透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

大阪旅行の計画

2017-01-09 | A あれこれ

 大阪旅行が今週末に迫ってきた。

14、15日の大阪の天気予報は曇り、時々晴れになっている。雨や雪だと困るけれど、降らなければ好し。みんな日頃の行いが良いのかな? いや、年が改まると共に、それまでの「悪さ」がちゃらになったのかもしれない、きっとそうだ。

昔々、中学3年の時、修学旅行の前に見学先の神社仏閣などについてあれこれ調べてまとめたようだ。私はこのことを覚えていないが、Sさんの証言だから間違いないだろう。今はそれと同じで見学先やスケジュールなどについて検討している。


14日(土)

特急しなの2号で名古屋に向かう。名古屋で新幹線のぞみ15号に乗り換える。新大阪着10時40分。
御堂筋線で淀屋橋のホテルに直行、ホテルに荷物を預けてからの予定は今のところ次の通り。

①天満天神繁昌亭で落語(+大阪天満宮)
昼食は天神橋筋商店街かな、「昼間っからビール」しよう。
繁昌亭が満席だったらどうする? 大阪城に行くか?それとも通天閣に行くか?

②道頓堀の大和屋本店で懇親会 
大阪といえば道頓堀。
ハデハデな看板が連なる通りを昼も夜も楽しみたい。
気の置けない友だちとわいわいがやがや飲むのは楽しい。
二次会は法善寺横丁か?ホテルに戻って静かに飲むか?


15日(日)

⓪火の見櫓観察 私だけのオプション 京阪本線の西三荘駅近くに立っているはず。
早起きして朝食前に実行する。
(所要時間約1時間半 6時過ぎの電車で行けば8時頃にはホテルに戻ることができるだろう。)
朝食はホテルに戻ってからバイキング。
チェックアウトは8時半頃か。忙しいが、個人的な都合で遅らせるわけにはいかない。

①住吉大社
狛犬! 御朱印

②通天閣(+四天王寺)
通天閣は大阪のシンボル。設計者は東京タワーと同じ内藤多仲。
道路跨ぎの通天閣!とマンホール蓋  
昼食は通天閣本通かな。
時間的に余裕があれば個人的には四天王寺に行きたい。
この寺は聖徳太子の創建で、中門・五重塔・金堂・講堂を一直線に並べる配置(過去ログ)。

③あべのハルカス
日本一の超高層ビル 田舎のおじちゃん、おばちゃんには場違いなところかな? かまへん、かまへんて。
あべのハルカスから新大阪へは御堂筋線で乗り換えなし、便利。

新大阪発16時10分、のぞみ240号で帰路に着く。名古屋着17時02分、17時40分発特急しなの21号に乗り換える。

夕食は名古屋駅のレストラン?駅弁?


◎お土産を買うのを忘れないこと
◎団体旅行だから時間に余裕を持たせておくこと。 
 


 


年越し本「猫」読了

2017-01-09 | A 読書日記


小説の最後の場面を描いた挿絵

■ 昨年末から読んでいた年越し本『吾輩は猫である』を7日に読み終えた。

デビュー作の「猫」は漱石38歳の時の作品。ストーリーらしいストーリーがなく、苦沙弥先生の自宅を訪ねてくる友人たち(迷亭、寒月、東風、独仙ら)を猫が観察し、彼らが交わすさまざまな会話を、猫がなんというか、論評するという趣向。そう、猫による人間観察、風刺。彼らの会話にはユーモアがあるし、単なる与太話ではないところが魅力的。

猫という第三の眼を設定して漱石自身をほかの友人と同列に置き、客観的に自己観察している点がこの小説の、というか漱石のすごいところ。
 

**吾輩は猫である。猫のくせにどうして主人の心中をかく精密に記述しうるかと疑う者があるかもしれんが、このくらいのことは猫にとってなんでもない。吾輩はこれで読心術を心得ている。いつ心得たなんて、そんなよけいなことは聞かんでもいい。**(373頁)

ユーモラスな作品だが、**吾輩は死ぬ。死んでこの太平を得る。太平は死ななければ得られぬ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい**(517頁)というラストには漱石の心の深層・奥底が反映されているように思えてならない。


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