11月30日分。
毎度。昨日のスーツ購入に加えて、どうせ、今月はもう貯蓄へはほとんど考えなくても良いだろうってことで、普段なら優先順位のやや低い程度の物を諸々買い集めてきました。幽霊です。買い物の中身なんて地味ですよ? ドライヤーとか、魔法瓶とか、薬用ハンドクリームとか。ドライヤーはそもそもそんな高等な物が部屋にあった試しが無かったわけですが、マイナスイオンなんてついてない安物で済ませて買ってきました。魔法瓶は現品処分の特価品。貧乏性はいつものことです。
この時期、かなり手ががさがさになって若干痛くなることがあるので、この中ではハンドクリームが一番優先順位が高かったりする。キスミーの薬用ハンドクリームを選んでますが、コレ、昔実家に置いてあったんだよなーと。昔使っていた頃と変わらずものっそい薬臭いですが、だがそれが良い。その次が魔法瓶でしょうか。電気ポットを置いてないので、お茶でも飲もうとすると一回一回お湯を沸かす必要があったもので……。平日は一回沸かして一回飲むだけですが、休みは回数が増えやすいし。ガスの無駄なので、魔法瓶に入れて保温したれってことです。早速、今お湯を沸かしてお茶を準備しているところ。
結局、諸々買って九千円くらい。洗濯とアイロンかけも終わったし、今月末としてやることはお終いかな? 後はのんびり、買ってきたポテチのミニサイズと、ちっさいクッキーでもかじりながらお茶をすするとします。どこぞの楽園の素敵な巫女さんみたいだな。
さてはて、昨日書かずに今日に回した、『数学ガール』のこと。原作はハードカバーで確か出ていたと思いますが、私が買ったのはコミックス版。ハードカバーは基本的にまず買わないという偏屈主義を持っているのと、コミックスの方がさくっと読みやすいからという理由もあって、原作は買っていないわけです。似たような理由で、前は森博嗣の『黒猫の三角』のコミックス版を買ったなぁ。あれは文庫出てるけど。
その辺はともかくとして。さーっと読んでみて思うのは、別に特殊なことをやっているお話ではないんだよな、ということ。中身には確かに数式、数学がたくさん出てくるのですが、原作にはもうそのまんま、数式の意味が分からなかったら物語だけ追って大丈夫、と書いてあるんだとか。実際、コミックス版でも、数式の意味が分からなくても読めるようになってます。私自身、数学、数式の類はもの凄く大嫌いですし。大事なのは数式そのものではなくて、数式なり数学という表現形式を取った上で、何を伝えようとしているのかという方だってことですね。
上巻時点で、多分下巻もあまり変わるところはないと思いますが、数学+ラブコメという売り文句はピッタリそのまま、それ以上でもそれ以下でもない作品というのが感想です。悪くないよ? 絵の好みは、まあ人によるのかな。作画担当の方の既刊が、白泉社ジェッツコミックスのようなので、少女漫画か女性向け漫画の方面の人なのかな。画風もそんな感じです。目に星がきらきらーっと映り込んでいたり、薔薇背中に背負ったりしてるタイプじゃないですが。
この手のタイプの、○○(例えば恋愛のお話)+普段見慣れない要素、という構造のお話は割とどこでも通用するんだなーと思ったり。こういうので一番真っ先に思い付いたのが、電撃文庫の『撲殺天使ドクロちゃん』だったりしたのが、自分でも若干の自己嫌悪でもありますが……あれも構造としては近い気がする。ラブコメだってのが似ているのではなくて、アレは作者のあとがきか何かで作品の作り方を書いていたことがあって、ああ形式が似てるのかな、と。具体的には、あの作品だと、ラブコメとかでよくあるパターンをまず思い浮かべて、そのパターンをドクロちゃんに適用したらどうなるか? という考えで書いていたんだそうです。つまり、「ドキドキ初デート・ドクロちゃんの場合」とかそんな感じですね。『数学ガール』でも、「数学が大好きな少女の場合」という構造になるのかなーと。
もう一つ、個人的に覚えている、このタイプの構造の話を一つ。小川一水の、『漂った男』という作品です。短編のSFで、ハヤカワ文庫JAの『老ヴォールの惑星』に収録されてます。この話は、言ってしまえばたった一人で海に漂流してしまったお話です。これだけなら普通かなーと思うのですが、これに別の要素というか条件として、「そこは海しか存在しない惑星である」という追加項目があります。惑星に墜落してしまい、からくも生き残ったけれど、救助して貰うには自分を見付けて貰う必要がある。ただし、その惑星には海しかなくて、目印になる物が何もない、どうやって自分を惑星上から探し出して貰えばいいのか……と。そこ、GPSとか夢のないこと言わない。この話に限らず、小川一水は短編に良い作品が多いので、お勧め。
世の中、割とこういう形で作られたお話は多いような。記憶にある限りでもまだいくつも例を挙げられますが、面倒くさいので割愛。探してみれば、いくらでも見付かると思います。ラノベでもあるし、SFの短編だと結構こういう発想でぶっ飛んだのを作る海外作家さんは多いし、一般書籍でも、『数学ガール』は結構売れたんじゃなかったかしら? そういう手法って、ありありなんだなーと思ったのでした。
読み:なし
買い:なし
途中:文庫『ものぐさ精神分析』
購入冊数 文庫4、コミックス11
読破冊数 文庫6、コミックス11
