■ ローコストという条件が個性的で魅力的な住宅を生み出した、と言っていいのかもしれない。今日(11日)松本市内で完成間近の住宅を見学した。
ガルバリウム鋼板横葺きの屋根と外壁。外壁ではなく垂直の屋根と捉え、マンサード型の屋根だと解すべきかもしれない。であれば、軒が出ていないことも、軒樋が無いこともすんなり受け入れることができる。軒樋を付けると、却って水仕舞上の弱点になりかねない。
やはり白の外観は都会的でおしゃれな印象を受ける(このように評しておけば無難)。
内部はすっぴんの美。吹き抜けを見上げると登り梁も棟木も隠すことなく、あらわしにしている。これこそすっぴんの美だと言える。普通はここに厚化粧をしてしまう。
オブジェとしての設え
普段創り込んだ空間ばかり目にしているので、このような徐々に生活に馴染ませていく空間はとても新鮮だった。やはり家は育てていくものなのだ。この当たり前ともいえることを再認識した。
□ ブログに写真を掲載することをオーナーのIさんに了解していただいています。