黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

通る相手でもなし

2015年01月30日 20時53分56秒 | Weblog
1月30日分。

 毎度。場所によっては関東地方でも、というより東京都心でも雪が降る天気だったようなのですが、一日家の中に引きこもったままで外の天気にはあまり影響されない生活をしております。幽霊です。この天気が昨日だったりしたら、実はメンタルクリニックへ定期診断へ出ていたので、ありがたくないタイミングだなぁとさんざっぱらぼやくことになったでしょうが。
 診断の状況は、前回までと大差なし。ただ、やはりまだ会社勤めという形での復職は難しかろう、とのことではありましたけれども。ついでに、そこのメンタルクリニックはカウンセリングの方も窓口を持っており、そちらへカルテを先に回しておいて貰うことにしました。クリニック側とカウンセリング側はどうも別枠扱いのようですが、診断書をクリニック側から回しておいて貰うことで、予め最低限の情報は先に伝達されるとのこと。お互い手間は減るでしょう、幾分かは。
 そこから少しでも、先行きに道が付けられるかどうか? まあ、今はやってみるしかない……かな?

 さて、諸々期限がいつだのどうだのという話がありつつ、いわゆるイスラーム国による邦人拉致以下略の件については、今日も今の時点ではまだ公式な形での結末が定まっていない状態のようですね。ヨルダン政府による、人質となっているパイロットの生存が確認できない限り死刑囚の解放は行わない、という対応は国家として当然の判断。そこに関しては、日本の側からどうこう言える立場ではありません。
 そっちが今のところ動かない状態の一方で、身代金支払いや死刑囚解放などテロ組織を利するような対応はするべきではないと言っておきつつ、米軍が実は昨年に人質交換をしていたという話が出てきてしまったりとか、こっちの国内でも妙なこと言って炎上してる人がいたりとか。後者の話は、その真偽についてはあんまり興味がないので調べてもいませんが……。
 その辺はさておき、個人的にフランスの風刺画の件のときにも同じようなものがあって疑問はあったのですが、「I am KENJI」のデモというのは意味があるんでしょうか……? 日本国政府としては当然ながら国民の生命の保全は国としての義務ですから、救出に全力を尽くすのは大前提としてやっている。一方で、テロ組織側は「情に訴える」手が通用するなら最初から人質を取ったりしないし、処刑映像を流して宣伝に使うようなメディア戦術も取ってこないでしょう。つまり、あれらのデモについては、私には自己満足以外の意味を見出せないんです。
 冷たい考え方をしている自覚はありますし、それだけ他人のことを思いやれる人間がたくさんいること自体は、素晴らしいことなのだろうとも思いますが。意味……というよりは、実効性は皆無だなぁ、とも。ついでにもう一つ問題として、現状シリア近辺には複数の日本のメディアの人間が行っている筈。そこを襲撃されてしまうと、更に人質が増えて面倒くさいことになりそうな気もします。そういうことも考えそうな連中を相手取っている、という状況の筈なのですが……。いささか不用心すぎやしませんかね? まあ、安全なところでぬくぬくしている私が、言えたことではないのか。
 なお、何度も書いていることですが、改めて。情に訴えてまともに受け止めてくれるのは、相手が「普通の」敬虔なイスラム教徒だった場合の話。今回の場合、相手はイスラム教の教義の一部を、都合良く切り貼りして現状のテロ行為を「聖戦」に仕立て上げているテロ組織です。厳密にはもうちょっと意味合いが違いますが……まあ、そうざっくり考えた方が近いような相手だということ。くれぐれも、彼らをイスラム教のスタンダードと思ってしまわないよう、注意が必要です。

 別件で、重たい話の後の気分転換代わりに、適当にネタを探していたら見つけたものを1つ。「完全栄養代替食「○○○○○」が大人気、生産を50倍に」という記事を、ワイアードで見つけました。タイトルの○○部分は、わざと私の方で伏せましたが……。
 いやこの名前、元ネタはきっとアレじゃないということを今さっき、ウィキペディアに記載があったのでついでに確認したのですけれども。やっぱり、日本でゲーム方面にどっぷり浸かっているタイプの人間には、アレの方が先に思い浮かびますよねぇ? ああ、検索しない方が良いですよ、「ゼノギアス」「みんなのトラウマ」でググったら駄目ですよ? ええ、ダチョウ倶楽部的な意味合いで。

 ではでは。ひゅう、どろん。

不確実情報大杉

2015年01月29日 22時03分02秒 | Weblog
1月29日分。

 毎度。とりあえず今日も件の邦人拉致関連についてはネットニュースを眺めつつ、といった感じですが……まあ、精度の良くワカラン情報が飛び交っているようで奇々怪々。幽霊です。ニコ生のタイムシフトで菅官房長官の会見を見る限り、まだ日本政府としては、死刑囚解放関係も含めヨルダン政府からの公式な連絡が無いようで、政府としてコメントできる状態にない、ということのようですね。
 まあ、無論のこととして政府側が開示する内容に統制をかけている面があるでしょうが、人命がかかっている状況ではそれも仕方ないものかとは思います。何せ、うっかり情報がマスコミに漏れてしまうと、そこからいわゆるイスラーム国の側にも同じ情報が伝わってしまうということですから。ああ、そういう意味ではアレか、某ご母堂の攪乱電波戦術は役に立っているのかもしれませんなぁ。
 正味、非常に面倒くさい話に巻き添えにされたヨルダン政府が大変そうですが……。現状、一番厄介な立場に立たされてしまっているのは、そのヨルダン政府ですし。テロを仕掛けた側は既に、金銭支払いなり死刑囚の解放が無くとも最大の目標自体は達成完了の状態ですから、日本やヨルダンがどんな選択をしようが、彼らはとっくに勝ち抜けした後だというのがまた何とも。
 なお、ヨルダン側の話ではありますが、誤報ぶっぱして逮捕されたというニュースもあったりするようで。それだけ、内容としては扱いに気を遣わなければいけないものだ、ということですね。

