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昨日、母のケァ・ホームへ行って来ました。
お気に入りのお花が咲いたので、それを写して絵葉書を作って欲しいとの葉書が来たのです。
私も初めて見るお花でした。
「女王の涙」というそうです。
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まだ、咲き出したばかりだったようで、一輪開いたのが、3本でていました。
もう少し後のほうが良かったのでしょうが、とりあえず写してきました。
麦の穂のようなのが、全部開いた写真がネットに載っていましたが、その頃ですと華やかになるようです。
母、「女王様の涙っていうのですって。いつ、女王様の涙が落ちるのかしら?どうやって、落ちるのかしら?」
何度も言います。
娘は、なんと答えたら良いのでしょう。。。
「麦の穂のようなのが、下を向いているのを涙に例えたのでしょうね」
もっと、気の利いた答えはないのでしょうか?
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「庭のお花を見に行きましょう」と外に散歩にでました。
最近、歩行器を使い始め、足元に段差があると、その扱いがおぼつきません。
このところ、どういうわけか、首が右に斜めに傾き始めました。
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「首が斜めよ。まっすぐにして」と、注意して、本人が意識しても、ようやくこの程度です。
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いつも、「もう、年齢だからいやよ」と、写真を写すのを嫌がるのですが、この日は素直に写されていました。
職員用の駐車場に停めてあったオートバイを前に、「93才と、オートバイでコラボしましょう」と写しましたが、やはり、不釣り合いでしょうか?
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15日に、兄が契約に来て、現在の自立者対象の4階から、要介護者用の2階にお引越しになります。
最近は、行くたびに母の体力の衰えを感じていました。
で、施設長から、そういうお話があったようです。
今までは、自宅介護と同じ扱いで、歩行器は、月いくらかでお借りできたのですが、要介護者対象の階になると自分で買わないといけないそうです。
なんか変ですね。
歩けないことが前提なのでしょうか?それとも自力で歩ける方が対象?
今まで、ケア・ホームにお払いしていた金額は、1ヶ月25万円。
介護階に移ると30万円になるそうです。
母は、そうした費用を子供の負担になりたくないと将来を見据えて自分で蓄えてありましたが、私はそんな蓄財はありません。
今は、どのホームも新築なので高いのでしょうか?
私達が入る頃には施設も中古になりますので、いくらかお安くなってくれないと、私のへそくりでは介護施設に入れません。
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帰りの車で、そんな話を主人にして「それにしても寿和寮は矛盾している」と、私。
寿和寮というのは茅野市にある近隣の母のような施設に自費で入れない方用の施設です。
新築、床暖付きの個室、やさしいヘルパーの至れり尽くせりの介護付き施設です。
私は、いずれ、母に介護が必要になった時に何もできなくてはと思い、何年か前にホームヘルパー2級という資格をとりました。
お金で取るような資格で、10万円ほどかかったように記憶しています。
そのため資格取得後、ヘルパーのお話があったので、資格取得にかかった経費を回収する期間だけやってみましょうと3ヶ月間、この寿和寮に派遣されて行ったのです。
介護従事者の待遇が悪いと言われますが、時間給は850円。
寝たきりの方、認知症の方もいらっしゃいましたので、下のお世話もしての金額です。
で、びっくり。
時間給や仕事内容に、驚いたのではありません。
こういう施設があるということを今まで知らずにいたからです。
ヘルパーをしなければ、おそらく一生知らずにいたことでしょう。
お金がないからということで、床暖付きの暖かいお部屋で、無料または、それに近い費用で介護を受けられ、亡くなられてもご家族がいるのに、引き取らないからと、行政の方で最後の最後まで、面倒をみてくれます。
30万円が必要な母のケア・ホームと、同等の介護付きです。
「揺りかごから、墓場まで」といえば聞こえが良いですが、そういうことはあくまでも、スウェーデンのように国民全員が対象でのことだと思います。
親を、ほぼ無料で看てもらった上に、その亡骸さえも引き取らない。
その子供の言い分をそのまま受け入れ、行政がそこまでする必要が。。。
行政がと言うことは、もちろん私達が払った税金でするということ。
折にふれて私がその話をするので主人は、「一度、資産を0にしてみたら。そうすれば、お金がない人の気持ちがわかると思うよ」と笑います。
「自分が、その立場でないことを感謝すれば良いのだよ」と言います。
私は、そんなに人間できていません。
介護が必要になりそうになったら、家もマンションも売って、ぜ~んぶ、使いきって、無い、ないと言います。
できるかなぁ。。。
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日が長くなりました。
帰りは、田水に夕日が映り、綺麗でした。
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