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(童話)万華響の日々

いつもご訪問ありがとうございます、ブログ開始から大分心境も変わってきました

五輪は一旦開始したら途中でやめられない、何故か

2021-07-28 20:13:37 | 新型コロナウイルス感染

兎に角、菅首相の記者答弁にはおかしな点が際立っている。オリンピックを中止する気はないかとの問いに対して、人流が減っている、オリンピックの中止はない。ところが報道機関が発表した人の集まりは主体となる大きな多数の駅で1割ぐらいまたはそれ以上の増加があった。今日28日の感染者数は過去最高であった。東京では1377人であった。3隣県も過去最高数であった。首相はどこを見て人流が減ったと言えるのか。今の状況は首相の言う安全安心なのであろうか。医療現場は既に崩壊している。入院を待つ自宅などでの待機感染者は3千人を超えている。さらに今後感染した人は入院できない。重症化して死ぬ人が続出するだろう。ヨーロッパやアメリカがそうであったように死者の火葬場が満員になって遺体安置に困る事態になる。これは悲惨である。

対策は感染者数を減らすしかない。政府は家でオリンピックをテレビを見て籠っていてくれという。だが、太鼓が鳴って笛が鳴って五輪、五輪と騒ぎ立てるのを見て家に籠るだろうか。聖火リレーに見物者が群がっている様子を報道していた。これをどう見るのか。

さて、五輪を途中で中止できるだろうかという、別の観点がある。それは選手たちの気持である。連日のように日本人のメダル獲得のニュースが華々しい。もし中途で中止したら今後の競技予定の選手は何と思うか。悔しいと思うだろう。なぜ自分たちだけが競技できないのかと。不公平ではないかと。これは難しい問題である。だから一層オリンピックを途中中止できないのである。いったん開催してしまったものを中止するのは至難の業だ。それができるのは想像を絶する感染の爆発と悲惨であろう。だヵらこそ世論の8割はオリンピックの開催に不安を覚え中止か延期を表明していたではないか。

 


ワクチン接種義務化の危険さ

2021-07-26 21:03:02 | 新型コロナウイルス感染

最近はどうしてもコロナウイルスやワクチンへの関心が高くてブログで取上げる頻度が高くなってしまう。私も素人ながら持論を展開する。自分自ら渦中の人であるから。他人事ではない。

新型コロナウイルスが特別役者であるように、遺伝子ワクチンも格別な役者である。そしてその実用化の速度も異常である。従来型ワクチンの実用化から見れば早い話が泥縄式に近い。この異常な速度がパンデミックの拡大、変異種の多様さとしぶとさに対抗するために逃れられないのだ。このためワクチンの適用が待ったなしの速さで合わせてゆかねばならない。それがうまくゆかないと経済が衰退する。ウイルスとワクチンの両方から攻められている。そんな時に五輪開催かよ??!!おめでたいとしか言いようがない。わざわざ混乱の種を造っている。

ヨーロッパではついにワクチン接種義務化が行われるという。非常時の時限立法なのだろうか?

多分大問題となる。難しい問題を含む。接種したくない人やできない人をどう守るかが準備されていないと大問題となる。少数者や弱者を護らねばいけない。
差別が目に見えている。政治家にはいまはそれを考える猶予もないようだ。

 


