
路上観察 道祖神 松本市今井にて 100509
■ 前稿で取り上げた火の見櫓のすぐ近くにこの道祖神がありました。高さ約80cm。縦長の石、なかなかいい形だと思います。
蓮の花に乗っているのでしょうか。だとすれば、仏教的な意味合いが含まれているのかもしれません。ウィキペディアには**道祖神は、古代から近世に至るまで 時代によって様々な信仰、宗教と融合する。**とありますから。
磨耗していて顔の表情は分かりませんが、仲睦まじい年配の(でもないかな)、庶民的な男女神に見えます。造立年は不明です。この道祖神には裏面に文字の彫りこみがありませんでしたから。
■ 路上観察の対象は現代建築をはじめ民家(町屋、洋館などを含む)、建築に棲む生き物、火の見櫓、繰り返しの美学、そして道祖神などいくつもあります。街歩きが楽しいというか、忙しいというか・・・。