■ 京都、奈良への2泊3日の旅行を計画中です。11月の中旬、紅葉が始まる頃の古都。
京都では南禅寺の塔頭金地院の茶室・八窓席(重要文化財)の見学を予定しています。俄か知識で書きますが、この茶室は小堀遠州(←過去ログ)が金地院に住した崇伝に請われて指図をしてできました。
手元にある本にこの茶室の平面図が載っています。書院の隣に計画された三畳台目で、客座と書院とは二枚襖で仕切られているだけです。書院と一体に使うこともできるでしょうし、襖を貴人口とすることもできそうです。
この茶室について瀬戸内寂聴さんは『京の茶室 名僧と語る茶の心』婦人画報社で**窓が多いのは、茶室の密室めいた緊張感はほぐされるが、落着きを失う。障子に映る陽の移ろいの影は楽しめるかもしれないが、私は窓が多すぎるのは好きではない。**(65頁)と語っています。
私がこの茶室に身を置いたとき、どのように感じるのか・・・、いまから楽しみです。
他に京都でどこを見学するか、いま何ヶ所か候補を挙げて検討中です。
奈良に行きたい と2011年の6月にブログに書いていますが、奈良では法隆寺と秋篠寺に行こうと思っています。
左右対称を好まない日本人、法隆寺では五重塔と金堂とを左右に配置しています。(←過去ログ)もっと古い寺院では左右対称の伽藍配置が採られていますが。改めて左右非対称の美を鑑賞しようと思っています。
それから、秋篠寺。
秋篠寺といえば伎芸天(←過去ログ)。2009年に伎芸天に会いたいと書いていました。この秋、ようやく実現しそうです。