透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー



福島県西郷村の火の見櫓

2017年11月05日 | A 火の見櫓っておもしろい 


964 福島県西白河郡西郷(にしごう)村豊作東の火の見櫓 4脚88型 撮影日171102

棚倉町の鐘鋳神社を後にして白河ICへ移動中にこの火の見櫓と出合った。櫓の形は整っていて美しい。末広がりのカーブも好ましい。少し屋根と見張り台が離れすぎのような気もするが、このようなバランスもあり、だろう。





脚部もきちんと造ってあり、好ましい。

この火の見櫓も4本脚で屋根と見張り台の平面が共に8角形の4脚88型だ。こちらではこのタイプが多いのかもしれない。この日見た火の見櫓と長野県の火の見櫓とデザイン上の大きな違いは見いだせなかった。


 東白川郡と西白河郡 なぜ漢字の表記が違うのだろう。

コメント

鐘鋳神社(棚倉町)の狛犬

2017年11月05日 | C 狛犬はおもしろい

 鐘鋳(かねい)神社は東白川郡棚倉町一色にある小さな神社。集落内の狭い生活道路に案内看板があることを知り、出かける前にストリートビューで確認していたが、確認したコースを逆方向から向かうことになったので分かりにくかった。が、なんとか迷うことなく行きつくことができた。神社の直前で、道なのか民家の庭先なのか判然としないところがあって、ここ通っていいのかなと思ったが。

神社は鬱蒼とした森の中、時の流れが古からずっと止まっていたかのような雰囲気のところに鎮座していた。





棚倉町一色は、この狛犬の作者・小林和平の奥さんの出身地だという。ふたりの間には3人の子どもが生まれたが、3人とも亡くなっている。長女を1927年(昭和2年)に15歳で亡くしてから7年後、1934年に和平はこの狛犬を彫った。この狛犬の吽像にも子獅子が彫り込まれている。和平はどんな想いでこの狛犬を納めたのだろう・・・。





彫りに対する執念すら感じるこの狛犬、ただただ凄いとしか言いようがない。


 今回の福島南部狛犬巡りでは、狛犬ファンのブログで訪ねる神社を検討し、友人のぶさんからもアドバイスしてもらった。記して感謝する。

コメント (2)

福島県浅川町の火の見櫓

2017年11月05日 | A 火の見櫓っておもしろい 


963 福島県石川郡浅川町小貫(小貫生活センター前の公園の隅っこ)の火の見櫓 4脚88型 撮影日171102



屋根と見張り台、ちょっと間延びした感じ



避雷針の飾りとくるりんちょな蕨手



踊り場の手すりに付けられた飾りもくるりんちょ。



外梯子から踊り場に入り込む開口にもくるりんちょ、くるりんちょ。



美脚 

櫓全体の発錆が気になる。


 

コメント

八槻都都古別神社(棚倉町)の狛犬

2017年11月05日 | C 狛犬はおもしろい

 東白川郡鮫川村の八幡神社から同郡棚倉町の八槻都都古別神社へ。途中、遅めの昼食(食レポは無し)。


八槻都都古別(やつきつつこわけ)神社


鳥居から朱塗りの随神門に伸びる石畳の参道、その脇に狛犬が鎮座している。

 
迫力ある木鼻


拝殿



この狛犬は1840年(天保11年)の建立。石工の名前は刻まれていないが、高遠藩を脱藩して遠く陸奥国、福島に移り住んだ小松利平(1804~1888)の作品ではないかと言われている。だとすると、この狛犬は利平が30代半ばに彫った作品ということになる。

福島の山村に身を隠し、脱藩者を取り締まる石切見付から逃れていた利平には自分の名前を彫るに彫れない事情があったという訳。遠く離れたこの地まで流れてきた利平はいったいどんな想いで石を彫り続けたのだろ・・・。
















この狛犬で注目は吽像の子獅子。



母親を見上げる子どもの顔の表情が実にいい。  


 

コメント

鮫川村八幡神社の狛犬

2017年11月05日 | C 狛犬はおもしろい



 今回の福島県南部・白河地方の狛犬巡りは神社7社の狛犬を見て、その日のうちに茨城県筑西市まで移動するというかなりハードなスケジュールだった。出かける数日前、各神社のある市町村の位置関係を福島県の地図で確認した。行きつ戻りつでは効率が悪いから右回りと決めた。後は当日カーナビのおねーさんの指示に素直に従うことにしていた。

この日、5社目は東白川郡鮫川村赤坂中野にある鮫川村八幡神社。すぐ近くの鮫川小学校を目的地に設定して、古殿八幡神社から移動。村の主要道路の脇に石段が設えてあり、その両脇の石積みの上に狛犬が据えられていた。

狛犬の作者は小林和平と同世代の野田平業という石工。この狛犬の台座には「白河市横町彫刻師野田平業」と彫り込んである。そう、彫刻師。向かって右側の阿像、左側の吽像、どちらも尾がすごい。尾は狛犬の見どころのひとつだが、今回見てきた狛犬はどれも尾が何本にも分かれていて装飾的、凝ったつくりだ。







小林和平が彫った古殿八幡神社の狛犬ほど表情が豊かではないが、野田平業は技巧派と評されるだけのことはある。この籠彫りの珠に注目。透かし彫りした籠の中に丸い玉が入っている!もちろん後から入れたわけではない。そっと指を籠に入れて玉を押してみたら動いた。東海林さだおさんが取り上げた「ドーダ、おれってスゴイだろ」の彫りだ。過去ログ


 

コメント