 全然関係のない話題。ニコニコニュースを適当に流し見をしていたら、「PS4で配信予定の「東方」同人ゲームに対し、グレフが『旋光の輪舞』のライセンスを許諾」という記事を見つけました。これ、ちょっと面白い経緯を辿った話のようですね。
 ざっくり記事中から端折ってみるに、東方同人ゲーの1つとして作られていたとあるゲームが、ゲームシステムやタイトル自体から『旋光の輪舞』をほぼ模倣したものであり、それを一般販売向けに持ってこようとした際に、権利元のグレフが「それはアウトよ」と一旦差し止め。ただ、PS4/PS Vitaにて同人ゲームをリリースする「Play,Doujin!」というプロジェクトの趣旨自体にはグレフも賛同し、また権利侵害になっていたことを先方も認めたこともあり、グレフがライセンス許諾を出したということのようです。
 グレフ側の公的な見解に関しては、こちらでグレフ内部からのコメントが掲載されています。やはりぶっちゃけてしまえば同人分野というのは非常にグレーであり、中には割と確信的にブラック寄りのグレーぎりぎりを投げてくる向きもあるでしょう。当然、権利者側もこれをある程度はチェックしており、その上で黙認している部分もあるということ。派生先のネタが売れれば、派生元の方にも利益が出てくるかもしれない……という期待もある、かもしれません。
 一方で、家庭用ゲームの先行き、しかもかなり至近距離での先行きに対しての不安・懸念をグレフは持っている。おそらく、グレフに限らず、他社も同様の危機感を抱いているのではないかと推測します。「FFシリーズ」や「モンハンシリーズ」、「ポケモン」や、最近では大ヒットの「妖怪ウォッチ」などは例外的なところで、家庭用・アーケード共にどちらも先細りの危機感があるのでしょうね。逆に言えば、既に一定の数が出せることを見込める大作・ヒット作の続編以外はなかなか作れない、という状況がもう存在しているのでしょう。
 個人的には、ずっとゲームに慣れ親しんできた人間ですから、そうした先細りと消滅は悲しい限り。アーケードからシューティングのタイトルが消えていく一方であることを、寂しくも思います。そういった中で、一石を投じるグレフの今回の動きは……まあ大勢には残念ながら影響はしないのでしょう。ただそれでも、こういう判断の出来る人達がいるということは、まだ望みが残っているということかな、とも思います。

 最後に、もう一つネタ。こっちはもう、笑うしかないというか、いろんな意味で終了のお知らせと言ったものか。ドリフ的に言う、アレですね、駄目だこりゃ。

 ではでは。ひゅう、どろん。

邦人拉致の話はまた後日

2015年01月28日 23時29分59秒 | Weblog
1月28日分。

 毎度。いわゆるイスラーム国による邦人拉致・身代金要求→死刑囚解放要求の件に関しては、状況推移の情報は随時仕入れていますが、まだ確定情報とは言えない段階のようなので今日はパス。幽霊です。あまり不正確な情報に基づいての話を、誇大妄想で広げてしまうのもアレですし。
 余談ですが、とりあえず後藤さんのご母堂を引っ張り出してきてしまったのは、色々いかんかったのではないかと、会見を最初の15分だけ何とか耐えて視聴してから思いました。まる。日本外国特派員協会での生中継でやってしまっているし、隣にいた通訳の方が必死に元の発言を出来る限り英語通訳してましたから、ほぼそのまんまの内容が世界中に伝わっていることになる筈ですが……。うん、でたがりなのは分かったし、マスコミもお涙頂戴したいのは分かったから。

 別件。ネタとしては数日前のものになってしまうのですが、ホワイトハウスに小型無人機が墜落という騒ぎがあったみたいですね。幸い、今回の件に関しては、持ち主は政府関係者であり、たまたま何の悪意も害意もないものだったようですが……。ただ、これはやろうと思えば無人ドローンをホワイトハウスに侵入させ、例えば毒ガスなどを搭載して散布するといったことが可能だということでもあります。
 かつての9.11ではハイジャックされた旅客機がビルに突っ込む、という衝撃的な出来事が起こったわけですが。ああいった物理的に巨大なものでなくとも、かつ自爆テロのように自爆者の犠牲が無くとも、諸々やろうと思えば実行出来るようになってきているということですね。無論、この技術は悪用するだけではなくて、もっと民間において役立つ方向にも使えるものなのですけれども。道具と技術は、結局は使い道次第ということ。
 さてはて、そのうちに空軍戦力は無人戦闘機が主力となり、それこそ画面越しにコントローラを握る「エースコンバット」の世界になっていくのかどうなのか。まあ、むしろ先に実用化されそうなのは、自動操縦の戦車なり装甲車なのかもしれませんけれども。ただ、大規模な戦力を互いに一箇所の地域に集中させての、従来のイメージの「戦争」は減っていくことになるのでしょう。むしろ、そちらよりも各地で散発的に、ごく少数または単独によるゲリラ戦・テロ行為が主流になっていきそうな。
 困ったことに、そうした散発的なゲリラ戦・テロの方が、潰していくのが難しいのですよね……。そも、組織だった明確な「敵」の「拠点」も存在しない状態なので、事前に察知して叩き潰すという対処法がほぼ使えない。加えて言えば、そういったゲリラ戦・テロ行為に参加するのは「下っ端」もしくは「捨て駒」であり、焚き付けた側の主犯格はその場にいない、というところに最大の難しさが存在する、と。

