黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

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2012年04月20日 23時09分26秒 | Weblog
4月20日分。

 毎度。週末は少しくらい走りに出る予定なので、万が一のためのパンク対応用機材をリュックに入れたり、改めて自転車の説明書を読み返したりしております。幽霊です。結構前ですが、多摩サイクリングロードを走っている真っ最中にパンクしたことがあり、対策ツールを持ち合わせていなかったため、一時間半ほど自転車を押して歩くという苦行を味わった経験が……あれはしんどかったなぁ。
 対応用機材と言えば、タイヤ用のチューブは予備として買ってきてあったのですが、うっかりと携帯用空気入れの方を買い忘れておりました。持ってはいたんですが、前のヤツは、前の車体に一緒にくっついていたので、ロストしてしまったし。というわけなので、会社を定時に撤収して、そこから歩いて自転車を買ったお店へ。先週に対応して貰った店員さんがこちらに気がついてくれたので、あの自転車で使える携帯空気入れを、とすんなり話が通りました。ありがたやー。
 余談ですが、前にパンクをやらかしたときは、何故かサイクリングロードの路面に画鋲が落ちておりまして、気がつかずにそれを思いっきり踏んでしまったのが原因でした。いやー、見事なまきびしトラップだったなぁ、あれ……悪意を感じる。でまあ、ついでだからと自分でチューブ交換をやってみて、やり方はそれで覚えた次第。良い経験ではありました、結果的にはですが。

 取説を読みながら、ごくごく当たり前のことを書いてあるんだけど、その当たり前がまだ定着してないんだなーということを思ってみたりとか。序文にあたるようなところで、「自転車に歩行者の感覚で乗らないでください」という一言が入っているくらいですし。実際問題、下位のグレードとはいえロードレーサー用のコンポを積んだ車体なので、速度は出そうと思えば時速30キロ以上は出ます。さすがに、歩行者がこの速度は出せませんやね。
 それから、ハンドルに荷物を引っかけての走行はしないこと、携帯電話を操作しながら走行しないこと、音楽を聴きながら走行しないこと。ぶっちゃけ、最初と最後の項目は、私自身やらかしたことがあります。まあ、ハンドルに~の方は、速度を全然出せなくなるしハンドルを取られるので、緊急手段として分かった上でやったのですが……まあ、やっちゃいけないことですね。音楽を聴きながらが駄目なのは、周囲の音が拾えなくなるからで、特に高速走行中は音を頼りにすることもあるので危険。
 改めて、自転車は「歩行者の延長」ではなくて、自動車に近いもの(というか法律上は軽車両)であることを思い起こしつつ。ただ、こういう認識を、ちゃんと自分の感覚として持っている人というのは、まだ少数派かなとも思いますが。実際、自分で「速度の出る」車体に乗って、自分でそれなりの速度を出してみないと、この感覚は理解して貰えないものかと。

 実際、かなり怖いんですよ、速度を出すと。しかも歩道で速度を出した場合、歩行者が避けられないんです。速度が上がってくると、ブレーキをかけてから止まるまでの制動距離も伸びてしまうし、急に歩行者が曲がろうとしたときに間に合わなくて衝突するかも知れない。歩行者の動きって予想が出来ないことがかなり多いので、自転車同士よりもむしろ危ないくらいです。
 自分自身、前の車体が初めてのクロスバイクで、そこで初めてそこそこの高速走行を経験しましたし、無謀運転をやらかして盛大に転けて自爆したことがあります。歩行者とニアミスして、ヒヤッとしたことも数回。それでようやっと、「ああコレは危険なんだな」というのを実感として理解して、以来速度をかなり控えるようになりました。出せる場所では試しに出したりしますが、歩道走行中は、むしろそこらのママチャリより遅いくらいです。
 こういう経緯があるだけに、私自身、全然えらそうなことを言えた立場ではありません。でも、やらかしてしまった側だからこそ、駄目だよって言えるところもあると思うのです。

 ではでは。ひゅう、どろん。