■ 東京国立博物館で開催されていた「国宝 大神社展」。展示は第1章から第6章までの構成になっていて、この獅子・狛犬は「第6章 神々の姿」に展示されていました。滋賀県の若松神社の平安時代のお宝です。ポストカード(写真)を会場のショップで買い求めました。
右の口を開けて角がないのが獅子で、左の口を閉じて角があるのが狛犬です。獅子・狛犬をまとめて狛犬ということが多いそうですが、日本に伝わったときは左右同じ形だったとウィキペディアにあります。それがいつの間にか左右非対称に変化したんですね。伽藍配置も下図の通り、左右対称形で伝わったのですが、いつの間にか左右非対称に変化しています。中国の古い都・長安の都市計画も左右対称でした。それを手本にした平城京の左右対称の構成も次第にくずれてしまったんですよね。
日本最古の本格寺院といわれる飛鳥寺の伽藍配置(上)と法隆寺西院の伽藍配置(下)
「日本名建築写真選集4 法隆寺」新潮社より
左右対称を好まない日本人の心性が狛犬も伽藍配置も都市の構成も左右非対称、アンシンメトリーに変えてしまったというわけなんですが、それでは一体なぜ日本人は左右対称を好まないのでしょうか・・・。
なるほど!な理由をでっちあげなければ・・・。
日本は国土が狭くて、ただ地平線が続くだけの「左右対称の風景」が無い。自然を愛するこの国の人たちは、自然に無いような形を好まないから、と友人が唱えた仮説をとりあえず挙げておきます。
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来週末に東京予定なんですが、もう終わったんですね(T_T)
日本人のアンシンメトリー好みの背景、なんなんでしょうね。
自分も関心を持たざるを得ないテーマですが、
「日本人のアンシンメトリーは、時間経過による変化をも抱合している」
という仮説を、つい先日ネット上でたまたま読みました。
確か、時間経過を独特に捉える感性が日本人にはあって云々、、、
という話でしたが、その話者は生け花の家元さんでした。
なるほど一理あるかな、という感想を抱きました(^^)
大神社展はよかったです。
なるほど!と思えるような仮説をでっちあげたいと思います。
でも人はシンメトリーを本能的に好むという説を藤森さんが唱えています。
赤ちゃんが初めて見る母親の顔はシンメトリー。
だからシンメトリーを好きにしておかないと母親を好きになってもらえないからというのがその理由です。
平等院鳳凰堂のようなシンメトリックなデザインもありますよね。
ポストカードはのぶさんに買ったお土産です。
昨晩久しぶりにバロに行きまして、
お土産のポストカードを頂戴しました。
ありがとうございました!
どこかで火の見櫓のポストカードがあったら
お土産にして持ってきますね(^^)
北信の火の見櫓めぐり、私もしたいです。
それから山梨も。
山梨では富士山をバックに火の見櫓を撮ろうと思っています。
どうでしょう、いつか行きましょう。
火の見のポストカードがあればぜひ!!