昨年に続き応募した茅野市 寿齢讃歌Ⅲの 木之下 晃さんによる講評会ワークショップが開催されました。
会場は茅野市市民館。廊下のモニターに中の様子が映し出されます。
左側のスクリーンに原画が映り中央のスクリーンに白黒にプリントし直された作品が映され、それを見て批評が行われます。応募作品はカラーですが全て白黒プリントになります。
それぞれ、応募した方が壇上に上がり木之下さんに作品の批評をいただきます。トリミングが必要な作品は、L字状の物で木下さんが指示なさり,スタッフがマーカーで角に印を入れます。トリミングした後、お年寄りがグッと浮かび上がります。
右側の方が世界の音楽家が写してもらいたがるという音楽家の写真で有名な 木之下 晃 さんです。
大学時代の恩師の写真で応募した方に、被写体は資料を持たれた手に訴えるものがあるので手だけを写しても年齢、その方の積み重ねてきたものなどを伝えられるのだからとモニターを通して説明しているところ。
私が応募したのはのお年寄り2人と母の写真。
去年と同じ質問「あなたは写真を長くやっていますね。」「いいえ。」で始まり、写真について色々感じ取ったことを話してくださいました。
90歳になる母は、写真に写りたがらず最近は私が知られないようにシャッターを押す写真ばかりで当然正面からの写真がありません。たまたま応募は3枚までというのがあり、のお年寄りのよく撮れた写真が2枚あったので母のも横向きではありましたがついでに応募する事にしました。
これはスナップ写真だけれどもと見抜き、何故私がその写真を選んだかということをきちんと読み取り写真に残した物とかトリミングの仕方とかの良い点を解説してくださいます。
こちらが何もしゃべらなくとも自分が訴えたかった事を全て読み取ってくださり、ただただすごいなぁと思いかえってきました。
写真展は8月28日から9月8日まで茅野市市民館にて開催されます。
寿齢讃歌Ⅲのことが「日本カメラ 9月号」に掲載予定。