■ 毎朝勤務先に向かう車でラジオを聴く。SBCラジオでは7時25分頃から5分間くらい「鈴木杏樹のいってらっしゃい」という番組を放送している。
鈴木杏樹があるテーマについて1週間通しで語るという番組で、今週のテーマは「ペンギン」。12日の朝はなぜ恒温動物のペンギンが冷たい氷の上でも平気なのかについての説明だった。
なぜ?
その答えは「熱交換システム」。足の裏から体の中心に帰っていく静脈とその反対の流れの動脈との間で熱交換するシステムができているから、という説明だった。
静脈と動脈とはお互いにすぐ傍に(静脈が動脈に巻きつくように)配置されていて、足の裏から冷えた血液が流れていく静脈と足に向かって暖かい血液が流れている動脈との間で熱交換をするようになっているのだそうだ。これで熱のロスを防いでいるのだという。
なるほど!な優れたシステムだが、この説明を聞いて私は「ロスナイ」という熱交換型の換気扇を思い浮かべた。冷暖房している部屋の熱を逃がさないように換気をするシステムだが、その原理はペンギンの熱交換システムと同じ、と言っていだろう。
人の考えることは全て(いや、いくらなんでも全ては言い過ぎか)自然が先回りして実現しているという。熱交換システムもその1例。やはり自然ってすごい!