五輪暴進豪華客船は止められないのか

2021-06-06 13:00:59 | 新型コロナウイルス感染

東京五輪はもう始まっている。開会式はまだだが聖火リレーをやっている。オーストラリアからはソフトボール選手団が合宿にやって来た。パブリック・ビューイング会場をあちこちに設営するらしい。こういうのを五月雨式という。小出しに少しずつやって既成事実を重ねて全体を形成しようとする。
五輪を中止決定しない限りこの動きは止まらない。このようにして五輪は荒海に進水した。ある政治家が言うにはさざ波状態だそうだ。だがまだストップを掛けるチャンスは残っている。国民の8割が中止か延期を望んでいる。これは何かを恐れているからである。何が起こるのか、それをリスク管理という。専門家会議の尾身会長は「いまの状況でやるというのは普通はない」と発言した。尾身氏はWHOで感染症対策に当たった専門家である。その人がそう言っている。これに対し厚労省の田村大臣は「尾身氏らの自主的研究の成果発表」と評した。専門家の公式提言とは受け取らない。よくぞこんな失礼な批評が出来たものだ。人間もここまで落ちるものかと哀れに感じたものである。見て見ないふり、聞いて聞かないふり。聞く耳持たず、見る目を持たず。リスクを知りながらリスクに目をつむる。

大感染クラスターが五輪中後に起き国内はもとより世界に拡散したら、このリスクをまともに扱わなかった責任をどう取るつもりであろうか。菅首相のふたこと目には「国民の安全安心」という。空虚な言葉にしか聞こえない。ワクチンを打てばリスクを回避できるのだろうか。今現在接種率は5割いかないのではないのか。当然集団免疫はついていないだろう。ブレーキ(国民の意見、専門家の提言)を取り去った(無視した)暴進豪華客船を誰が止められるか・・・

写真は映画「タイタニック」より


新世代ワクチンのもたらす未知の影響

2021-05-30 21:17:21 | 新型コロナウイルス感染

コロナウイルスに罹らないように、または罹っても軽く済むように、そういう特効薬がワクチンである。従来のワクチンはウイルスを弱体化させた生ワクチンや活力を奪ってしまった不活化ワクチンが主体であった。いずれもウイルスそのものの活用であり、これらを体内に入れると抗体ができる。抗体が侵入してくるウイルスに抗うのである。従ってまさしく毒をもって毒を制するに等しい。今回に開発された遺伝子ワクチンは新世代ワクチンといわれるが、ウイルスの遺伝子を抜き取ってその遺伝設計図を体内に送り込み、抗体ができるという仕組みである。肉体への作用において毒をもって毒を制する範疇に含まれる。ただし、我々は遺伝子工学という分野を聞いたことがあり、遺伝子組み換え技術という言葉も聞いた。ゲノム編集という言葉もある。遺伝子上の何らかの問題を追及し、その特定分子を削除したり他の分子を追加したりして医療の分野では難病の治療に当たるというものだ。しかしながら倫理上の問題点が解決せず開発を禁止されている分野もある。たとえば羊でクローン羊が作られたが、人では禁止された。農業分野では遺伝子組み換えででかい魚や味の良い野菜が作られ既に売られている。こういう遺伝子組み換え野菜を食したらどうなるか、まだ確認するには年数が足らない。

今やあまり議論されていないが今回のワクチンは詳しくは知らないがウイルスから抜き取ったRNAという遺伝子設計分子を人の体内に入れて免疫細胞と作用させ抗体を作らせる、この抗体の中にウイルスの生の遺伝子が組み込まれてはいないのだろうか。この新抗体は生ワクチンでできる抗体と同じものなのかどうか?大いに疑問が沸き上がる。その抗体はいつかは消滅するのだろうが、その途中で人の遺伝子に影響をもたらしてはいないのだろうか?

疑問ばかりが浮かんでくる。いま人は何らかの変化を与えられつつあるのではなかろうか????ワクチン接種はウイルスに抵抗するためには避けられない道なのだと思うが、覚悟が必要なのだと思う???パンデミックを制するために余りにも性急に進められている点が恐ろしい。


