”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

この葉っぱは何?

2014-11-19 08:50:46 | 在来種 伝統野菜

この特徴のある葉っぱ。

何のお野菜かわかりますか?

  

奥の方に、試し掘りをしたものが写っていますね。

これは、桜島大根です。

  

  

桜島大根は、200年以上前から

鹿児島県の桜島で栽培されてきた伝統野菜です。

桜島の噴火による火山灰と

軽石状の荒い砂利を含んだ土で栽培することにより、

大きく、みずみずしい大根に育ちます。

  

重さは10キロ前後。(一般的な青首大根は、1キロくらい)

大きなものになると、30キロにもなりますので、

ギネスに世界一大きな大根として登録されるのも頷けます。

  

 

ところがこの桜島大根。

他の土地で栽培しようとすると、なかなか難しい。

葉っぱが勢いよく育っているので、

ワクワクしながら掘ってみると、

悲しいほど小さな大根が付いていた・・・なんて話をよく聞きます。

  

  

さて、写真の畑は、なんと我が家からほど近い

磐田原にあります。

磐田原の赤土が、桜島大根の栽培に適しているらしく

15キロほどのものが収穫できるようです。

  

  

桜島大根は、何回かいただいたことがありますが、

肉質のなめらかさが特徴。

どちらかというと、かぶに近いでしょうか?

煮物にすると、味が良くしみ、

とても軟らかく仕上がるのに、煮崩れはしません。

  

  

これからの季節、磐田原は風がかなり強くなりますが、

私も桜島大根の成長を、時々覗きに伺うつもりです。


コメント
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