。こちらに来て知った植物ですが、関東、関西周辺の山地でも採集できるようです。



こんな本も出版されています。実、刻んだ茎や葉を焼酎につけて1~2年保存した物を民間薬として使用。本によると色々な事に効くようですが、この辺では、虫や蜂に刺された時に塗ります。庭仕事中に虫に刺される事がよくありますが、塗るとすぐに痛みやかゆみがおさまります。毎日、杯1杯呑むという人もいます。



出来ました。3,6ℓ。2年ほど寝かせて置くと、透明な焼酎が茶色に変色してきます。


蜂の当たり年

2008年09月25日 | Weblog

裏の家に出来たコガタスズメバチの巣が撤去され



前の家の軒先に出来た巣も



ドウダンツツジの中に出来た大きな大きな巣も取り除かれました。これはすごいです。枝を噛み砕いて巣を大きくする隙間を作りながら、肥大化していきました。



ライトバンの横で、男性が立ち話。何かと思ったら、獲ったばかりの大きな黄色スズメバチの巣がビニール袋に入っています。



コガタスズメバチより大型のキイロスズメバチ。幼虫も大きい!!これからのシーズン、スズメ蜂は獰猛になり、養蜂業者のミツバチや

 

個人の庭先で育てている地蜂(クロスズメバチ)を襲ったりするそうです。



信州人は、その幼虫を生きたまま、巣から取り出し熱湯に入れ、佃煮にします。
裏の家は、関西人「そんな物、気持ち悪い。持って行って!!」と、獲ってくれた方にさしあげたそうですが、前の家は、信州人。獲ってくれた方と、1つずつ分け、佃煮に。そして届いたのがこれ。
レストランには、蜂の子ピラフという秋限定、好評メニューもあります。


収穫の秋

2008年09月23日 | 農業

はぜ掛けが始まりました。収穫の秋の幕開けです。
刈り取った稲をこのように、はぜに掛けて乾燥させるのと、機械で乾燥させたのでは、お米の味が違うそうです。



近くの道端では、収穫できない木の実、草の実が色付いています。

クサギ 夏に白い花が咲き、秋にこんな実が成ります。枝や葉を折るといやな臭いがするのでこの名が付いたそうですが好奇心旺盛な私も、さすがに臭いをかいでみる気はしません。



クサギの下では、同じような色合いの洋種ヤマゴボウが咲いています。 北アメリカ原産の有毒植物。


入笠山 山頂からの山々

2008年09月18日 | Weblog

今夏は、各地でゲリラ豪雨に見舞われましたが、この辺は、その割りに雨が少なかった。今日は、こちらも台風13号の余波で雨。
先日、秋晴れの日の入笠山 山頂からの山々。



富士山



日本アルプス

北 右端に誰でも知っている(?)槍ヶ岳が見えます。



中央 木曾御岳、木曾駒ケ岳などが含まれます。
独身時代、東京から木曾に遊びに行ったときは、蒸気機関車で、トンネルに入る時は、慌てて窓を閉めたものです。
高ヶ坂保育園の明里ちゃん「ヤッホーて言ったら返ってくるかなぁ。」と試してみましたがちょっと周りの山々、遠すぎたようです。



南 毎日仰ぎ見ている甲斐駒ヶ岳が、まじかに見えます。



八ケ岳。いつも見ている角度とは、70度ほど違うでしょうか?
どれが、何岳か、とっさに解りません。


入笠山  9月の蝶

2008年09月14日 | Weblog

頂上から、八ケ岳、富士山、秩父連峰、南アルプス、中央アルプス、北アルプスと360度、山を見渡せる入笠山に登ってきました。



そこで見た、9月の蝶たち。



昨夏、この入笠山で八ケ岳博物館主催の「アサギマダラ観察会」に参加しました。食草ヨツバヒヨドリが両側に咲くその道を歩きながら、その時のことを思い出していたら、花は、もう枯れているのに優雅に舞うアサギマダラに出会えました。


ビーズ講習会

2008年09月11日 | Weblog

9月、3回の予定で、中大塩コミニュティーセンターで開かれたビーズ講習会に参加しました。
1回目は、グリーンのビーズでネックレス。4色の見本がありましたが、グリーンのアクセサリーを持っていないのでこの色に決定。
2回目は、スワロフスキーのビーズを使った指輪。若い頃、祖母に、「yakkoちゃんの手は、きれいね!!でも、女の人は手がきれいというのは自慢にならないのよ。(働き者ではないという意味なのだと思います。)」と言われました。アクセサリーのなかでも指輪が好きでしたが、今は年と、庭仕事で、白魚のような手も、すっかり汚くなリ指輪もしなくなりました。そんな私の手にも似合う(?)デザインでしたのでトライ。
来週、最終回には、ネックレスと同じデザインのブレスレットを作る予定。久しぶりに、きれいな物に接し、楽しい講習会でした。
今日、ふくちんに教えていただいたphoto scapeを早速、使って画像をアップ。



