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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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ELIANE ELIAS / So Far So close

2005年07月14日 00時07分08秒 | Jobim+Bossa
 先のデンオンでのアルバムから2年後の作品。ブルーノートからワールドワイド・デビューということで気合いが入ったのか、フュージョン・アルバムとしてはいささか中途半端な出来となってしまったデンオン時代のそれと比べると、ブロダクション・ワーク、ポリュラリティ、そしてフュージョン的な快適さなどあるゆる面で非常に完成度の高い仕上がりの作品になってます。実はこの夏、イリアーヌ・エリアスの夏向きのベスト盤を作ろうと思っているんですが、それ用の控えとして収録曲をメモっておきます。

01. At First Sight
 その後の彼女のメルマールのひとつともなったスキャット・ヴォーカルをフィーチャーした、おそらく最初の作品。サンバのリズムにフュージョン風なキメ、現れては消えるスキャットと非常にメリハリのある快適な作品。
02. Blue Stone
 AOR風なリズムとブレッカーのサックスがいかにも夜のリゾートっぽいムードを演出。徐々に厚くなるサウンドもよく練られている。コーダでようやくきっちりとしたラテン・リズムが出てくるあたりアレンジは秀逸。
03. Barefoot
 これもスキャットをフィーチャーした、いかにもサマー・ミュージック風な清涼感がある作品。ストリングス、ブラス、ベル系の各種シンセとピアノを使い分けたキーボード・サウンドもカラフルそのもの。
04. Nightimer
 トロピカルなテーマを持ったウェザー・リポート風な作品。ソロは前半がブレッカー、後半がイリアーヌで、ここでのピアノ・ソロは短いが非常に美しい。ピーター・アースキンのセンシティブなシンバル・ワークも効いている。
05. Still Hidden
06.So Far So close
 アコピとシンセによるソロの05を露払いにして始まるタイトル曲は、ほぼ02風なAORサウンド。複雑なキメをすーすー流すように曲に織り込んでいくのは、この時期のNYフュージョンの常套手段。中間部でストトング・シンセを中心に空間的な広がりを見せるあたりは、なかなか聴かせます。
07.Straight Across
 04と似たような無国籍トロピカルというかウェザー・リポート風作品。ただし、こっちの方がより本家に近い。ジャコ風なベースを彼女がシンセ・ベースで弾いている。ソロにはブレッカーも登場。
08.With you In MInd
09.Two Way Street
 前者は05と同様なアコピとシンセのソロ。後者はスキャット・ヴォーカルと打ち込みのリズムの組み合わせ。ちょっとスクリッティ・ポリッティを思わせるファンキー・テクノみたいな趣もある。
コメント
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