(童話)万華響の日々

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ジョルジュ・ルオー展(出光美術館)を観た印象

2015-11-28 22:06:17 | 展覧会

有楽町の出光美術館で「ジョルジュ・ルオー展」が開催されている、10/24から12/20までであるが前期が11/15までで

120点近くの作品が展示されていて、半分が前期後期で入れ替わる、全部で5部構成からなり、1部 初期の水彩画と

油彩画、2部 中期の水彩画と油彩画、3部 銅版画集「ミゼーレ」とその周辺、4部 連作油彩画「受難」、5部 後期の

油彩画、そして特別にルオーの遺愛の絵具皿や絵筆と絵具、さらにヌードが描かれた花瓶、水差し、ピエロが描かれた大

皿などが展示されている、第4部と5部は前期後期共通で展示されているので後期の最高傑作を鑑賞者は期間内いつでも

満喫できる、観終わって印象は圧巻の素晴らしさだということ、いままでもルオー展は観たがこれほど充実したのは初め

てのような気がする、初期から晩年までの一貫したルオーの作風を眺めることができる、会場ではいまは亡き遠藤周作の

日曜美術館(NHK)1983年ごろの対談ビデオが映し出されていて彼のルオーに対する畏敬の念を感じた、

遺作ともいうべき「聖書の風景(1953-56)」はパンフレットにも載せてある、ルオーが到達したしみじみとした穏やか

な深い深い信仰の世界であると思った、満足感に浸って会場を後にしました