 ああ、そうそう。先日の外出で購入した『イスラーム国の衝撃』を、読み終わりました。イスラム教の細かい教義などの宗教学のところまで深く足を突っ込むことなく、2000年台以降の大まかな中東情勢と、いわゆるイスラーム国やアルカイダ関連を絡めてざっくりとまとめてくれている一冊でした。昨今の一連の話に関してのおおよその理解を得るには、コレ一冊で大まかには事足りるのではないかと思います。
 敢えてアマゾンのリンクは貼りませんが、アマゾンだと紙の本としては入荷待ち状態ですが、電子書籍版であればすぐに購入して読むことが可能です。キンドルの使える状態の方は、そちらを購入されることをお勧めします。ほぼ図表なども無く、文字情報だけで済むので、画像や地図などの読み取りにくさなどの問題はありません。

 ではでは。ひゅう、どろん。

まあ、価値観としては古いのか

2015年01月27日 19時48分26秒 | Weblog
1月27日分。

 毎度。そういえばうっかりと、昨日の更新を面倒くさくなってすっ飛ばしていたことを、今になって思い出しました。幽霊です。まあ、あまりネタになる話題もなく……という部分もあるのですけれども。

 強いて昨日辺りまでの話題を引っ張ってくるのであれば、いわゆるイスラム国による邦人誘拐事件に関して、金銭要求からより面倒くさい方向性への要求に切り替えてきた辺りの話でしょうか。金銭の方はあまりに突拍子もない金額でまともに要求するつもりだったとは思えなかったわけですが、ここに来てヨルダンを巻き込む形で要求を切り替えてきたのがまた何とも。
 ヨルダンは先に自国の空軍パイロットが人質に取られてしまっている状態ですから、ヨルダン国内の世論として、日本の人質の解放のためにそのカードを使いたくはないという方に傾くのは当然でしょう。かつ、欧米と協調して対テロの方向性を打ち出している中で、日本との関係性云々という事情も含みつつ、テロに屈する形で死刑囚を釈放するというのは呑み難いでしょうね。現状では、ヨルダンのパイロットと日本人の人質を一括で交渉、という形で進めていくようですが……。
 要求を呑めばテロに屈したと非難され、突っぱねて人質が死ねばそれはそれで批判されるという状況ですから、ヨルダンにしても日本にしても、どう選ぼうとも苦渋の選択ということになりましょう。しかしまあ、件の新しく発表された音声の方は、あれが「言わされたもの」ではなく、かつ「実際に本人のもの」であった場合、その前に自身の残していたメッセージとは矛盾しますなぁ。あくまでも自身の責任として行くのだから、と言っていたのは誰だっけ?
 自己責任論については、私個人としては割とネットの主流側になっているらしい、「自分で行ったんだから自分の責任」という方向性に賛同する側です。ただ、それとは別に、国家としては国民の生命を保護するという義務を(納税と引き替えに)負うわけで、だから放置して良いというものでもないんだよな、という理屈がしっかり存在することも把握している上で、ですが。自己責任と自ら言うのは良いのですが、結局国家からの金銭支払いとなれば税金からという話になるわけで、自己責任で負えない規模の話になってしまうケースがあることを理解するべきだろうな、といったところ。
 ……まあ、今回のようなケースは、個人に想定しろといっても、なかなか想定できないレベルの話なのですけれども。

 ついでにもう一つ。「弘兼憲史氏「イクメン部下は仕事から外す」で炎上 「昭和のクソみたいな価値観は滅びろ」」という話を、ニコニコニュースで拾いました。『島耕作』シリーズの人ですね。あのシリーズ自体については、私は好きじゃないなぁ、というくらいの感想しか持っていません。同じ人の、他の作品をたまたま雑誌でぱらっと読んだことが、数回あるって程度。
 とりあえず、どうこう言う前に元文は多分コレだと思われます。ただ、実際の紙面上では、ここにある分よりも更に先への記述があるようで、そっちを見ていないために部分的な話になってしまうことを、あらかじめお断りさせて頂きます。
 まあ、私自身は「まっとうな」サラリーマン生活からすっ転んでしくじっている真っ最中なので、また微妙な立場なのですけれども。この話って、実のところ、産休育休をとる女性の話と根は一緒だよなぁ、と。実際問題、私も今現在はメンタルを理由として休職しているわけでして、仕事に穴を空けている側の立場。職場には相当な迷惑を掛けているでしょうが、イクメンと格好良く言ってみても、実態としてはやはり同じで、仕事の上で重要な役割は任せられないでしょうね。
 今の会社というものの仕組みだと、出世するというのは責任が増えると言うことで、責任が増えるということは、突発的なトラブル(それこそ私のように急に「使えない」状態になる部下が出るなど)に対処するような仕事も出てくるということ。結果として、長時間の拘束を強いられることもあるし、他の社員よりも「一段上の目線」を持って職務を取り仕切って貰う必要がある。そういう立場の人間が、「子どもの運動会なので……」と言って仕事を放り出すのでは、さすがに会社も職場も困るでしょう。
 そんな余裕もないのかよ、というのが今の企業というやつの一般的な実態なんですよね。うちの会社(出向先も出向元も含め)もまあ、そんなもんです。出向先の方は東証一部上場企業なんです、あれでも一応。それでもそんな状態ですから、全般としてそんなものなんだろうと思います。そういう状況を見ていた上では、今回の炎上している元の記事って、まあ価値観としては古いのは間違いないだろうけれども、ネット上にアップされている分については、そんなに間違ったことは言ってないなと思うのです。そういう実態なんだよな、という事実の面において。