毎度。昨日のスーツ購入に加えて、どうせ、今月はもう貯蓄へはほとんど考えなくても良いだろうってことで、普段なら優先順位のやや低い程度の物を諸々買い集めてきました。幽霊です。買い物の中身なんて地味ですよ? ドライヤーとか、魔法瓶とか、薬用ハンドクリームとか。ドライヤーはそもそもそんな高等な物が部屋にあった試しが無かったわけですが、マイナスイオンなんてついてない安物で済ませて買ってきました。魔法瓶は現品処分の特価品。貧乏性はいつものことです。
この時期、かなり手ががさがさになって若干痛くなることがあるので、この中ではハンドクリームが一番優先順位が高かったりする。キスミーの薬用ハンドクリームを選んでますが、コレ、昔実家に置いてあったんだよなーと。昔使っていた頃と変わらずものっそい薬臭いですが、だがそれが良い。その次が魔法瓶でしょうか。電気ポットを置いてないので、お茶でも飲もうとすると一回一回お湯を沸かす必要があったもので……。平日は一回沸かして一回飲むだけですが、休みは回数が増えやすいし。ガスの無駄なので、魔法瓶に入れて保温したれってことです。早速、今お湯を沸かしてお茶を準備しているところ。
結局、諸々買って九千円くらい。洗濯とアイロンかけも終わったし、今月末としてやることはお終いかな? 後はのんびり、買ってきたポテチのミニサイズと、ちっさいクッキーでもかじりながらお茶をすするとします。どこぞの楽園の素敵な巫女さんみたいだな。
さてはて、昨日書かずに今日に回した、『数学ガール』のこと。原作はハードカバーで確か出ていたと思いますが、私が買ったのはコミックス版。ハードカバーは基本的にまず買わないという偏屈主義を持っているのと、コミックスの方がさくっと読みやすいからという理由もあって、原作は買っていないわけです。似たような理由で、前は森博嗣の『黒猫の三角』のコミックス版を買ったなぁ。あれは文庫出てるけど。
その辺はともかくとして。さーっと読んでみて思うのは、別に特殊なことをやっているお話ではないんだよな、ということ。中身には確かに数式、数学がたくさん出てくるのですが、原作にはもうそのまんま、数式の意味が分からなかったら物語だけ追って大丈夫、と書いてあるんだとか。実際、コミックス版でも、数式の意味が分からなくても読めるようになってます。私自身、数学、数式の類はもの凄く大嫌いですし。大事なのは数式そのものではなくて、数式なり数学という表現形式を取った上で、何を伝えようとしているのかという方だってことですね。
上巻時点で、多分下巻もあまり変わるところはないと思いますが、数学+ラブコメという売り文句はピッタリそのまま、それ以上でもそれ以下でもない作品というのが感想です。悪くないよ? 絵の好みは、まあ人によるのかな。作画担当の方の既刊が、白泉社ジェッツコミックスのようなので、少女漫画か女性向け漫画の方面の人なのかな。画風もそんな感じです。目に星がきらきらーっと映り込んでいたり、薔薇背中に背負ったりしてるタイプじゃないですが。
この手のタイプの、○○(例えば恋愛のお話)+普段見慣れない要素、という構造のお話は割とどこでも通用するんだなーと思ったり。こういうので一番真っ先に思い付いたのが、電撃文庫の『撲殺天使ドクロちゃん』だったりしたのが、自分でも若干の自己嫌悪でもありますが……あれも構造としては近い気がする。ラブコメだってのが似ているのではなくて、アレは作者のあとがきか何かで作品の作り方を書いていたことがあって、ああ形式が似てるのかな、と。具体的には、あの作品だと、ラブコメとかでよくあるパターンをまず思い浮かべて、そのパターンをドクロちゃんに適用したらどうなるか? という考えで書いていたんだそうです。つまり、「ドキドキ初デート・ドクロちゃんの場合」とかそんな感じですね。『数学ガール』でも、「数学が大好きな少女の場合」という構造になるのかなーと。
もう一つ、個人的に覚えている、このタイプの構造の話を一つ。小川一水の、『漂った男』という作品です。短編のSFで、ハヤカワ文庫JAの『老ヴォールの惑星』に収録されてます。この話は、言ってしまえばたった一人で海に漂流してしまったお話です。これだけなら普通かなーと思うのですが、これに別の要素というか条件として、「そこは海しか存在しない惑星である」という追加項目があります。惑星に墜落してしまい、からくも生き残ったけれど、救助して貰うには自分を見付けて貰う必要がある。ただし、その惑星には海しかなくて、目印になる物が何もない、どうやって自分を惑星上から探し出して貰えばいいのか……と。そこ、GPSとか夢のないこと言わない。この話に限らず、小川一水は短編に良い作品が多いので、お勧め。
世の中、割とこういう形で作られたお話は多いような。記憶にある限りでもまだいくつも例を挙げられますが、面倒くさいので割愛。探してみれば、いくらでも見付かると思います。ラノベでもあるし、SFの短編だと結構こういう発想でぶっ飛んだのを作る海外作家さんは多いし、一般書籍でも、『数学ガール』は結構売れたんじゃなかったかしら? そういう手法って、ありありなんだなーと思ったのでした。
読み:なし
買い:なし
途中:文庫『ものぐさ精神分析』
購入冊数 文庫4、コミックス11
読破冊数 文庫6、コミックス11