■ 秋の大型連休の中日、午前中書店で本を探すも購入に至らず。で、自室の書棚から『草枕』を取り出してカフェ・シュトラッセへ。
**智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。**
巻末の年譜を見ると漱石が作家活動をしたのはたったの十数年!。そうか・・・、知らなかった。それであれだけの名作を残したのだから驚きだ。いやいや、樋口一葉は一年ちょっとで『たけくらべ』『にごりえ』『大つごもり』『十三夜』などの傑作を書いた。
人生はその長短などにあまり意味がないのかな~。カフェの外の稲穂の波を眺めながらふと思った。
なぜ、漱石を読もうと思ったのだろう・・・。先頃再読した『こころ』はミステリー小説のようで面白かったが、この作品はどうも読みにくい。最後まで読みとおせるかどうか、今回も途中でパスしてしまうかもしれない。
でも・・・、日本を代表する作家をひとりだけ挙げよ、といわれればやはり漱石だろうな。
読書の秋、久しぶりに『我輩は猫である』を読んでみるか・・・。シュトラッセの看板猫(名前は何というんだろう・・・)を見ながら思った。
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