アブ(オリンピック)蜂(ウイルス・パンデミック消火)は両方取れない

2021-05-29 20:34:20 | 新型コロナウイルス感染

オリンピックが今回ほど開催国も含めて選手参加国にとってややこしく迷惑なイベントであると思ったことはないのではなかろうか。オリンピックを計画し開催する、それ自体は好いことだと思う。しかし、そのような時に感染症の大流行が起こりそれの対応に追われるということが起こったのだ。コロナ禍の対応には人の命が掛かっている。だがオリンピックには人の命は掛かっていないというべきではなかろうか。この場合にどちらが人類の大問題であろうか。勿論、感染症の消火である。一応はオリンピックと感染症消火が同時に存在した時には二律背反の関係にあると言える。どちらか一つを選ぶべきであるが今の日本政府はアブも蜂も取ろうとしている。だがよく見ると違ってきている。オリンピックというアブを取るために蜂(コロナ禍消火)を取ることが手段になってきている。それが「コロナウイルスに打ち克った証としてのオリンピック」という政府のキャッチフレーズになっている。だからワクチン接種に慌てているのも打ち克たねばならぬ政策の表れだ。これがその通りに行けば一挙両得という目出度い結果になる。ウイルスが今後インド株という横綱級の奴が大波となってくる気配がする。その時期がオリンピック開催と重なる。さあどうする???


新型コロナウイルスを克服する新世代ワクチン

2021-05-23 07:42:43 | 新型コロナウイルス感染

新型コロナウイルスのワクチンとして日本では厚労省が3種類を承認した。ファイザー、モデルナ、アストロゼネカである。ファイザーワクチンは接種実施中、モデルナワクチンも大規模接種センターにて予定されている。残るアストラゼネカワクチンは血栓が発生するというので当面使用中止中とする。

いずれも新型コロナウイルスの遺伝子を使った遺伝子ワクチンと呼ばれる。これは従来の不活化ワクチン、生ワクチンなどとは異なる。いわばウイルスの無害化を図ったウイルスの利用ではなく、ウイルスの遺伝子を抽出して作ったワクチン、薬といってよい。生ワクチンでは鶏卵などに植えて増殖させ弱体化させ無毒化してて作ったワクチンであり大量生産が困難であった。動物実験と臨床人体実験を経て普通は10年位かけて実用化に至っていた。これに対して遺伝子ワクチンではウイルスのDNAからRNAを取り出してゼラチンなど蛋白質の膜で包み保護する。ワクチン一般についての解説は「7種類あるって知ってた?「新型コロナワクチン」でいま知っておきたいこと参照。

ファイザーワクチンやモデルナワクチンはmRNA型ワクチンであり、アストラゼネカワクチンはワクチンベクターである。ともに遺伝子を用いた新世代ワクチンであり、見方によっては遺伝子操作薬品である。そこで、適用の実績の歴史がなく未知のワクチンであり、遺伝子操作の医学や高額の適用にはそれこそ注意が必要なのだ。だが、いまやインド型変異株の感染が本格化する現状で待ったなしというところである。我々は充分な実績に基づく知見によってワクチン接種をする余裕がない。そこで紹介するのが「ワクチン接種で「遺伝子組み換え人間」になりません」。 
イスラエルやヨーロッパやアメリカのワクチン接種がうまくいっているようにみえるが、まだ結論は早い。ともかくが眼前の危機を乗り越えるためには新世代ワクチン接種しかないようだ。だが、今後長い期間見ていく必要がある。

 

 

 


「人流」という品に欠ける造語

2021-05-13 16:35:08 | 新型コロナウイルス感染

最近の報道で政治家の発言に気になる言葉使いがある。それが「人流」だ。ジンリュウと読む。まず結論を言うと、感じの良くない響きを有する言葉だ。なぜだろうか、「人流」を電子辞書の広辞苑で調べたが見つからない。「人流」とはコロナ禍における人の流れ、人出を指す言葉のようだ。静的な人の集合だけでなく、人の動的な流れも含めているようである。「人流」が多いと感染が多くなるという風に使われる。3密を表現したいのであろう。「人流」という言葉と同じ次元の言葉が物流、水流、熱流、血流、濁流、清流、電流、風流などであろう。いずれも物理的な物の流れであると思う。即ち人間を物扱いした表現が「人流」なのである。「人の流れ」といえばいいものを単に短縮させて「人流」と称するのはどうかなと思う。人を物扱いしていいだろうか、という問題である。「者」ならばまだしもと思うが、「者流」という言葉もない。どうにも品を欠く言葉、造語である。