 とは言え、高度成長のまっただ中を過ごして「成功」を見てきた世代と、その成功の後の「停滞」や「失われた」時期を見て育ってきた世代とでは、価値観にかなり大きな差が出てくるだろうということも分かります。私自身、むしろ「停滞」の時期に育ってきた世代の側ですし。「島耕作」的な生き方は、私には出来ないだろうし、ああした生き方には憧れも全くありません。
 正味、「生き方は人それぞれなのかもしれないけれど、小さな幸せのなかで満足していては、人としての発展はありません」という発言があったらしいと記事中に引用されていますが、この一言の方が余計なんじゃないかなぁ……。人それぞれだと言っておきながら、島耕作的な生き方以外を選択している今の世代を言外には否定し、見下しているような印象というか。記事の内容そのものより、そういった「見下した」雰囲気を感じ取ったからこそ、炎上の契機になったように思います。
 ただ、挑戦しない限り「大成功」は得られないのもまた確か。世の中、ローリスクハイリターンなんてうまい話はありませんから、ハイリスクを取らない限りハイリターンは無いもの。そこにおいて、ハイリスクを取って大きなリターンを狙っていくか、ローリスクに抑えて小さなリターンを積み上げていくかは、それこそ各個人の判断によるものでしょう。前者を選ばない人が増えているのは現状おそらく事実だろうと思いますが、それを見下すような考え方はどうかなぁ……。

 ではでは。ひゅう、どろん。

リバウンドダウン中

2015年01月25日 19時09分04秒 | Weblog
1月25日分。

 毎度。昨日に、昔から顔を出しているチャットの知り合いに会いに外出した結果として、今日に反動が出て起きてからずっとうっすら頭痛に悩まされております。幽霊です。他の体調にはほぼ影響がないのですが、そこだけずっと不快感が続いていてどうしたものか。まあ、疲れから来る反動でしょうから、これはこれでしょうがないかなぁ……多分影響が出るだろうと予想もしておりましたので。
 件の知人が、某ペダル漫画の影響でロードバイクの購入を検討しているらしく、助言を求められた次第。前もってメールとチャットで山ほど知識をぶん投げてはおきましたが、実際に現物を見るとまた違うものが見えてくるものですし。ついでに、ロードバイクではなくクロスバイクですが、スポーツ自転車の感触を確かめてみれば良いと言うことで、都合良く試乗車を見つけて乗っけてみました。ロードも確か試乗車があったはずなのですが、現地ではそのことをすっかり忘れておりましたとさ。
 ……うん、まあ私自身実は買う前に試乗してなかったクチなので、何とも言えないんですけどね。次を買うときのために、今はたまに試乗イベントに行くようになりましたけれども。なお、件の知人は予算の都合等もありつつ、クロモリかアルミかで迷っている様子。大体検討範囲は絞れてきているようですが、まあ最終的には当人がコレと納得して決めたものを買わないと意味がないので、私は出せる情報を出しておくだけです。

 まあしかし、昨日の外出は久々にかなり長時間動いたわけですが、ここまで露骨に大きく反動が出てくるというのは、まだ回復出来ていないということなのかどうなのか。単に丸1か月あまり動かなかった影響で、身体が全般に動かせなくなっていただけ、かもしれませんが。あまり外からの刺激も受けない状態の温室無菌環境にいたようなものでしたから、それをいきなり冬場の外へぽいと放りだしたら、こうなってもしょうがないか。
 知人への情報提供なり気分転換の意味合いは多く含みつつ、実質的には私自身のリハビリという要素も多く。ぼちぼち、無理の掛からない範囲には留めつつ、外へ出るなり身体を動かすなりを始めないと、元の仕事へ戻るかどうかはひとまず脇に置いておくにせよ、社会復帰できなくなりますしね。私の場合、1度サボる体制に入ると本当に延々とgdgdしたまま腐っていけるので……。

 その辺の話は、ひとまず置いておきつつ。昨日の夜というか、今日へ日付が変わる辺りで、イスラム国による邦人誘拐関連の展開が出てきたようですね。まだ情報の信憑性が確定できない段階ではあるようですが、「安倍首相「画像信ぴょう性高い」=テロに屈せず、米大統領と一致―後藤さん解放全力」ということで、人質となっていた2名の内、湯川氏が処刑されたということが後藤氏の映っている画像ともに発信されてきたようです。
 一方で、イスラム国側からの要求内容が変わってきており、ヨルダンで拘束された死刑囚の釈放を求めてきているとのこと。示威行為としての殺害が1つ済んだので、次いで実質的な利益を得るための要求に切り替えてきたものか、と私自身は考えています。ただ、金銭要求の方を取り下げたとも記事中には書いていませんが……。
 そうそう。この辺の話の関連もあって、昨日の外出の際、行き先が新宿でしたので、紀伊國屋書店で一冊、イスラム国関連の新書を買ってきました。文春新書の『イスラーム国の衝撃』(著者:池内恵)という一冊。先日に、うちのブログでも臨時更新としてイスラーム国関連の記事をリンクしましたが、あの記事を書いた人の書籍ですね。まだ昨日買ったばかりで手を付けられていませんが、これから読み始めてみようかな、というところ。
 ……んー、しかし今回の殺害情報の件、処刑の様子を動画にしていないんですね。かつ、出てきたものも動画ではなく、静止画像のみ。身代金要求の動画についても合成の可能性が指摘されていたわけですが、やはり既に動画での声明が出てきていた時点で、湯川氏については殺害された後だったのではないかなという気がしてきます。後藤氏の生死は……まだ何とも言えませんね。ただ、そちらについては死刑囚との交換を新たに提示してきていることから、まだ生存しているかもしれません。

