UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

八月六日・・・オッペンハイマーは広島を訪れたのでしょうか・・・

2013-08-07 01:44:18 | 日記

今日は広島に原子爆弾が投下された日です
史上初めて核兵器が実際に使用された日です

原爆製造のためのマンハッタン計画で中心的な役割を果たして物理学者ロバート・オッペンハイマ―はニューメキシコでの世界初の核実験に立ち会いました。

核の威力を理論的には十分理解していたものの、彼は原爆が炸裂した瞬間、夜明け前の空一面が閃光に覆われキノコ雲が天に向かってもくもくと湧き上るのを目にして、想定をはるかに上回る原爆の威力に非常な衝撃を受けました、後年、核兵器開発の中心的の役割を果たしたことを深く悔い、古代インドの聖典の一節を引用して次のように述べたと伝えられています

《今や われは死神なり、世界の破壊者とならん》

彼は後に水爆爆弾など核兵器の開発に反対しますが、マッカッシー旋風に巻き込まれ、スパイの嫌疑を受け、公職から追放されました

作家の堀田善衛は、戦後日本を訪れたオッペンハイマーと都内であったときのことを、彼の著作のどこかで簡単に記しています
記憶は定かでないのですが、以下のような意味のことを書いていました

《・・・私はオッペンハイマーに言った。「naturellement(当然)、あなたはヒロシマに行くべきだ」。私も緊張していたのであろう。英語で言うべきところが(naturally),思わずフランス語になってしまっていた。オッペンハイマーの顔は青ざめていた。そしておそらく私の顔もまた、彼と同じぐらい青ざめていたことであろう。・・・・》

果たしてオッペンハイマーは広島を訪れたのでしょうか?

今夜の写真はテレビ・ドキュメンタリー「オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史」の一画面です、よろしければ写真をクリックしてご覧ください

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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