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この何年か、行こう行こうと言いながら実現しなかった「スノーモンキー」に、逢いに行ってきました。
地獄谷野猿公苑で、露天風呂に入るニホンザルを外人観光客が「スノーモンキー」と呼び、人気があるそうです。
この日も、八方などあちこちのスキー場から、マイクロバスで見に来た外人観光客でにぎわっていました。
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野猿公苑の駐車場に車を置いて、雪道を徒歩30分です。
上りは、上の写真に写っている部分のみで、平らな歩きやすい道です。
雪景色の中、今夜の宿「後楽館」と、野猿公苑お猿さん用露天風呂源泉の間欠泉が見えると、もうすぐです。
この間欠泉は、1927年国の天然記念物に指定されています。
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除雪車が、かきあげた雪が、沿道の木々に張り付いています。
そこに、1つ1つ、ユニークな顔が描いてあります。
外人観光客のいたずらのようです。
私もストックの先で真似してみましたが、意外と難しいです。
上の写真のように道と、ちょっと距離があり、ようやくストックが届く距離なので、ある程度、握力がないと描けません。
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途中に、一ヶ所、あずま屋があり、野生動物の足跡の図が貼られていました。
今まで、雪に残る足跡が判らずにいましたが、それぞれこんな形をしているのですね。
私たちが、実際に山で見る時は、これほどはっきりは、判りませんので、キツネとタヌキの区別は難しそう。
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間欠泉の左下が、今晩、泊まる地獄谷温泉の一軒宿「後楽館」です。
右上が、地獄谷野猿公苑。
この日は、一番高い部屋は、満室ということで、その次のレベルのお部屋でした。
清算の時に、どう違うのか伺いましたら、下から暖房があがって行くので、下の方の部屋の方が暖かいとのことでした。部屋に管が通っていて、その中を温泉が流れている暖房です。ファンで暖かい空気を部屋の中に回しているようで、音がうるさく眠れるかしらと心配しましたが、温泉の効果かぐっすり眠れました。
私たちのお部屋は、後ろ側の白い建物のちょうど見えている角部屋です。
こんな斜面に立っていますので、お風呂に行くのも、食堂に行くのも階段、階段です。
食堂は、手前真ん中の大きな建物、お風呂は、その右下細長い階段を降りた右下の建物です。
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建物周辺には、見事なツララが、下がっています。
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おやつは、きな粉をまぶしていただく粽です。下は、朝食。
お夕飯は、お鍋と根曲がり竹などの山菜料理でしたが、カメラのバッテリーを充電中のため写真はありません。
お部屋のキーホルダーも、いかにも山の宿。
食堂に行ったら、宿泊客は、外人さんばかり。
アメリカ、スイスなどからです。皆さま上手にお箸を使っていましたので、日本に滞在している外人さんでしょうか。2泊している方もいるそうです。
朝食は、パンとフォークにしている外人さんもいましたのでセレクト出来るようです。
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内風呂(男女とも同じ形)と婦人用露天風呂。
塩含有石膏性苦泉のとても良い泉質で、24時間入浴可。
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婦人用露天ぶろは小さいですが、混浴露天風呂は大きいです。
夜、誰もいないのを確認して一人で入ってみましたが、川向うの雪の棚が、露天ぶろの明かりでぼんやりと浮かび上がり、夜空には、満天の星 。幻想的でした。
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朝は、露天ぶろの周りに、お猿さんが来ていましたが、お風呂への通路に、ウ○○が。。。
素足で踏まないように気を付けて湯船に行かなくてはなりません。
野猿公園が、オープンするのが9時ですので、その頃になると、川向うを歩く人が出てきますので、そちらから丸見えになります。
毎日のように、の温泉「塩壺の湯」に入っている私たちでさえ、また、入りたいと思う温泉です。
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お風呂に入るまでは、「ここなら日帰りで来れるわね」と話していたのですが、お風呂に入った後は、「こんなに良いお風呂なら、やはり、一泊したほうがよい」ということになりました。
主人が、混浴露天風呂に入っている時、アメリカ人の母子も、入ってきたそうで、海外で水着着用で温泉に入る方たちが、裸で入る混浴風呂に入るなんて、意外です。「あの親子は、そうとう温泉好きなんだなぁ」と主人も感心しています。
トイレつきのお部屋ではありませんでしたが、この建物からは、連想できない最新式のウォシュレットのトイレだったのには、驚きました。1階だけのようですが、我が家と同じ、トイレのドアの開閉と共に、便座のふたが開閉するタイプです。2階は、普通の水洗トイレ。これも、部屋の価格差の一因なのでしょうね。
宿のご主人のお話では、「日本人は、30分歩くと言うと、敬遠するけれど外人さんは、なんともないみたいだよ。うちの事をよく知っているお客さんばかりなんだ」とのことでした。
翌朝、玄関には、機内持ち込み用の小さなスーツケースがいくつか並んでいました。
雪道を持って行くの大変だなぁと思って見ていましたが、アメリカ人の母子の小学生くらいの男の子も雪道を自分で転がして運んでいました。途中、休憩していて、追い抜いてはきましたが、えらいですね。
日本の親子では、親が持つのが、当たり前のようですが、こうして自立心が養われるのですね。