 なお、今更にここでわざわざ言うようなことでもないとは思いますが。件の「イスラム国」という集団は、あくまでもイスラム教の人達から見ても極度に異端な存在であり、そもイスラム教徒と彼らとを混同して貰っては迷惑だ、とまで表明しています。一種のカルト集団、もしくは純然たるテロ組織の類であり、まっとうなイスラム教とは全くの別物だと考えるべきでしょう。
 国内に存在しているイスラム教の人達のところへ、短慮にはしっておかしなことをするような暴挙が起こらないことを祈ります。

 ではでは。ひゅう、どろん。

不思議のダンジョンまだ~?

2015年01月23日 21時23分27秒 | ゲーム無駄話
1月23日分。

 毎度。いやまあ、いつ発売なのかはちゃんと把握しているので、発売日を問うているわけではないのですけれども。幽霊です。ニコ動に、MSSPの「世界樹と不思議のダンジョン」の公式実況動画第2弾が上がってきましたね。相変わらず40分と長いですが……。
 ついでにネット上の情報を再度ひっくり返してみて、さてはてシステムはどんなもんかいなというのを再確認中。ちなみに、作中で使える職業はやはり10職業までで打ち止めのようで、かつ初期開示されている7職以外の隠し3職も、開始後かなり早い段階で解放されるみたいですね。
 ただ、あくまで今の時点では憶測にしかなりませんが、転職のシステムやサブクラスの概念は無さそうな気がします。おそらくグリモアのシステムに類似したモノ、も無いように見えます。まあ、個人的にグリモアシステムは、モンハンの「神おま」マラソンと同じような状態になったのであまり好きではありませんでしたし……。サブクラスも、あればあったで楽しみは広がりますが、シンプルではなくなるよな、とも。

 とりあえず、MSSPの実況動画から新しく見いだせた事項は、隠し3職の解放がかなり早い段階で可能だということ、ボス戦に限ってはPT全員への個別任意の指示が可能なターンバトル制になること、最序盤ではダメですがダンジョン内で全滅した場合に「救助隊」を出せること、それから1度足を踏み入れたフロアは「砦」を設置することで自動生成だったダンジョンの構成を固定できること。ついでに、「砦」に控えメンバーを派遣することで、PT外成長を少し加速できるということ(過去作でいう「聞きかじり」)。
 また、以前にここで書いていた情報で結構大きな誤りがあって、ギルドでの冒険者登録数の上限は増加出来るみたいです。おそらく、街の各施設を発展させることが出来るシステムの存在を確認できたので、登録上限もそこで引き上げが可能なんじゃないかな、と。「新世界樹の迷宮2」で「街の発展」システムが出てきましたが、そちらをこっちにも持ってきたものかと。ただ、発展のシステムはさすがに最初からは使えない様子。
 なお、今作ではFOEではなくDOEという概念が存在しており、まあ例によってダンジョンの中にいる可能な限り交戦を避けるべき相手というところは変わらないにせよ、こいつがちょっと「砦」の概念に関連してくるようです。具体的には、どういった周期・条件で発生するか不明ですが、DOEがダンジョン深部から地上へ向かって「侵攻」してくるシステムになっているようです。

 で、この侵攻に対して「砦」を設けることで防衛拠点とし、防衛戦が発生するとのこと。このため、少なくともギルドへの登録メンバーは「こちらからダンジョンを攻めていく」構成面子と、「DOEの侵攻から街を防衛する」面子が必要になりそうです。1つの「砦」への派遣人数上限は4人まで、但し複数の砦を設置することが可能。
 DOE侵攻時には、砦への派遣防衛メンバーに加え、プレイヤー操作の攻略PT4人も加えて、最大8人での防衛戦を展開できるようです。……ということは、ぶっちゃけDOEの強さも多人数での防衛戦を意識したレベルで調整されている可能性が高く、それなりに手強いものと考えた方が良いのかも。またシリーズ恒例、カマキリさんはいるんだろうなぁ。鹿は……まあ考えるまでもなく、絶対どこかでは出てくるでしょうね。
 DOEがこちらの防衛を突破して地上まで侵攻してきてしまうと、街の施設に被害が出るようです。おそらく、発展のシステムでランクの上がっていた施設の支援効果などが、一時的なのかは不明ですが、引き下げられてしまうものと思われます。これ、割と前半に強制発生のイベントとしてDOEの侵攻があるんでしょうねぇ、きっと。

