透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

午後カフェ読書

2020-11-04 | A 読書日記



 「火の見櫓のある風景 スケッチ展」が終わり、BELL WOOD COFFEE LABでは次の作品展が始まっている。昨日(3日)の午後、前稿に載せた火の見櫓(1263)を見た後、お邪魔した。作品が展示されたカフェは雰囲気がガラッと変わっていた。なかなか好い感じ。 





「今日は本が読めますね」とカフェのMさんから声をかけられた。会期中に『巨人たちの星』という長編SFを読もうと、週末の土日、カフェに出かける度に持参した。だが、知人・友人が何人もスケッチ展に来てくれて、本を読む時間はなかった。

この『巨人たちの星』はJ・P・ホーガンというイギリス生まれの作家のデビュー作『星を継ぐもの』と続編の『ガニメデの優しい巨人』と合わせて3部作を成す作品。壮大な宇宙もので、描かれているシーンが具体的にイメージできず、読むのに時間がかかったがようやく終盤になった。

今日(4日)の朝カフェ読書で読み終えることができるだろう。


「火の見櫓って、おもしろい 写真・スケッチ展」開催中

会場:野田園 カフェ ギャラリー お茶の間
会期:10月28日~11月15日(午前11時30分~午後5時 月・火曜日休み)

ギャラリートーク 11月7日(土)午後2時から

お問い合わせ:野田園   安曇野市豊科4716-1
                                    電話  0263-72-2217


安曇野市豊科上鳥羽の火の見櫓

2020-11-03 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)火の見櫓のある風景 安曇野市豊科上鳥羽にて 3脚〇〇型 撮影日2020.11.03

 火の見櫓は見る方向によっても印象が異なるし、季節や天候、時間帯によっても印象が異なる。だから、何回も足を運ばなければならない。この火の見櫓を見るのは今日(3日)が初めてではないが(過去ログ)、なぜか番号を振ってないので、今回振った。

雪衣をまとった北アルプスの峰々が連なっている。火の見櫓の左に爺ヶ岳 右に鹿島槍ヶ岳 五竜岳。右側には小さく白馬三山も。電柱・電線が写ってしまうのは何とも残念だが仕方ない。



踊り場の高さはおよそ13メートル。高い部類に入る火の見櫓だが、櫓の中間に踊り場がない。梯子を直登するのは怖いだろう。


どちらかというと簡素なつくりの屋根と見張り台。



すぐ近くに道祖神などの石神や石仏が祀られている。


取り付けてある銘板により、この火の見櫓は1959年(昭和34年)に建設されたことが分かる。


2012年9月、今から8年前に今回と反対方向から見ている。


本が好き

2020-11-03 | A 読書日記



  

 10月31日と今月1日の2日間行われたわが村の文化祭、古本ご自由にお持ち帰りくださいというコーナーがあると聞いて、行って来た。

『東京路上博物誌』藤森照信+荒俣 宏(鹿島出版会1897年)
『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』大江健三郎(新潮社1975年17刷)
『生きることと考えること』森 有正(講談社現代新書1980年23刷)

こんな本を見つけたら当然欲しくなる。で、ありがたく持ち帰らせていただいた。

今年の春に自室の本をかなり処分して減らしたのに、また増え始めている。

ぼくは本が好きなんだなぁ・・・。


 


1263 麻績村 日の火の見櫓7

2020-11-03 | A 火の見櫓っておもしろい


1263 火の見櫓のある風景 東筑摩郡麻績村 日 山寺(*1)にて 3脚66型 撮影日2020.11.01

 俯瞰的な景観は魅力的だ。そこに火の見櫓が立っていればなおさらだ。今月の1日に短時間ではあったが、麻績村で火の見櫓巡りをして、最後に出合った火の見櫓。



軒樋受け金物のような形の蕨手、頑丈そうな避雷針。つるりんちょな、もとい表面が平滑な半鐘、半鐘と同じところに吊り下げてある木槌。見張り台のシンプルな縦しげの手すり子、これはこれで好い。



トラス組した脚。自重をしっかり支えているということが見た目にも分かる。


11月1日に麻績村の日地区で見た火の見櫓は以上の7基。

*1 山寺だと思うが、定かではない。


1262 麻績村 日の火の見櫓6

2020-11-03 | A 火の見櫓っておもしろい


1262 火の見櫓のある風景 東筑摩郡麻績村 日 上井堀にて 3脚66型 撮影日2020.11.01

 麻績村の北西域(長野道を長野方面に向かって左側)のなだらかな斜面に規模の小さい集落が点在していて、それぞれの集落内に火の見櫓が立っている。どこも「火の見櫓のある風景」を撮りたくなるようなロケーションだ。



この火の見櫓は村内の主要道路沿いに立っている。





脚元がなんだか変、近づいてみると・・・。



大胆にも櫓を切断して架台に載せている。この様にする必要性があった、ということだろう。立地上、あまり高さは必要ではなかったということなら、初めからこの高さでつくればよかったはず。どこか別の場所から移設したのかもしれない。梯子の手すりの下端は切断してから手を入れているものと思われる。





道路の反対側に消防の器具置場がある。達筆だなぁ


 


火の見櫓のある練り切り

2020-11-02 | A 火の見櫓っておもしろい



 昨日(1日)の午後、安曇野市豊科にある野田園のカフェギャラリー お茶の間にお邪魔しました。「火の見櫓って、おもしろい 写真・スケッチ展」の開催に合わせ、練り切り(和菓子)で火の見櫓を表現していただきました。 

練り切りと抹茶、深まる秋に和を味わうのも良いものですね。


火の見櫓のある練り切り


会期:10月28日~11月15日(午前11時30分~午後5時 月・火曜日休み)
ギャラリートーク 11月7日(土)午後2時から

お問い合わせ:野田園   安曇野市豊科4716-1
                                    電話  0263-72-2217


ブックレビュー 2020.10

2020-11-01 | A ブックレビュー



 10月の読了本は『本所おけら長屋』畠山健二(PHP文芸文庫)3巻と『ぼくは縄文大工 石斧でつくる丸太舟と小屋』雨宮国広(平凡社新書)。

人気シリーズの『本所おけら長屋』は現在書店に並ぶ最新巻(十四)まで読んだ。このシリーズが何巻まで続くのか分からないが、後は「追っかけ」をする。



『ぼくは縄文大工』は副題に「石斧でつくる丸太舟と小屋」とあるように、原始時代の道具をつくることから始めて、それらの道具だけ使って丸太舟と小屋(縄文住居)をつくる様子を紹介する、興味深い内容の本。

雨宮さんたちは縄文住居の屋根を今では定説となっている土屋根にして(過去ログ)、この土屋根を下地に茅を逆葺きしている。これらの様子が写真付きで紹介されているが、なかなかおもしろい。やはり実際に試してみることが大事、ということが分かる。そう、「ためしてガッテン」なのだ。