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昨日、茅野市美術館において、「木之下 晃ワークショップ2」が開催されました。
「樹齢賛歌 Ⅱ 公募写真展」応募写真の木之下 晃さんによる論評会です。
昨年に続き、2回目のコンテストだそうです。
1人3点までで、被写体が80歳以上のお年寄りという公募展で、賞を与えるコンテストではなく高齢者の素晴らしい表情を記録するのが目的。
応募者全員の写真が美術館に展示されるので、お気軽にご参加くださいということで私もちょうど80歳以上の3人の写真があり、ご自分の写真が美術館に展示されるというのは、お年寄りにとって良い記念になるのではと思い3点とも応募。
1人は98歳のおばあ様。お二人は80代のおじい様。プリントしてお届けしたら皆様とても喜んでくださり、俺の死んだ時の写真はこれにしてもらうなんていうおじい様も。。。
写真は全て、昨年、地元企業エプソンより寄贈されたプリンターで白黒に変えての展示になり、8月22日から9月3日の展示期間を過ぎたら応募者にくださるそうで、戻ってきたら被写体のお年寄りに届けてあげたいと思います。
参加費2,000円。1点増すごとに500円追加というシステムですが、応募者には全員の写真が掲載されたアルバムが1冊配布になります。
来年は、皆様もいかがですか?
運営スタッフは、NPOの方達です。
応募順に名前を呼ばれ、壇上に上がり木之下 晃さんとお話。写真の批評をいただきます。
わ~ぁ、素晴らしいと思う写真や単なるポートレイトというものなど色々混ざっています。
プロもいれば、私のように気軽に応募した者もいますので当然の事です。
木之下さんのお話では写真に順位をつけたコンテストをやるのは日本ぐらいで外国では滅多に無いそうです。
プロの方の応募写真の批評では写真としてはまとまっているが、被写体の表情が伝わってこないというのもありました。コンテストを意識しすぎて落とし穴にはまる事があるともおっしゃっていました。
写真によっては木之下さんにトリミングを指示されるのもありますが、「これでどうでしょうか?」という問いに、顔が大きくアップになり、「ばあちゃんが見てなんていうかなぁ?」と迷う人も。「それではこのままでいきましょう。」ということになりましたが、確かにお年寄りの中には写真の出来と言うより何で自分の写真だけこんなにアップになっているのかと思う人も出てくるかも。
私の写真は、そのままでということでした。
最後に同席した写真雑誌社の方の感想が述べられました。「うちでも、賞金を出さないコンテストというのをやってみると、賞金を意識しない、作者が撮りたい写真というのがでてくるかもしれませんね。でも、むずかしいかなぁ?」とも。。。
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私、このおばあさまの後姿、好きなんです。
でも、今回は割愛。
の高齢者を交代で写してさしあげ、毎年応募もいいかななんて考えています。
高齢者の方が、写真をこんなに喜んでくださるとは思ってもいませんでした。
出来て間もない立派な美術館に展示されたご自分の写真を見たら、どんなに驚くことでしょう。