透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

290~294 立科町の火の見櫓 その1 

2012-07-29 | A 火の見櫓っておもしろい

■ 北佐久郡立科町の火の見櫓の紹介です。今日、29日の早朝、立科町まで出かけて火の見櫓巡りをしてきました。特に下調べをしたわけでもありませんが、16基見つけることができました。

3稿に分けて紹介します。


1 蟹窪

 
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 私が観察する限り、東信地方の火の見櫓は細身のものが多いです。





梯子が地面に着いていません。どうやら立科町では一般的な設置法のようです。


2 宇山

 
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火の見櫓と法面(のりめん)に埋め込むようにして建てられている分団倉庫のツーショット。





火の見櫓のブレースにはリング式のターンバックルが使用されていることが圧倒的多く、このような一般的な枠式ターンバックルが使われることはあまりありません。この火の見櫓は比較的新しいものではないかと思います。


3 立石

 
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この火の見櫓の梯子も下端が接地していません。何故こうしたのか理由は分かりません・・・。姿形は蟹窪の火の見櫓とよく似ています。


4 石川


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鉄筋コンクリート造の消防倉庫をまたいで立つ火の見櫓です。屋根より見張り台がかなり大きいです。珍しいプロポーションです。こんな火の見櫓があるんですね~。




 5 芦田(立科町役場の近く)

 
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役場の駐車場に車を停めてあたりを見まわすと、この火の見櫓が目に入りました。









木造の分団倉庫をまたいで立つ火の見櫓です。脚は屋根を貫通しています。


 


295~299 立科町の火の見櫓 その2

2012-07-29 | A 火の見櫓っておもしろい

6 
 
295

実に美しいフォルムです。

あれ、梯子がない・・・。この写真を見ればそう思いますよね。



で、少し移動すると・・・。構面のひとつが梯子になっているのです。






櫓の平面は台形をしています。こんな形、初めて見ました。 どうやら立科町は火の見櫓ファンにはたまらない町のようです。

探せばまだ他にも珍しい火の見櫓が見つかるような気がして、他の地区に移動しました。カーナビも、町の地図もありません。ヤグラーの感だけが頼りですが、多少なりともすることがあるとすれば、火の見櫓は古い集落内に立っていることが多いですから、古い集落があるようなところを探すことでしょうか。ここには書きませんが、そのようなところには地形的に共通する条件がある、と私は考えています。




 
296 野方


 8

297 野方






9 
 
298 中原




10 

 
299 細谷



防災無線のスピーカー柱に小屋根付きの半鐘を取り付けて、倉庫の屋根の上に見張り台を設置しています。これは火の見櫓とはいえないかもしれません。でも、まあ 珍しい構成の火の見櫓ということで・・・。

立科町では今でも半鐘を叩いていると聞きますから、防災無線柱を立てて、ハイ、オシマイというわけにはいかないのでしょう。


 


300~305 立科町の火の見櫓 その3

2012-07-29 | A 火の見櫓っておもしろい

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300 立科町桐原






12 
 
301 立科町外倉

これはいい!


13

 
302 立科町五輪久保




14

 
303 牛鹿

それにしても立科町はすごいです。



屋根の下にも赤色灯がついています。夜はどんな感じになるのでしょう・・・。



15

 
304 山科

これはもう感動です。






16 

 
305 立科町上房


立科町ではユニークな姿形の火の見櫓を何基も見ました。ヤグラーにとって至福の休日でした。

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