■ 国立歴史民俗博物館では第3展示室へまっしぐら。ここには江戸橋広小路のジオラマがあって、火の見櫓が立っていることが分かっていたから。
右側に日本橋川が流れている。後方に日本橋が見えている。3角形の広小路(空地)に火の見櫓が立っている。
日本橋側から火の見櫓を望遠する。左後方に江戸橋が架かっている。2階建て止まりの家並みの中にあって、火の見櫓は遠くからでもよく見えるランドマーク、ということが分かる。
幕府大棟梁甲良家が残した図面集「諸絵図」に示されている「火之見番所」、雑誌「東京人」NO.309 2012年5月にこの図面が載っている。
見張り台の方形の屋根の軒の高さが十間一尺(約18.5m)ある。今現在立っている鉄骨造の火の見櫓でもこんなに高いものは少ない。実に存在感がある。
日本橋の先の屋根の上に枠火の見が立っている。上の写真の左上に小さく写っている。
広重の「日本橋 朝之景」に描かれた枠火の見かもしれない。