 その辺以外でMSSPの動画から見いだせるものとしては、「あかりの巻物」がアイテムとして存在していたことから視界の制限される「暗闇」状態のダンジョンがあるだろうと推測できること、思いの外アイテムの効果が高いらしいこと、スキル習得システム画面で「novice」の表示があることからキャラクタのレベルによって習得できるスキルに制限がかかるⅣのシステムが引き継がれていること、辺り。
 もっと地味な部分だと、アイテムの宿屋への預入れ・引出しは無料らしいこと、モンスターから得られる「素材」と持ち込みの回復・支援などの「アイテム」の持ち枠が別だということ、ついでにダンジョン内の出店での持ち逃げは止めましょうってことくらいですね。一番最後のやつは、シレンの既プレイ者には予想が付くものかと。私自身はシレンはやったことがなく、トルネコの不思議のダンジョンの最初のやつくらいしか経験がないのですが……。
 あ、ちなみに今作、全滅によるアイテムや装備品のロストは「一部」のようです。少なくとも、一発全ロストではないようで。それと、先に書いた「救助隊」が全滅したPTと合流できれば救助成功となり、アイテムや所持金のロストは無しで済む模様。この救助のシステムも、シレンで存在していたようですが、今回は自分のギルドにいる控え面子から救助隊を組むことになります。ただ、この救助隊の成否が自動判定なのか、自分でもう一度ダンジョンへ潜るのかは不明。
 ただ、救助が自分でもう一度ダンジョンへ潜る形だとすると、「ダンジョン攻略」班・「DOE防衛戦」班・「救助専門」班の3つを組むことも必要なのかも? おそらくフーライは特に顕著でしょうが、ダンジョン内での探索に便利なスキルを持っている職業と、戦闘専門に近い職業とでは向き不向きに差があるでしょうし。また、どうも「砦」は複数種類があるらしく、砦次第で派遣出来る職業が限定されるかも。
 あんまり人数を増やしすぎると、それはそれでレベリングその他が面倒くさくなるので、その辺りをどう調整するかは……ま、それはそれで楽しみの1つでしょうかね。

 ではでは。ひゅう、どろん。

プロフィール記事再度更新

2015年01月23日 20時04分23秒 | プロフィール
最終更新日:2015年1月23日

 毎度。ふと思い出したときに、プロフィール記事を更新するようにしています。一年放置しておくと、結構変わったりしているものですしね。

 以下、大まかにプロフィール的なものを晒しておきます。


 HN:黎明(れいめい) 但し、気分で自称を「幽霊」にすることがある。
 性別:金的の有効な方。
 年齢:三十路ちょっと。
 仕事:平社員。経理部の中の人、但し一時休職中。
 性格:面倒くさがり、テキトー、口癖は「まあいいか」と「めんどくせー」です。
 身体:百八十センチ手前くらい、体重五十を切ることがたまにあってちょっとギリギリ。
 趣味:ロードバイク、ネット巡回、美術展博物館巡り、読書


 本人の名前やら、性別や仕事の話は、してみても面白くないのでスルーします。
 ということで、趣味の話を。


 ロードバイクは、2012年の6月半ば頃から。ボーナスの支給額を見て、ああ一発で買えるな……と。
 小中学生くらいからスポーツ自転車の類にずっと乗っていたようなのですが、当時は特に型式やメーカなどを意識していなかったので、既に何に乗っていたものやら記憶がありません。
 覚えている範囲内では、高校→大学の途中までGIANTの前後サスつきのMTBに乗っていて、そこからしばらく間が空きます。社会人になってからルイガノのTR-LITE 2007年モデルを買い、これに4年くらい。
 2012年の4月末辺りでビアンキのROMA2を買いましたが、我慢できずにピナレロのFP QUATTOROを買ってしまいました。今のメインは、結局 FP QUATTORO になっています。ただ、最近はほとんど体調などの問題で乗れていません。
 車体のスペックは以下の通りです。

  フレーム:ピナレロ FP QUATTRO 2012年モデル
  コンポーネント:シマノ 105 (チェーンのみ転倒トラブルの後にデュラへ変更)
  ホイール:イーストン EA90 SLX
  サドル:フィジーク アリオネ
  タイヤ:ミシュラン Pro4 SC 23C
  記載の無い箇所は、FP QUATTRO 2012年の105モデルそのままです。

 ロードバイクは、わざとミドルグレードの物を買いました。二ヶ月くらい乗って飽きてポイ、では勿体ないと思ったから。
 多少乗っていたのですが、ここ半年くらいは体調が思わしくなかったり、仕事が忙しくなってきて気力が足りなくなったりで、ろくに触れてすらいません。そろそろ何とかしたいところですが。
 基本、お金も時間も手間もかかる趣味だし、マゾい趣味なので、他人にはあまりお勧めしかねます。


 美術展博物館巡りは、月に一回づつくらい、どこか美術展なり博物館なり回っていこう、という感覚です。
 今のところ、例外なく毎月何かしらに回っています。主な出没箇所は、上野・六本木・渋谷辺り。東京都内在住は、毎月でも探せば何かしらあるものです。
 観に行く物は、主だっては絵画展ですが、気が向けば何でも構わない感覚。


 合わせて、これは本当につい最近からですが、デジタルカメラを買いました。
 カメラはずっと持っていなかったのですが、ロードバイクで走るようになって、カメラがあっても良いのでは……と思った次第。
 ただ、走る「ついで」の感覚なので、一眼レフのような重量や大きさのあるものではなく、コンパクトデジカメです。
 週末の記事には、たまに下っ手くそな写真が載るようになりました。


●諸々の嗜好
 映像作品:「lain」、機動警察パトレイバー「TOKYO WAR」、平成版「ゴジラ」
 コミックス:『ダークウィスパー』、『魔法使いの嫁』、『白暮のクロニクル』、『風の谷のナウシカ』、『ヨコハマ買い出し紀行』、『攻殻機動隊』
 小説:『キノの旅』、『しあわせの理由』、『すべてがFになる』
 イラストレータ:安倍吉俊、KEI、明音
 作家(小説等):瀬名秀明、森博嗣、西尾維新、アーサー・C・クラーク、グレッグ・イーガン
 作家(コミックス等):冬目景、山下いくと、大石まさる、士郎正宗、伊藤明弘、芹奈野ひとし、川原泉
 ゲーム:「モンスターハンター」シリーズ、「アーマードコア」シリーズ、「世界樹の迷宮」シリーズ
 音楽:梶浦由記、東方ハウスアレンジ、北欧メタル(女性)、最近はケルト音楽方面も

