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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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シューマン室内楽全集/various

2005年07月28日 22時53分53秒 | クラシック(一般)
 最近はクラシックの新譜がごっそりと減ったのは残念だが、旧録のボックス・セットが破格の値段で出るのはうれしい。メジャー・レーベルの売れっ子の演奏ですら、ディスク1枚あたり単価は何百円なんてのがごろごろあるのだから、思わず触手も動こうというものだ。しかも、ここ数週間、職場の近くにある某ショップではこういうバジェット・ボックスのセールをやっているものだから、とんで火に入るなんとやらである。立ち寄る度にひとつふたつとほとんど聴くあてもないのに、買ってしまうのだ。思うにボックス・セットを買うというのは、単なる物欲はもちろんだが、安心感や満足感を買うというのもあると思う。「あぁ、これでベートベンのピアノ・ソナタの全てをいつでも聴ける」といったか安心感と満足感があるのである。

 本日、購入してきたのはシューマンの室内楽全集である。恥ずかしながらシューマンの室内楽関係はほとんど聴いたことがなく、とりあえずコレ持ってれば必要な時に聴いて確認できる....というまさしく前記の動機を購入してものである。レーベルはオランダのブリリアントという聞いたこともな会社で、参加しているアーティストも知らない人ばかり。どうやらオランダのライセンス販売専門のレーベルみたいだけど、ただ今、レビュウ進行中のハイドン交響曲全集もここらしいしが、あれと同様破格値であるから文句はいえない。。なにしろCD7枚セットで3400円なのだから、このセットを聴いて気に入ったのがあったら、また別の演奏を購入すれば良いということで、割り切って聴けるというのも、案外作品の敷居を低くするという意味ではいいかもしれない。

 で、せっかく購入してきたので、ただいま、弦楽四重奏曲第1番と2番の入っているディスク1を聴いているところだ。前述の通り私はシューマンの室内楽をほとんど聴いたことがなく、交響曲の仕上がりからして、割と晦渋な作品ではないとも思っていたのだが、確かにそういうところがないでもないけれど、意外としっくりと来たので安心した。ただ、まぁ、第1番は今の季節というよりは、木枯らし舞う冬に聴きたくなるような寂寥感と枯れた叙情が感じられる曲という印象だし、第2番も芸術の秋に似合いそうな美術館BGMにあいそうな曲なので、ちょいとビール片手にという感じではないのだけれど....。いずれにしても、ブラームスの室内楽が好きな私にはコレはいけそうな予感がする。季節が変わったらいずれじっくりと聴いてみたい。は
コメント (1)
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