新型コロナウイルス変異に示される生命の神秘と脅威

2021-05-05 14:29:50 | 新型コロナウイルス感染

COVID-19変異株の報道が連日賑やかである。PCR検査の際に遺伝子分析もするので変異株が分かる。実際に存在する変異株は1万種以上もあるらしい。その中でも感染の猛威を奮っているのが、イギリス型、南アフリカ型、インド型、カルフォルニア型である。インド型は南アフリカ型とカルフォルニア型の二重変異、即ち一つのウイルスでありながら異なる二つのウイルスが合体したような株である。二つの性質を有する。これはあたかも人間の血液型、A,B,AB,O型と似ている。AB型はA型とB型の両方の性質を有し、独特の性格を有する。今も血液型で性格を知るという話が人気であるが、COVID-19インド株もまたそういう感じである。

なぜ、ウイルスの変異はその増殖と生存に予想外の変異を行えるのであろうか。人の細胞に入り込み増殖する、その際に白血球やワクチンのような敵対するものに負けないように変異を行う。報道ではウイルスの変異は増殖の時のコピーミスと言われている。なぜ「ミス(誤り)」なのであろうか。生存をより確実に強力に進めるための変異を「ミス」と表現するのはおかしい。広く生物の遺伝に関して突然変異と言われているものだ。「ミス」ならばその種が衰退か消滅する方向へ進んでしまう場合ならば、その表現は正しい。このウイルスの変異は微生物のような細胞を有するものよりもはるかに単純な生き物であり、しかも脊椎動物のような脳という思考と指令の組織を持たない。DNAという遺伝子があるのみであるのに、まるで脳が指令しているような生存のためのより強力な体に変異を起こすのである。ここに生命の不思議が存在する。神秘がある。単純だからと言って決して馬鹿にできない。現に高級な脳を有する人類がこれだけ危機に立たせられて右往左往させられているのだ。

「人類がウイルスに克った記念としてのオリンピック」という話を聞いた。そんなものか?オリンピックとはそんなに高貴なものなのか。単純生命体ウイルスの変異には驚嘆すべき生命の神秘と原則がある。それを恐れ畏敬し且つウイルスとの共存を願って妥協の道を探らねばならない。ワクチンなのか、特効薬なのか、本来備わっている免疫力の強化なのか、よく分からないが、謙虚な気持ちで防疫に励むことが大事であると思う。

 

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風がはこぶもの/本田路津子

1971年2月リリース 作詞:山上路夫/作曲:菅原進/編曲:青木望 ※シングルバージョンではありません。

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タイタニック号悲劇に似てきたオリ・パラ号の船出

2021-04-14 11:31:36 | 新型コロナウイルス感染

いよいよ「オリンピック実行」が聖火リレーで出発しあちこちで中止が起こり不自然な進行になっている。その様は以前にも書いたが、まさしく「タイタニック号の悲劇・海難事故」と同じ海路を進みつつある気がする。船内には石炭が燃え盛り益々火勢が増大して船倉は歪み崩壊の危機を進んでいった。火災を消火しようと船員が必死の作業に当たったが無駄な抵抗であった。行く手には巨大氷山が立ちはだかっていた。火災の消火のために燃料の石炭をできる限り早く燃やして少なくする。そのために船は速度を増し暴走に近かった。その勢いで氷山に衝突したのである。では、東京オリ・パラ号においてはどうであろうか。オリ・パラ号にも火災が起こっている。それが新型コロナウイルス感染症である。人が密になって感染が広がる。消火剤はマスク、アルコール、アクリル衝立であり、切り札は特効薬とワクチンである。このワクチンが現在の日本では輸入に頼っており供給量が不安定である。それに当初計画では医療従事者、高齢者、基礎疾患持ちの人、一般人の順で接種するとなっていたが、医療従事者でさえいまだに接種できていない人が多い。そこへきてオリ・パラ選手に優先的に接種してはどうかという緊急的案が出てもめている。消火作業がこのありさまで、燃料のウイルスが狂暴と言われる変異株に入れ替わってきており、感染の速度が急速に大きくなる恐れが現れている。既に大阪では蔓延防止等重点措置が発令され、埼玉や愛知でも検討に入った。ワクチンが間に合わない限りロックダウンに相当する緊急事態宣言で消火するしかない。オリ・パラ号はどこまで航海を進められるのであろうか。台風2号が発生したし、沖縄や青森で地震が起きている。タイタニック号が衝突した氷山に匹敵する災害がいつ現れるか知れたものではない。それまでにウイルス感染の大火災を消火できるのであろうか。第4波が来つつあるという。このウイルス感染の火災は尋常なものではない。暴走に近い火勢となったらそれだけで国は、医療体制はガタガタになってしまう。オリ・パラ号の航海を中止し早く引き返すべきではないのか。

