■ ああ、今回はあのことか、と気づかれたと思います。そうです、今年はふたりの生誕100年にあたる年なんですね。
新潮社のHPで昨年末に知りました。新年になって各紙このことを取り上げたようです。1909年生まれの作家は他にもいますが、このふたりを取り上げたのは、ずば抜けて人気が高いということなんでしょう。
太宰治が『人間失格』を世に残して玉川上水で入水自殺したのは40歳になる前でした。一方、松本清張がこの『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞したのが、44歳の時。それから作家活動を始めたわけですから、そのとき既に太宰はこの世の人ではなかった、ということになりますね。
人生いろいろ、ですね。
さて、ここからどう書き進めるか・・・。
松本清張記念館が北九州市小倉にありますね。松本市美術館の設計者、長野の宮本忠長さんの設計。清張ファンとしてはいつか訪ねたい、と思っています。再現されている書斎や3万冊の蔵書が見たいのです。
太宰治の生家「斜陽館」は築100年を過ぎた豪邸。太宰のファンではありませんが、この建築は是非見学したいと思っています。鶴岡あたりからしだれ桜の角館を経由して津軽へ。りんごの花が咲く頃はきれいでしょうね。
どちらもここ5年、いや10年くらいの間に実現したいと思います。
青森が先かな。