 基本的に、元々がライトノベル方面からアニメ、漫画その他へ入ってきたため、趣味嗜好の大元がそちらへ偏ってます。
 ライトノベル→漫画→何故か推理小説→再度ライトノベル→大学生時代に民族学へ少し手を出す→海外SFに手を出す、という過程を辿って、最近になってようやくハードカバー書籍を買うようになりました。
 ゲーム、音楽、その他の嗜好も大体は周辺分野でまとまっている感じがします。
 ついでに、講談社ブルーバックスのような、読みやすい科学物が結構好きです。SFの延長のような感覚で読めるから、でしょうね。


●最近に手を出したもの諸々
 ・FP QUATTORO(自転車、ロードバイク)
 ・『魚の見る夢』(コミックス作品、小川麻衣子)
 ・『夜森の国のソラニ』(コミックス作品、はりかも)
 ・「ニーア・ゲシュタルト」(ゲーム作品)
 ・デジタルカメラ


 またある程度の期間が経ったら、更新して行くことにしましょう。
 ではでは。ひゅう、どろん。

整理しつつ

2015年01月22日 17時11分18秒 | Weblog
1月22日分。

 毎度。休職中の平日昼間に自宅在中という、まあ不謹慎な特権を活用して、イスラーム国関連の記者会見などをニコ生で眺めたりしています。幽霊です。思ったより情報が出てこないなという印象ですが、この辺は水面下での動き自体はあって意図的に統制されて伏せられているのか、そも交渉が進んでいないのかが判然としないところです。
 無論、日本国政府として何も動いていないわけもなく、表に出して安全と言えるような新規の情報が今のところは無い、という状態かとは思います。国内のツイッターなりSNS上の反応は、イスラーム国側からも当然見えるわけで、そこから向こうの出方なり考えが変わってくる可能性もあるでしょうから。

 とりあえず、今の時点ではあまり目新しい情報が無いので、そんなに昨日一昨日で持ってきた話と変わるものはありませんが、自分の中での情報整理的な意味合いも含めてつらつらと並べてみる感じで。

(1)交渉期限の72時間というのは?
 NHKのニュースを参考にする限りでは、イスラーム国側からの明確な回答期限提示はないというのが現状のようです。
 リンク記事中から情報を拾ってみるのであれば、菅官房長官が公への発言として政府の映像確認時間を「20日の午後3時前」と言っており、また別の時間軸としては件の誘拐メッセージ映像は「20日の昼ごろ」にネット上に出回ってきたようです。いずれにせよ誤差は3時間程度ですから、ざっくり言えば「23日の昼過ぎ」が期限になる。
 その時点で確定ゲームオーバになるのかどうかは、現状では何とも言えません。

(2)交渉窓口がそもそもあるのか?
 これもまたNHKのニュース起点になり、かつ昨日にリンクした記事と同一のものになってしまいますが、「イスラム国」の広報担当の男にNHKはネット上で取材しているとのこと。ただ、この人物が本当にイスラーム国の人物なのかどうか、また政府が国家として正式にやりとりするのに相応の人物なのかは不明。
 どうやらパイプ役を買って出るという発表をした人物もいるということですが、国の窓口として、被疑者という立場なり公安にマークされているような状態の人物を交渉の仲介人としては置けないでしょう。いずれにせよ、接触のルート自体は既に確保されているのではないかと思っていますが、公表されることは無いでしょう。

(3)2億ドルという金額の要求に関して
 ネット上で見かける過去の他国の誘拐関連記事と、それから「後藤さん妻に20億円要求 「イスラム国」側がメール」というニュースから判断するに、今回の要求金額は、同じ人物プラス1名に対して桁が跳ね上がっており、イスラーム国はまともに金銭要求する気は無いと個人的には考えています。
 日本でも過去に実際金を支払って人質を解放させた例があったようですが、この際は欧米からの批判を浴びていたとのこと。欧米というより、主だっては米英でしょうが。逆に、2004年のイラク日本人青年殺害事件では要求を拒否、結果として日本人青年は実際に処刑され遺体が発見されています。ただ、後者の事件での要求は金銭の要求ではなく、イラクからの自衛隊撤退を要求するものでした。
 なお、後者の事件での要求期限が48時間、今回の件でも72時間と、要求の規模に比して期限を非常に短期間に切ってくるのは、意図的なものだと思っています。
 その短期間に「薄情な」(つまり人質を見捨てる)回答を出してきた場合には、「お前達の国の政府はこんなにも冷酷非道な決断をしたのだ」という対相手国民へのメッセージになり、かつ「自分達はやると言ったなら実行するのだ」という一種の脅迫メッセージを出すことが出来る。逆に、実際に相手が要求に応じたならしめたもの、と。どっちに転んだとしても、彼ら実行犯に損は無い仕組みです。

