■ 郵便物はかなりの頻度で届くけれど、切手が貼られたものは少ない。今日(2日)届いた絵画展の案内カードには貼ってあったのはふみの日にちなんだ63円切手だった。ネット検索してみるとふみの日にちなむ切手は何種類もあるが、この切手は今年(2022年)の7月22日に発行されている。受け取るならこのようなきれいな切手が好いなぁ。
■ 郵便物はかなりの頻度で届くけれど、切手が貼られたものは少ない。今日(2日)届いた絵画展の案内カードには貼ってあったのはふみの日にちなんだ63円切手だった。ネット検索してみるとふみの日にちなむ切手は何種類もあるが、この切手は今年(2022年)の7月22日に発行されている。受け取るならこのようなきれいな切手が好いなぁ。
■ 男はつらいよシリーズの全50作品を一通り観たが、また観たいと思った作品を観ることにしている。小説もそう。また読みたいと思った作品を読んでいる。
7月22日(金)に第22作「噂の寅次郎」をまた観た。冒頭、大井川に架かる蓬莱橋が出てくる。全長が900m近くもある木造の橋(橋脚は鉄筋コンクリート製)だが、この橋の上で寅さんは行脚僧から女難の相があるから気をつけるように言われる。橋を歩く寅さんの姿が印象的だが、寅さんシリーズにはよく橋が出てくる。
その後、寅さんは大井川の中流域、川根本町(*1)のダムで、失恋に涙する女性・小島 瞳(役名が分からなかったので調べた。演じたのは泉ピン子)と出会う。寅さんは彼女を食堂に誘い、話を聞いて慰める。ここで寅さんは少し散財する(あまりお金を持っていない寅さんにとって少額というわけではなかったかもしれない)。だが、これまで女難とは言えないだろう。
寅さんは実に優しい、特に旅先では。寅さんに優しくしてもらった女性はみんな寅さんに惹かれ、その後とらやを訪ねてくるというパターンが何作かある。この辺りきちんと調べたいと思う。
瞳と別れた寅さんは木曽へ向かう。バスの中で義弟・博の父親の飈一郎(志村 喬)と偶然再会し、同宿する。このシリーズに偶然の再会はつきもの。一体どのくらいあるのだろう、これも調べてみたい。リリー(浅丘ルリ子)とも函館の屋台で偶然の再会を果たす。この映画でもラストで寅さんは列車の中で新婚旅行中の瞳と偶然再会する。
この「噂の寅次郎」で飈一郎役の志村 喬のしぶい演技をもう一度見たかった。飈一郎が木曽の宿で寅次郎に「今昔物語」に描かれている人生のはかなさついて説くシーンは特に印象に残る。
第8作「寅次郎恋歌」で飈一郎が寅さんに民家の庭先で咲いているリンドウの花を引き合いに人の幸せについて語るシーンも好い。寅さんが飈一郎から聞いた話をとらやの茶の間でみんなに話すシーンも好い。「今昔物語」もリンドウの花も。
さて、この作品のマドンナ・早苗(大原麗子)はとらやで働いていて、寅さんはマドンナととらやで出会うけれど、やはりマドンナとは旅先で出会う方が好い。この頃いいなと思う旅先での出会いは第45作「寅次郎の青春」のマドンナ・蝶子(風吹ジュン)と第39作「寅次郎物語」の隆子(秋吉久美子)との出会い。
また、橋と言えば28作「寅次郎紙風船」では福岡県の秋月眼鏡橋を寅さんが渡って、昔のテキ屋仲間を見舞いに行くシーンが出てくる。この石橋はなかなか美しい。寅さん映画に出てくる橋をすべて整理するというのもおもしろいかもしれない。
このシリーズには火の見櫓も出てくる。 例えば第10作「寅次郎夢枕」。田中絹代が出演している作品だが、北杜市須玉町で寅さんが塩川に架かる橋を渡るラストシーンをよく見ると火の見櫓が写っている。ストリートビューで火の見櫓を確認することができた。橋は架け替えられているが、周辺の様子が一致する。この火の見櫓を見に行きたい。
*1 この町で火の見櫓めぐりを2回している。残念ながら映画に火の見櫓は写っていなかった。