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Bárbara Padilla - A Time For Us (Un Giorno Per Noi) / Addio del Passato - Moon Moosic Records

(N. Rota / A. Rapetti / E. Snyder / L. Kusik / C. Valli / G. Verdi Vid...

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抗コロナウイルスの特効薬開発にもっと力を入れて欲しい

2021-04-11 21:37:34 | 新型コロナウイルス感染

新型コロナウイルスが変異株を生み出し、感染に弾みをつけている。変異株はその数なんと1万種以上と言われており、中でも危険な株がイギリス型、南アフリカ型、ブラジル型と言われている。感染が広がるにつれ新たな脅威を有する変異株が登場するであろう。そのとき今一生懸命に接種を進めている3種類くらいのワクチンが効果を持つのか、甚だ心もとないのである。一方で、特効薬の開発は余り報道されていない。たとえばいっときその効果が云々されたイベルメクチン(抗寄生虫薬)の治療効果についてはさっぱりしない。アフリカではコロナウイルスに感染者がそれほど多くない。それはイベルメクチンがきいているからだともいわれている。もっと積極的に試験をしてもらいたい。現行では医者の判断に任されその責任において使われるらしい。それでは医者も二の足を踏んでしまう。医薬の開発には、その病床試験には20億円ぐらいかかるらしい。イベルメクチンが各変異株に効果あればそれはめっけものである。ワクチンの場合では目的のコロナウイルスのタイプに合わせて開発される。だから少し株が変わると効果ない場合がある。しかし、特効薬は変異型を含めコロナウイルスそのものの作用を邪魔する、あるいは食ってしまうとか死滅させる効果が出る。イベルメクチンやアビガン(限定的に使用されている)のような特効薬に期待したい。国には何とか資金調達してその効果を確認して欲しいものだ。ワクチンと特効薬の二刀流がいいに決まっている。

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7523 SCR ♪ マディソン郡の恋 ☆ 秋元順子 ◇ ② 180521

♪ マディソン郡の恋 ◎ 歌謡曲 ◎ オリジナル曲 ① デビュー曲 ☆ 歌唱:秋元順子/作詞:星桂三/作曲:星桂三 2005年7月21日発売...

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前途多難なのに馬耳東風のオリンピック責任者

2021-03-27 21:43:18 | 新型コロナウイルス感染

報道に寄ればオリンピック・パラリンピック、この夏の大会を中止または延期を求めるという人が8割以上いるというのに、菅政権やJOCは馬耳東風と、聞く耳持たぬらしい。ついに聖火リレーも始まってしまった。何が何でもという悲壮感が見える。

コロナウイルスの感染者は漸増しつつある。変異種が首をもたげ始めている。更に、異常気象の続発の気配と地震の多発、など前途は不安に満ちている。どの一つが起きても社会は混乱を免れない。