(4)安倍首相の中東訪問がトリガーになったのか?
 少なくとも、身代金として要求してきた2億ドルという金額が、ちょうど安倍首相によって表明された「イスラム国対策」支援のための金額と一致すること、またその支援表明の直後に件の誘拐メッセージが発信されたことから、トリガーとなったのは間違いなく安倍首相の中東訪問でしょう。
 ただ、このイスラーム国対策とした2億ドルについても、イスラーム国に直接対応・対抗するためのお金ではなく、イスラーム国の戦闘行為による影響で避難民が他国へ流入していっていることから、これら避難民への人道支援として提供するもの。つまりは直接的に対峙する内容ではないのですが、正味、彼らにはそういった細部はどうでもいいのでしょう。
 つまるところ、トリガーにするものは何でも良く、ちょうど良いタイミングで安倍首相の表明があったのでコレを利用したということかと。要求金額が被害者家族に提示していたものから跳ね上がっているのも、必要金額を奪い取る目的なのではなく、そもまともに金を獲るつもりがあまり無いことの証左かと。むしろデモンストレーション、示威行動といった方の政治的な意図の方が大きいものと思っています。

(5)実力行使での救出は出来ないのか?
 日本の場合、特に中東に救出できる人員を投入できる「実力(戦力とは敢えて言いません)」の基盤を持っていませんし、今から派遣しても間に合うかどうか。そうなると、付近にいる他国、例えば米軍の「戦力(こっちは意図的に戦力と表現します)」を借りるといった選択肢はあり得るでしょう。
 但し、今朝のニュースとして、情報の正確性については判断できないところですが、「イスラム国拘束:シリア北部か 本拠地、救出作戦は困難」といった話もあります。米軍特殊部隊でも正確な場所の特定が難しく、救出作戦に失敗していることから、実際的には実力行使での救出はほぼ出来ないと思った方がよさそうですね。
 ……もう一つ別の問題として。これも昨日に少し書いた気はしますが、件の誘拐メッセージの動画が合成されたものであるという可能性が指摘されており、既に救出すべき人質が処刑された後であるということもあり得るでしょう。

 以上、とりあえず思いついた範囲の話をつらつらと。ジャーナリストや湯川氏の「自己責任」といった話にまで広げてしまうと、収拾が付かなくなる上に書いている内に自分でも間違いなく飽きる長さになるだけなので、今日はカットします。
 個人的な(妄想も含む)懸念として、日本国内でフランスの「シャルリー・エブド」の件と同様の、ローンウルフ型テロが惹起されるのでは、というところがあります。やろうと思いさえすれば、自動小銃や拳銃が無くとも、人間を十人単位で殺害するなり死傷者を叩き出すということ自体は可能ですし、事前に犯行予告メッセージが出ていなければ防ぎようも無いでしょう。
 メッセージに関しては、自身が実行するタイミングと同時にネット上にアップされるよう、予約投稿しておけば済む話ですしね……。さすがにこうなってくると、「シャルリー・エブド」を対岸の火事とは言っていられなくなってくるのかも。

 ではでは。ひゅう、どろん。

まだ進展はしないか

2015年01月21日 22時51分11秒 | Weblog
1月21日分。

 毎度。先行して今日のお昼過ぎだったかに、臨時更新を一本上げていますが、そっちとは別に今日の分も一応書いていきますよ、と。幽霊です。とは言っても、例によって引きこもり生活続行中、かつ今日はやたらと寒くてお外に一歩も出ない鉄壁の心構えという状態でしたので、ネタはないのですけれども。
 あ、とりあえずモンハンは興味が大体無くなってしまったので、ここ数日起動してません。その代わり、別のことを少しずつだけですが着手中。仕上がるかは不明……。

 イスラーム国による邦人誘拐に関しては、上での作業もじわじわやりつつ、脇目で新しく上がってくるニュースをざっくりチェックしています。現状、日本政府は該当の2人を各所のニュースで挙げられている人物であると判断した上で、今は人質解放に向けての働きかけに全力を挙げる、という状態と思われます。
 ただ、その一方で公表した映像は加工、合成の疑いもありということで、そちら方面からの確認も進めているようですね。最悪、既に当人達は処刑されている後であり、架空請求でもないですが、金を支払ったところで返す命はない、ということもあり得るのかもしれません。イスラーム国側からの接触は無いという状況でもあるようですが、さて……。
 補足情報として、NHKの取材によれば、「イスラム国」が事実上犯行を認めたということのようです。そういえば、本当にイスラーム国の犯行であるのかどうか、確定情報にはなっていませんでしたからね。末端が勝手にやったこと、もしくは詐称ということも考えられなくもないので。

 しかしまあ、このタイミングでまだ接触をしてきていないとなると、やはりあまり金銭については真面目に要求しているわけでもないのでしょう。むしろ狙っている部分は日本という国と国民に与えるインパクトなり印象操作的な部分であって、金銭を実際にかっぱらえるとは思っていないでしょう。……まあ、日本なんて金を出すくらいしか能がない国、とは思われているんでしょうけれども。
 制限時間的には既に72時間の内、24時間以上を経過していますが。さてはて、どう動くものやら。

 ではでは。ひゅう、どろん。

良記事があったので紹介だけ

2015年01月21日 13時14分35秒 | Weblog
1月21日、臨時更新。

 毎度。昨日に「イスラーム国」による邦人誘拐絡みの記事を載せましたが、そこに関連して、割と分かりやすくスッパリと書かれている記事を見かけたので、記事のリンクを貼っておきます。
 今日の分の更新とはまた別枠扱いと考えていますが、参考までということで。

 Blogosより、「「イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ」という記事。イスラーム国そのものの専門家ではなく、中東情勢やイスラム教の思想についての研究をされている、東京大学先端科学技術研究センターの准教授、という立場の方のようです。
 下手な解説記事を読むよりは、こっちの方がシンプルにまとまっているように思います。

 ではでは。