愛読はしておりませんがGGIが毎日眺めているのは朝日新聞です、
この新聞の湖国版に、湖国のひなびた風景がていねいなタッチで描かれた鉛筆画に小文が添えられている、ときおり掲載される欄があります
昨日(2月6日)なにげなく新聞を眺めておりましたら、この欄に掲載されている絵を見て、はっとしました、絵のタイトルは「駅前の本屋さん」・・・
先日2月1日の日記に記しましたあのJR湖都駅前の小さな本屋さんが描かれていました、日記に添えた写真では本屋さんの様子がいまひとつよくわかりませんが、この鉛筆画では古びた本屋さんの様子が細部までていねいに描かれています
いつもながらお手数ですが、写真をクリックしてご覧いただけば幸いです(写真を一度クリックして大きくなった写真をもう一度クリックしますと、細部までよく分かります)
これがGGIが長きにわたりお世話になった、GGIが油を売りまくっておりました本屋さんです
添えられている小文からは本屋さんのお店のなかの雰囲気がよく伝わってきます
この本屋さんの女主人、1月の末に訪ねたときには駅前再開発の余波でやむなく「とりあえず休業」とのことでありましたが、この絵に添えられた小文を読みますと、再開はあきらめているもよう・・・
そして昨日の夜、九時半過ぎ、本屋さんから電話がかかってきました
「GGIさん、おそくに電話してすみません、あのぉ、今日の新聞、見はりました?」
「見ましたよ!ええ、見ました!なにげなく新聞眺めていたら、本屋さんを描いた絵が目にはいって、びっくりしました、良かったですね!」
「私もびっくりしました、でもほんまによかった、とっても嬉しかったです」
「良かったですね、ほんとうに・・・」
「よい記念になりました・・・・店は閉めましたけど、また寄ってください・・・・」
あとは半分涙声でありました
ローカル線の廃業や大きなお店の閉店などですと、これが最後と、どっとお客さんが殺到するということも少なくないのですが、この駅前の本屋さん、見送る人もいないひっそりとした閉店です
地上の星がまたひとつ消えていきます・・・
グッドナイト・グッドラック!