透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

朝カフェ読書「四国遍路の世界」

2020-11-22 | A 読書日記

480

 しばらく前に図書カードで購入した『四国遍路の世界』愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター編(ちくま新書2020年第1刷)を読む。

第1講から第15講まで、15人の研究者が四国遍路についてそれぞれの専門領域で論じていて、多岐にわたる内容が深く掘り下げられている。第7講まで読み進んだが、第5講の「道標石から見た四国遍路」では様々な型の道標が取り上げられていて興味深い。その分類で、頭部について弧頭型、前高弧頭型、円頂型、隅突起型、尖塔型、三角頂型、前高三角頂型、平頂型が挙げられている(094頁)。名称から形の見当はつくが、できればこれら全ての型の写真を掲載して欲しかった、と思う。

『あ、火の見櫓!』においても火の見櫓の様々な形を取り上げたが、それらを体系的に分類することがきちんとできていないことを反省している。

今日(22日)と明日、この本を読むことに時間を割きたいと思うが・・・。