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透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

567 安曇野市豊科南穂高の火の見櫓

2015-08-24 | g 火の見櫓観察記


567 安曇野市豊科南穂高重柳 撮影日150822 

 一昨日(22日)は松本から国道19号を長野方面へ向かい、前稿に書いたように長野市大岡川口で県道394号に入って大町に抜け、「黒部ダムカレー」して、松本まで戻った。

豊科南穂高の集落内に立つこの火の見櫓が遠くから見えたので立ち寄った。 松本平のあちこちに点在する、ごく標準的なタイプの火の見櫓。

末広がりのなだらかなカーブが実に美しい。



円と正3角形とは中心を重ねると対称軸が重なるので屋根下地と櫓の柱との取り合いの状況が同じになり、すっきり納まる。正6角形の屋根と正3角形の櫓も然り。

これが正6角形の屋根と4角形の櫓、4角形の屋根と正3角形の櫓という組合せだと、対称軸が重ならないので、屋根下地と柱との取り合いがそれぞれ異なり、上手く納まらない。

鋼板製の床面に小さな水抜き孔がいくつもある。床に鋼板を張っているのは比較的古い火の見櫓ではないか。

半鐘はもう少し内側に吊しても良かっただろうに・・・。



脚元のこの納めもよくあるタイプ。 

消防信号板は見張り台に設置して、半鐘を叩くとき直接見ることができるようにしておいた方が団員は助かると思う。叩き方を度忘れして、ここまで降りて確認してまた昇るなんてことにならないように・・・。



梯子段を2本の丸鋼を並べてつくっている。1本の場合よりかなり昇り降りしやすい。とは言え、12mくらいの高さかと思われる見張り台まで直登するのは怖いだろう・・・。

端正にできている。これは鉄のアート、芸術作品だ。


 

コメント
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