■ 北杜夫がドイツの作家トーマス・マンを敬愛していたことはよく知られている。北杜夫の代表作の長編『楡家の人びと』はトーマス・マンの『ブッデンブローク家の人びと』の影響を強く受けているとされている。
北杜夫が学生時代に仙台の街を歩いていて「トマトソース」という広告を目にして「トーマス・マン」と誤認、ギクリとして立ち止ったというエピソードも北杜夫のファンには知られている。このエピソードはこの本にも載っている。
私は今日(0422)、線路沿いに立っているこの信号柱(という名称が正しいのかどうか、鉄ちゃんではないので分からないが)を視界の端に見て、ギクリとして立ち止った。火の見櫓に見えてしまったのだ。
コンクリート製の1本柱に梯子の火の見櫓(便宜的に火の見櫓としておくが、厳密には火の見櫓でも火の見梯子でもない)として、こんなデザインも大いにありだ。
カレンダー
プロフィール
最新記事
ブックマーク
カテゴリー
- g 火の見櫓考〇(172)
- g 火の見櫓観察記(1694)
- g 火の見櫓のある風景を撮る〇(97)
- g サクラと火の見(34)
- g 火の見櫓のある風景を描く〇(59)
- g 「あ、火の見櫓!」(33)
- g 消える火の見櫓 残る火の見櫓(39)
- g ブックレビュー〇(221)
- g ぼくはこんな本を読んできた〇(104)
- g 読書日記(1650)
- g 源氏物語〇(73)
- g あれこれ考える〇(91)
- g カフェトーク〇(4)
- g 新聞で学び考える〇(15)
- g 建築を観察する 建築を学ぶ 建築を考える〇(129)
- g 民家・町屋の観察〇(56)
- g 茅葺きの民家〇(44)
- g 蔵観察・蔵考〇(67)
- g 歴史的建造物〇(44)
- g 記録するということ・想い出〇(21)
- g 旅行記〇(134)
- g 地面の蓋っておもしろい〇(235)
- g 道祖神〇(103)
- g 狛犬〇(99)
- g ダムカレー〇(67)
最新コメント
- U1/936 栃木市藤岡町の道路またぎ櫓
- 新楽正/936 栃木市藤岡町の道路またぎ櫓
- U1/「浮浪児1945― 戦争が生んだ子供たち」を読む
- タック(takx007)/「浮浪児1945― 戦争が生んだ子供たち」を読む
- U1/引っ越し準備
- ひのみ/引っ越し準備
- U1/33会 九州旅行7
- hirarinbox/33会 九州旅行7
- U1/火の見櫓のビフォーアフター
- Unknown/火の見櫓のビフォーアフター