変異種に対する対策とは何か

2021-03-23 21:09:16 | 新型コロナウイルス感染

新型コロナウイルスははっきりと変異種になって感染拡大を始めたようである。まるで去年の感染はCOVID-19にとっては小手調べででもあったかのようだ。かつて映画「エイリアン」を観たが、このエイリアンは変異しながら猛烈な怪物へと変わった。思うに昆虫は卵から幼虫、蛹を経て成虫へと変態する。エイリアンは昆虫の段階的変態を模して作られたように思う。COVID‐19も昆虫とは異なった変異を続けて成長する。いま世界的には4種類が認められていてイギリス型、ブラジル型、南アフリカ型、最近になってフィリピン型が伝えられた。開発された各社のワクチンもその効果が変異種にはどの程度なのかまだはっきりとは分からない。また、変異種の最終型がどのようなものか、変異がいつまで何代続くのか分からない。どのようにして感染が収まるのか、それはいつどのように変異が終息するかという事でもある。もともとは蝙蝠か何かの動物に宿していたのが、他の動物に移りそこで増殖を始めた。蝙蝠に宿っていた時には安定してその体の中に存在していたはずである。なぜ他の生物に移動したのか、不思議だ。その相手とはどこまで増殖すれば平衡に達するのであろうか。それは生物の大問題である。昨年にはアフリカ飛びバッタが大発生した。緑色のものを食いつくして飛び去るという。やがて収まるらしいが何がどうなって収まるのか。ウイルスの感染もバッタと似たものなのか。

COVID-19を侮ってはならない。集団免疫という現象はこのウイルス増殖と人類存在との平衡の問題なのだとしたら、大いに恐ろしい意味を有する。

ともかく現在の変異種にどう対策するか。感染力が1.7倍と言われている。3密回避を少なくとも1.7倍に増加しないといけなかろう。換気量を1.7倍とし、人との隔たりを1.7倍にする。もっと有効な対策はないものか。

 

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Barbra Streisand "The Way We Were"

The Way We Were, scritta da Alan Bergman e Marilyn Bergman, ed arrangi...

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緊急事態宣言解除は感染状況を一層悪くする

2021-03-17 17:27:35 | 新型コロナウイルス感染

非常事態宣言を政府は解除しようとしていると報道された。賛否両論が出ている。賛成する意見ではこの宣言が出ていても無視するあるいは鈍感になってしまい不要不急の外出や外食をなんとも思わないというのが多い。反対意見では、解除によって気持ちが一遍に緩み不要不急の外出や外食を堰を切ったように行うというものだ。どちらにせよ、人出が多くなり3密状態が増加する。結局宣言を継続しても解除しても結果は3密増加により感染者が増加するということになる。そして医療現場をひっ迫させるのである。こういう緩んだ緊張感の時を狙ったかのようにコロナウイルスが変異している。感染速度が数倍化し、重症化が増加し、死亡者が多くなる。より身近に危険を感ずるようになる。かくして、多数の人たちが再び身近に恐怖を感ずる日々が近づいている。一つは宣言の解除による解放感による外出増加、一つは変異種の感染拡大によって、恐怖感を一層加速するだろう。

ワクチンはその効果がまだ曖昧である。血栓ができて死亡する例も出た。結局一人一人の意識が重要となる。マスクや手洗いや自粛と家籠りが最善の策なのである。テレワークをさらに推進させな一層といけない。感染者が増えず低水準をずっと保つようになったときにこのウイルスは鎮静化するだろう。そのためのある程度の年単位の時間がやはり必要なのである。その間、生活困窮者への国や自治体の支援が息長く続くことが必要である。生活困窮による死者を出してはいけない。


変異型ウイルスに要注意

2021-03-04 17:25:06 | 新型コロナウイルス感染

第4波が襲来しているのではないか、という観測をして第4波の主は変異型ウイルスではないかと推察しブログに記した(2021.1.15.)。いささか勇み足的であったが、その予測は正しかったようである。むしろ今からが本番であり、今日には菅首相が緊急事態宣言の延長(2週間)を表明したのは正しい決定である。だが2週間で何か今後の予測に資する傾向が得られるだろうか。フランス、イギリスやスペインでは昨年の秋にこの変異型の感染に遭っていた。現在の変異型ウイルスの感染者はいずれも渡航の経験がないそうで、どこから持ち込まれたものなのか、不気味である。今後の一層の注意が必要である。

