Blogout

音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

⇒ Tweets of 2010.04.30

2010年04月30日 23時59分59秒 | ★ from Twitter
08:29 from TweetDeck
さすがにみんな「通し」で休んでるのか、電車はけっこう空いてたな。風もやんだし、いい天気で、絶好の行楽日和かと思ったら、午後から雨って予報が…、いやその午後から、出張なんですがorz。
12:48 from TweetDeck
♪:シューベルト 弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」/アマデウスSQ まだまだ馴染みがない状態だが、有名な第2楽章の悲痛な美しさに彩られた変奏曲ということで、かなり印象に残る。また、録音がモノラルのせいか、古い文庫本でヘッセでも読んでいるような気にも… #imakiiteiru
17:04 from HootSuite
成田国際空港なう。仕事で来ると、こういう場所特有の、華やいだり浮き浮きするような感覚がまるでない…当たりまえかw。
18:45 from Twitpic
成田国際空港2タミなう。喉がからからだ。 #TwitPict


21:13 from TweetDeck
花粉症最悪だぁ。鼻水は止まらん、喉はがらがら、目はしょぼしょぼ、頭はぼやーで微熱気味と揃いに揃ってしまった。今年は大丈夫だと思ったんだがなぁ…。とにかく、今日一日、疲れたわ。
21:24 from TweetDeck
私の場合、毎年、一回は高熱出して重症の風邪みたいなピーク症状迎えるんですよ。今年はそれがなくていいなと思ってたんですが、来そうな悪寒w。 RT @nixzero: 僕も30年以上前からですよ。ちょっと外に長くいると来ますよねえ。
21:59 from TweetDeck
どうもありがとうございます。連休がだいなしにならぬよう、しばらく外出を控えておとなしていますw。RT @raphael_bruford: お大事になさって下さい RT @nixzero: なんとか乗り切りましょう、しかないです。
by blogout_tw on Twitter
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ブラームス 後期ピアノ作品集/W.クリーン

2010年04月30日 23時26分22秒 | ブラームス
 ワルター・クリーンのブラームスは30年くらい前だったろうか、当時、ワーナーパイオニアから大量に復刻されたものを良く聴いたものだ。あまりよく覚えていないのだが、これらのアルバムはジャケ裏に演奏技法のようなものかなり詳細に解説したライナー・ノーツがついていて、かなりマニアックな体裁だったのが心をくすぐられたものだったし、1500円くらいの廉価盤というのも大きな魅力だった。まぁ、あの時期にブラームスのピアノ曲が体系的、かつ気軽に聴けるアルバムなど他になかったという事情もあるにはあるのだが…。このアルバムはそんなVOX時代のブラームスをCD5枚に集めたものである(ちなみに全集ではない、LP時代には収録されていたので、ここに入ってない曲もけっこうある)。

 ワルター・クリーンは50年代中盤あたりから、グルダ、バドゥラ=スコダ、ブレンデル、デムスらと並んで、ウィーンの有望株だったはずで(「ウィーン三羽鳥」はグルダ、バドゥラ=スコダ、そしてクリーンだったような)、ご多分にもれず、彼も理知的なスタイルをベースにリリカルなタッチと身上としていたようだ。なので、モーツァルトあたりならその特性も発揮されるだろうが、重厚なブラームスでは音が軽すぎて、ちとそぐわない気が-当時はブラームスなどほんの聴きかじりだつた私してから-したものだった。なにしろ、他にアルバムと聴き比べることが、そう簡単ではなかった時代なので、聴いているうちに無理矢理自分の方が演奏慣れてしまったみたいなところがないでもなかった。今ではいい思い出である。

 さて、クリーンの演奏だが、全体に柔らかく丸みを帯びて、ちょっとくすんだような響きがとてもウィーン風だと思う。老境のブラームスに去来したでろあろう複雑な感情といった文学性、あるいはデモーニッシュな振幅といったものを排したアポロ的な演奏というべきかもしれない。もっといえば、その軽味を帯びた音色やベタベタせずにスムースに進行していくところなど、サロン風な美しさと心地よさすらあるといってもいいくらいだ。なので、「3つの間奏曲」などもあまり深刻にならず、むしろ時折見せるほのかな幸福感のようなものをクローズアップした演奏という感じがする(もちろん、単に明るいだけという訳で、細かいニュアンスにも富んでいるので、この曲の機微のようなものが不足している訳ではない)。また「6つの小品」もほのかに明るく、また伸びやかな曲が多い作品集ゆえ、4曲の中では一番クリーンに向いている演奏かもしれない。

 また、「7つの幻想曲」の1,3,7曲のカリプッチョなどに代表される、それなりに重厚でシリアスなパートでも、スタイリッシュかつシャープに弾いている感じで、胃もたれしない演奏という感じだし、様々な音楽要素が錯綜するせいで、一番「とりとめがない」感じがする「4つ小品」でも、クリーンは各曲の個性を際だたせるというよりは、4曲をなだらかに均質化しているというか、曲毎の差異を上手に埋めていった演奏という感じもしたりする。
 あと、既にマスターが劣化してしまっているのか、、「4つ小品」などでは強音でざらつくノイズがやけ多いのが残念だ。こういう繊細な演奏では否応なく目立ってしまうので、ある意味致命的なところもある。
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