透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

マグニチュードって?

2008-06-19 | A あれこれ

■ 岩手・宮城内陸地震で被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。

今回は地震がある度に発表される「地震の規模を示すマグニチュード」について。

数日前に偶々聞いたNHKラジオのニュース番組で解説者が阪神大震災はマグニチュード7.3、岩手・宮城内陸地震はマグニチュード7.2でほぼ同じだとコメントしていました。そのコメントにあれ?と思いました。0.1の違いはかなり大きいはずでは。

マグニチュードが0.1増えると一体エネルギーはどのくらい増えるのだろう。調べてみました。

ネット検索して、グーテンベルグ・リヒターの式なるものがあって、
logE=4.8+1.5Mだと知りました。Eはエネルギー(ジュール)でMはマグニチュードです。logか・・・、数学は、いえ、数学苦手でした。

この式に阪神大震災のときのM 7.3を、岩手・宮城内陸地震のM 7.2をそれぞれ代入して
logE=15.75、logE=15.60を得て(Eは阪神大震災のエネルギー、Eは岩手・宮城内陸地震のエネルギー)関数電卓を使って得たE、Eの値からE/E求めると約1.4125となりました。

はEの1.4倍(計算が合っていれば)ってことはふたつの地震のエネルギー量はほぼ同じ、とは言えないということになると思います。1次関数のように単純ではないから分かりにくいんですね。もっと直感的に分かるような指標ってないのでしょうか。

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この本にも前稿で取り上げた看板建築のことが出てきます。