ところで新型コロナウイルスの感染制御は水道の蛇口の開け閉めに似ている。ロックダウンは完全な蛇口閉め止めであり、GOTOイベントなどは完全の蛇口開放であり、その間には閉め方に程度の差がある。水にはウイルスが混入していて、水流が大きいとウイルスも大量に水と共に一緒に流れる。水の流れは人の流れであり、人の流れ(移動)が大きいとウイルスも大量に流れて広がる。水道の水にワクチンや特効薬を注入するとウイルスの動きが阻止される。そうなれば蛇口をもっと開けてもかまわないだろう。ワクチンの効果次第である。

 

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グリーンフィールズ ブラザース・フォア 1960

CD The Brothers Four Best of Best より

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コロナ禍が明らかにしたもの 2 我が国の医療体制はパンデミックへの備えが不十分であった

2021-01-31 17:25:07 | 新型コロナウイルス感染

コロナ禍が明らかにしたもの、この社会に矛盾は極めて多いと思う。医療体制の在り方は絶対に挙げないといけない。今回のパンデミックで平穏時の通常医療と緊急事態時の医療の違いが浮き彫りにされた。日本は医療先進国といわれてきた。世界に冠たる国民皆保険制度はどんなに評価しても評価しきれない。この保険制度のお陰でちょっとした怪我や病気は言うまでもなく、重病といわれ死亡に繋がる癌、心臓疾患、脳梗塞など脳疾患や糖尿病、肥満、ロコモティヴ・シンドロームなどの成人病の高度の治療が比較的負担の少ない料金で受けられる。実にありがたいことである。ところが、コロナ禍の感染症は違っている。非常に危険で感染力が高く死亡に至りやすく、治療薬も未熟でありワクチンが完成しないと防疫もままならない。我が国は通常医療には強かったが爆発的感染症には脆かった。インフルエンザすら通常の医療の範囲に組み込まれるものであった。その弱点が露呈した。統計によれば国内の病院数は多いが医師や看護師は足りない。いつも補充募集をしている。パンデミックなどが発生した場合にたちまち行き詰まってしまう。医療体制を非常時用に短期間に組み替えることができていなかった。台湾や韓国などではサーズが流行したときの経験から感染症への対応ができていて、例えばPCR検査などは即座に大量に対応できたようである。我が国ではサーズの大流行が水際で食い止められた、それは幸いであったがそのために感染症への備えに関する提言がなされたにもかかわらず黙殺されたそうである。それが今回のコロナ禍では弱点を一気に突かれた格好になった。多量のPCR検査がなかなか要求に追い付いていないでいた。
 たとえ100年に1回の感染症の流行であれ、必ず起こるのである。その備えはしておかないといけない。世界は狭くなり輸送の便が余りにも良くなったため、地方の風土病であった感染症があっという間に世界中に拡散する時代だ。感染症の脅威はエボラ出血熱の流行が起きそうになった時にも感じた。いつ起こるか分からないパンデミックも身近なものとなっている。従って特に未知のウイルスによる感染症に対する対策、それが政治の役割である。10年前の東日本大震災時にも福島原発に数10m以上の大津波が来るという予測が会社内でなされていた、にもかかわらず無視されてあのような悲惨な結果に終わった。今までは国家百年の計といわれてきた。しかし災害は忘れないうちにやってくる時代となった。国土強靭化計画が予算に入ったが、十分に機能されてもらいたい。

兎に角、医療に関してコロナ禍は日本の医療体制が片手落ちであり感染症への備えが不十分であったことをはっきり分からせてくれた。感染爆発が起こった時に医療崩壊が起こるのは起こるべくして起こったと言わざるを得ない。

 感染症が起こった場合に随時臨機応変に医療態勢が編成替えされるような仕組みが必要である。