銀行強盗や大型金庫を狙うつわもの達を描く映画は多い。私はフアンだ。オーシャン11などはその典型である。だが、実際の強盗となるとそんな簡単ではない。しかし、それが起こったのである。復活祭の先月31日、LA北部のサンフェルナンド・バレー地域にあるセキュリティ会社「ガーダ・ワールド」の現金保管施設から3000万ドル(約45億円)が無くなった。LA警察局の関係者は、「この施設が窃盗に遭い、犯行を行った人々が建物の屋根(屋上)を破って侵入し、内部の金庫から金を盗んだものと推定される」と明らかにした。 犯行は極めて、緻密に行われて、施設の侵入通知警報が全く鳴らず、侵入の跡もほとんど残っていなかった。この会社の職員たちが翌日の月曜日の朝に出勤して金庫を開けるまで誰もお金が消えたことに気づかなかったという。だから、逆に言えば、この会社の誰かが内部的に行った犯行かもしれない。屋根の一部を壊し、さも外部犯行のように見せかけたということも考えられる。迷探偵はこんな事件にワクワクし、事件の解明に浸るのである。(くちなし亭、2024.04.05)
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