UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

GGIの寂しき日々・・・だんだん油が売れなくなるよ~・・・・

2013-02-01 23:07:46 | 日記

(昨夜は友人の「最後の晩餐」の続きにつきあっておりましたので日記をサボってしまい、失礼いたしました)

1月の終わり、28日に湖都駅前の馴染みの本屋さんを表敬しましたら、市が計画した隣の再開発ビル(大型マンション)がニョキニョキと成長しておりました
本屋さんの女主人の話では一週間に一階の割合で成長しているのだそうです
まだ道半ばであり完成すると今の高さの倍以上にはなるとのこと
そして、まだ発展途上であるのに、マンションの部屋はすでに完売だそうであります

ここでいつもながらお手数ですが写真をクリックしてご覧いただければ幸いです、写真右下の平屋が本屋さんです

本屋さんがある場所に道路を通すという計画ですので、本屋さんは立ち退きを迫れています、市は5月までに本屋さんのところをサラチにするので早く立ち退いてくれと言っているのだそうです

「そんなこと言われてもなあ・・・立ち退く前に仮住まいの家を市が用意してくれはらんと・・・へんな不便なところで仮住まいは困るしなあ・・・まだ、な~んにも準備してへん・・・」

女主人、慌てる気配はないのですが、実際にはこれからがたいへん、やむなく1月末でとりあえず本屋の仕事は休業にするとのこと

「あと2年やっていたら半世紀で私もちょうど80歳というはずやったけれど、残念ながら48年でチョンや、再開できるかどうか・・・」

「まず問屋さんにここに今ある本、いったん全部返して・・・それから仮住まいの場所が決まったら引っ越して・・・・でも、近くに替地、市が用意してくれることになってるけど、その場所はまだ建物がいっぱい建ってる、それを市がサラチにして・・・・サラチになったらそこに新しい家建てて・・・それから店をまた・・・・ああ、これから何年かかることやら・・・こんな年になってから・・・ほんまにええ迷惑や・・・・」

GGIはただうなずいて聞くしかありません、
そして本屋さんも困っているのですが、長年にわたりこの本屋さんにお世話になってきたGGIもたいへん困惑しているのであります

この本屋さん、売れないけれどいい本をおいていましたし、ツケで買えるのがなによりであるばかりでなく、女主人は本好きでよく書評なども読んでいる物知りでもあり、この本屋さんに立ち寄ると話が尽きません

すなわち、この本屋さんはGGIにとって格好の油の売り場所であったのです、本が買えなくなるだけでなく、貴重なるかけがえのない油の売り場所が消滅することが、残念でもあり寂しくてなりませぬ

昨年は八重葎庵の近くのたばこ屋さんも店を閉めてしまいました、
このお店もGGIの優秀なる油の売り場所であったのです、
このタバコ屋さんまではわが庵からほんの数分、
そしてこのタバコ屋さんの数十歩さきに操業100周年の古い酒屋があり、これもGGIの大切な油の売り場所、
ですから、近くのたばこ屋さんに行ってから酒屋さんに注文して帰ってくるだけで優に1時間以上かかってしまうこともありました

このようにして老人にとって貴重なる油の売り場所がだんだん減っていくことはまことに残念無念、哀しいことであります、
このようにしてGGIのエージングは確実に進んでいくのであります

本屋さんの女主人が最後に

「明日、表に休業の張り紙しとくわ、出入口だけ開けとくし、またいつでも寄ってください」

まことにありがたきお言葉であります、まだツケの後始末も済んでおりませんので、近いうちに休業してしまったこの本屋さんに足を運ぶことになるでしょう
そのころには隣の再開発ビルは写真に収まらないぐらい高くにまで成長していることでありませう

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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