”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

幼稚園で食育クッキング(4つのお皿)

2014-11-20 17:14:37 | 食育

袋井市立三川幼稚園で、

食育クッキングが開催されました。

   

その様子を2回に分けて、紹介させていただきます。

  

今日は、4つのお皿のお話について。

   

年小さんから年長さんまで園児全員に

4つのお皿のお話をしました。

4つのお皿とは

 ・赤いお皿・・・体を強くする (肉、魚、卵、大豆製品など)

 ・緑のお皿・・・体を病気から守る(野菜、果物)

 ・黄色のお皿・・・強い力が出る(ご飯、パン、麺類)

 ・白いお皿・・・おいしい味のお手伝い(だしやうま味のある汁物)

  

つまり、食卓にこの4つのお皿が揃えば

バランスが取れた食事となり、

健康な体を作ることができる・・・ということなのです。

  

  

そこで、色々なパターンの食事例をカードで示し、

園児たちに4つのお皿に分けてもらいました。

  

例えば、ご飯、かぼちゃの煮物、さんまの塩焼き、お吸い物だったら、

こんなふうに分類されます。

 

  

  

そして、4つのお皿がわかったところで、

こんな問題も出してみました。

 

今の時代、コンビニを避けて通ることはできません。

 

おにぎり、チキンナゲット、カップスープ・・・。  

そして、「この中で足りないのは何色のお皿?」

と質問すると、

「緑のお皿~」と元気の良い答えが返ってきました。

  

そして、「みんななら、どんな『緑のお皿』を食べる?」

と質問すると、

「サラダ」、「みかん」、「バナナ」、「トマト」と

色々な声が聞こえてきました。

 

  

 

そして、こちらのお弁当のカードを見せると

  

ごはん、鶏の唐揚げ、野菜の煮物が入っているので、

足りない「白いお皿」は、

お家に帰ってから、お味噌汁を作ればいいということも

理解してくれました。

  

 

子供たちの理解のスピードは、とても速いです。

今日から、食卓の「色」を数えることでしょう。(*^_^*)

 

  

さて、明日は後半のクッキングの部分を

紹介させていただきますね。

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この葉っぱは何?

2014-11-19 08:50:46 | 在来種 伝統野菜

この特徴のある葉っぱ。

何のお野菜かわかりますか?

  

奥の方に、試し掘りをしたものが写っていますね。

これは、桜島大根です。

  

  

桜島大根は、200年以上前から

鹿児島県の桜島で栽培されてきた伝統野菜です。

桜島の噴火による火山灰と

軽石状の荒い砂利を含んだ土で栽培することにより、

大きく、みずみずしい大根に育ちます。

  

重さは10キロ前後。(一般的な青首大根は、1キロくらい)

大きなものになると、30キロにもなりますので、

ギネスに世界一大きな大根として登録されるのも頷けます。

  

 

ところがこの桜島大根。

他の土地で栽培しようとすると、なかなか難しい。

葉っぱが勢いよく育っているので、

ワクワクしながら掘ってみると、

悲しいほど小さな大根が付いていた・・・なんて話をよく聞きます。

  

  

さて、写真の畑は、なんと我が家からほど近い

磐田原にあります。

磐田原の赤土が、桜島大根の栽培に適しているらしく

15キロほどのものが収穫できるようです。

  

  

桜島大根は、何回かいただいたことがありますが、

肉質のなめらかさが特徴。

どちらかというと、かぶに近いでしょうか?

煮物にすると、味が良くしみ、

とても軟らかく仕上がるのに、煮崩れはしません。

  

  

これからの季節、磐田原は風がかなり強くなりますが、

私も桜島大根の成長を、時々覗きに伺うつもりです。


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「おいしい!」がうれしい!!

2014-11-18 09:17:57 | だし

NHK文化センター豊橋教室で

第2回目の「だし入門 基本の『キ』」が開催されました。

今回のテーマは、かつお節。

  

  

テイスティングをする受講生のみなさん。

 

  

内容は、今月初めに行われた名古屋教室と同じなので

こちらをご覧ください。

 

  

 

さて、今回一番気を使ったのは、試食の内容です。

前回の名古屋教室で、

試食に全く手を付けようとなさらない方がいらっしゃいました。

  

もしかしたら、かつおだしと牛乳の組み合わせが

気持ち悪いと思われたのかしら??

メニューを変更したほうがいいのかしら?

 

  

 

かなり悩みましたが、このような試食をご用意しました。

 ・かつおだしで、きのこのクリームスープ

 ・だしをとった薄削りのかつお節と昆布で佃煮(おにぎりに混ぜました)

 ・だしをとった厚削りのかつお節で、にんじんシリシリー

 

にんじんシリシリーだけが変更点です。

 

  

ただ、クリームスープ用のだしは、

自宅で厚削りのかつお節を、20分かけてとったものを

持っていきました。

(名古屋では、教室に着いてから、

慣れないIHを使ってとりましたが・・・)

  

 

皆さんの反応は・・・。

「これ、おいしい!!」

「牛乳とかつおだしって合うね!」

「うちの子供にも作ってあげよう!」

など、うれしい感想をいただきました。

 

  

よかったです。(*^_^*)

「おいしい!」の一言で、また頑張れそうな気がします。

  

豊橋の皆さん、ありがとうございました。(*^_^*)

 

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トンネルを抜けたい

2014-11-17 05:28:23 | 日記

これは、昨日撮った写真ですが、

我が家の玄関付近です。

   

 

段ボール3つは、本日のだし講座用の荷物で、

昨日の午前中には、配送の手配をしました。

ひとつにはだしが入っていますので、

クール便で送ります。

  

  

その隣りにある青いかごに入っているものと

後ろに立てかけてある薄い段ボールは、

今週おこなわれる幼稚園の食育クッキング用の媒体。

  

荷造りする前は、もう混乱を極めていた我が家の玄関。


  

こんな状態が、9月末からずっと続いています。

いつも大量の荷物と段ボールが置かれているので

家に来た人に「お引越しですか?」と

何度聞かれたことか・・・。 ^_^;

   

  

12月までは、この状態がずっと続くんだよね・・・。

でも、「抜けないトンネルはない。」とアノヒトも言っていたので

何とか頑張り抜きたいです。

  

まずは、今日の豊橋のだし講座を無事終えたい・・・。

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磐田白ネギの季節が・・・

2014-11-16 12:03:28 | 野菜

磐田白ネギをたくさんいただきました。

  

実は、これは規格外のもの。

店頭に並んでいるものは、もう少し太いかな?


  

磐田白ネギの出荷規格はとても厳しく、

例えば次のような基準があります。

 ・軟白部  27cm以上

 ・葉は2枚以上4枚以下で8cm

 ・太さは、1.1cm~3cm

  

もちろん、ネギの曲がり具合にも基準はあり、

全体の長さも出荷用の箱のサイズに合わせた

58cmでなければなりません。

  

 

ということは、収穫したものの半分は廃棄処分・・・

というのが現状なのです。

  

でも、この規格外のネギは、

出荷基準を満たしたものよりも葉は軟らかく、

軟白部と葉と両方おいしくいただけます。


  

こんなふうにチヂミにしていただくと冬が来たなぁ・・・と思います。

   

  

「出荷できないのは、畑にそのままにしておくから

 好きなだけ持っていっていいよ!」

と言われるのも産地ならでは・・・なのでしょうか? (*^_^*)


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