NDフイルター

2008年09月10日 | デジカメ

では、休耕田に蒔いた蕎麦の花が満開になり、頭を垂れ始めた稲穂と縞模様になっています。



満開の蕎麦の花と、八ケ岳からの日の出を撮ろうと早朝から、カメラマンが大勢訪れています。
大きな車に、機材を乗せて車の上に、カメラをセットして日の出を待つ人もいます。
私も、5時30分に家を出て、列の中に混ざってみましたが、何か変。



よく見ると、カメラが下を向き皆、手に上半分が黒いガラスのようなものを持って構えています。八ケ岳は、正面なのに?一眼レフに付き物のレンズフードも付いていません。
初対面の方達なのに、早速、質問。カメラが下を向いているのは、広角レンズだから。「見てご覧。ちゃんと山も入っているから。」とファインダーを覗かせてくださいました。蕎麦畑に向いている、この角度でちゃんと、正面の八ケ岳も入っています。カメラは、全員、中盤カメラ。



レンズの前に当てているのは、NDフイルターといい、強い光量を加減したい時に使用するもの。雪山などでも使うそうです。今回の撮影では、蕎麦畑と背景との境目に黒い部分と透明な部分の境目を合わせ、使用しているのが解らないように使うそうです。
下の写真は、私が露出マイナスで写したもの。
朝陽、夕陽はホワイトバランス曇り、露出はマイナスで写すと本で読みました。それでも、太陽は写りません。



あまりマイナスにすると、白い蕎麦の花まで黒くなってきます。お隣から「だめだよ。蕎麦の花を白く写すのには、露出をプラスにしないと。白い物を白く写すのはむすかしいんだよ。」と声がかかります。



露出をプラスにすると、蕎麦は白く写りますが、山が写りません。う~ん。一眼レフで四苦八苦。



下の写真は、NDフイルターをお借りして写したもの。露出は、マイナスのままですが。



左側、フイルターが当たっていないところは、山が写っていません。なるほど!!
買い物ついでに、カメラ店に寄って、NDフイルターについて聞いてみました。
価格は約5,000円~10,000円。黒い部分の濃さが違う物が望遠レンズ用(ハード)と、広角レンズ用(ソフト)とそれぞれ、3種類あります。
どれが良いのか解らないし、う~ん。もう少し、苦労してから、買うことに。。。


クジャクチョウ

2008年09月08日 | デジカメ
 時々 
陽が射してきたので、蕎麦畑でも写してこようかと、散歩に出ました。
今夏は、忙しくしていて蝶を写す機会がありませんでしたが、途中、クジャクチョウに出会えました。



7~8mほど離れていましたが、蕎麦畑から、八ケ岳を写すつもりで望遠レンズをつけていたのが、幸い!!



離れているので、蝶が逃げることもなく、自由に飛び回っていて、ゆっくり写せました。



思いがけず、きれいな蝶にあえて、ラッキー!!


深山オオヤマレンゲの種まき

2008年09月05日 | 植物

昨年、6月にreityaさんの庭で始めて見た「深山オオヤマレンゲ」
その花姿に、うっとり。



その後、花屋さんで見つけ、迷わず購入。でも今年花が咲いたら、我が家の花は、オシベが黄色ではなく紅色の「オオヤマレンゲ」でした。



7月2日、花後。



今日、reityaさんから、「赤くなってきたよ。」と声がかかり種を蒔いてみる事にしました。

 

赤い皮を剥がしてみると中には、朝顔の種のような黒いかたい種が入っています。
鉢を用意する間、しばらく水につけておいたら、ヌメリがでます。



6月の花のシーズンに、地元紙にこの深山オオヤマレンゲを種から育て,地元の小学校などに寄贈している方がいらっしゃるとでていました。昔、まだ山から採ってくることが規制されていない頃、庭に移した方の家にしか残っていないそうで、増やしてあちこちに分けているそうです。私も2房分の種をいただき、早速真似して蒔きましたが、花が咲くようになるには、7~8年かかるとのこと。
上手に育てられるとよいのですが。。。
種から、育てるなら木の下にヒコバエが出ているかもと2人で探しましたが、出ていませんでした。鳥にでも食べられてしまうのでしょうか?

高原は秋

2008年09月03日 | Weblog

少し前まで、咲き競っていた日光キスゲも終わり



アザミも綿毛となり



秋の花、マツムシソウが咲き始めました。



アキノキリンソウ



リンドウは、まだ蕾



標高2,000メートル、美ヶ原高原では、秋が始まっています。



標高900から、2000mまで,あの、くねくね道を登ってきました。



いつも見ている蓼科山の真裏から眺めています。こんな山の上に不釣合いな、沢山の鉄塔が立っています。