黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

止めにするとして

2007年10月31日 21時57分26秒 | Weblog
10月31日分。

 毎度。ふと気が付いたら、もう今日で10月終わりやなぁとか気が付いてみたりします。幽霊です。毎月の月初って仕事柄一番忙しくなる時期なので、面倒なのですよねぇ。10月分は下期のスタートでもありますから、多少何かしら出てくる可能性もありますし。つーても、九月よりゃマシか。あ、うちらの仕事は月の頭に前月の締めをやるので、10月分という言い方をすることになるのですね。一ヶ月遅れです。たまには一応、経理部員らしいことを言っておかないと、経理部の中の人だという脳内設定がどこかへ行ってしまうので。脳内じゃないっての。リアル設定だっての。
 ともあれ。しょうもない出だしネタ一発目。作り貯めしていたシチューが無くなりました。今日の晩ご飯、シチュー、ご飯、エビチリ(買ってきた)、豆腐ハンバーグ(買ってきた)。昨日の晩ご飯、シチュー、ご飯、鶏の唐揚げ(飼ってきた)、レバニラ(買ってきた)。一昨日の晩ご飯、シチュー、ご飯、肉詰め椎茸(買ってきた)。一昨昨日の晩ご飯、シチュー二杯、ご飯。さすがに飽きました。まあ、飽きてもとりあえず食べられないわけでなし、安く済むからいいかーと四日連続シチューです。一人暮らしだと、どかっと作ると一人で食いつぶさないといけないので、ちょっと日数かかりますね。便利なんだけどねぇ。味の融通は利かないねぇ。その点、ご飯の炊き貯めは融通が利きます。何にでも合うからね、ご飯。一人暮らしの味方です。
 しょうもない出だしネタ二発目。月末、そしてこの間の日曜に本を売り払ってきた分もあって、漫画を買い足してきました。何となく気に入ったのでそのまま続きを買ってきました、『夜桜四重奏』の二巻目。涼風コンビの栞がついていたので、この間のオフでは買わなかったけど買ってきました、『スケッチブック』の四巻目。まあ、栞自体はあんまり丈夫そうじゃないので、使わないけど。ちなみに、外側に涼風コンビの栞がついてましたが、内側にもう一枚、空の栞が入ってました。二枚あってもなぁ……。それと、やっぱり増えることになるだろうなとは思ってましたが、増えました、『百鬼夜行抄』の二巻目。これだけ文庫版です。まあ、雨柳堂も四巻目まで集まってきているし、地味ぃにこっちも増えるでしょうな。何のかんので、民俗学やらに手を出していた時期もあったことだし、この手の妖怪というか向こう側的なものが好きなようです。

 ……えー、何か考察ネタやろうかと思っていたはずなのですが、会社にあんちょこを忘れてきました。ネタやるにもネットで少し調べてからやるのが常なのですが、未だに自宅にネット無いし。会社で印刷してこないと持って帰ってこられないのです。はっはっは、まあついでに満腹してしまって頭止まってるので、今日は考察なしのネタなし。
 無駄話。インバネスかトンビか二重回しか、どれでも良いからその辺りのが欲しいなーと思っているのですが。なかなか買いに行くのが難しそう。と言うか、どこに売っているやらよー分からん。銀座に出向くのが一番ありそうなのですが、正直な話、さすがに銀座のお店に私が入るってのも微妙だー。単純にロングコートというだけなら新宿で用は足りるし、今でも手持ちにロングコートはあるので、まあそれで宜しいと言えば宜しい。安物だけどね……。ああ、マントでも良いんだな。別にきものを着るわけではなくて、普段の自分の細い体格の上に合わせるので、インバネスとかトンビを羽織ると面白いんだけどなーという程度の動機です。ついでに言えば、黒くて細いジャケットにインバネスを羽織って、真っ白い手袋をはめてみたいってのもあります。どんな趣味だ。ステッキまで持っていれば完璧なのですが、さすがにそこまでやるには齢が足りないしなぁ。その格好に、ついでに魔女帽子も欲しいんだけども。物欲は物欲なのですが、何か動機がおかしい気がする今日この頃。
 魔女帽子なんてなぁ、さすがになかなか、私の欲しいようなやつは売ってないしなぁ。この際自分で作るという選択肢も無いではないのですが、自慢じゃないけれども手先の不器用さには自信があります……しくしく。これでよくまあどうにか自炊が出来るもんですが、包丁はねぇ、案外扱いが簡単だからねぇ。変に難しい作業とか細工をしようとしない限りにおいて。裁縫系統の家庭科は苦手でした、ほんっと。技術工芸も苦手だったなぁ。代わりに、色付けをしないスケッチとかは昔に絵画教室にいたこともあって多少出来ましたが。今はもう出来なくなっているかな。……ともかく。物欲が出てきているのは良いのですが、どうしてこう、変な物ばかり、しかも入手しにくい物ばかりを欲しがるのか、私。
 まあ、インバネスに関しては、今手持ちのロングコートに、この間に無印良品で買ってきたケープを羽織って無理矢理合わせれば、それっぽく見えないこともないんだろーけども。不満があるわけではないし。単に、欲しいというだけ。魔女帽子はちょっとなぁ……代用のしようが無いのが困る。いや、困らんか。

読み:文庫『少女地獄』、コミックス『夜桜四重奏』2巻、『スケッチブック』4巻
買い:コミックス『夜桜四重奏』2巻、『スケッチブック』4巻、『百鬼夜行抄』2巻
途中:なし
購入冊数 文庫5、コミックス13
読破冊数 文庫5、コミックス16

いい加減飽きてきたので

2007年10月30日 21時55分48秒 | Weblog
10月30日分。

 毎度。ネットの開通は十一月いっぱいかかっても出来るんだかどーだか疑わしくなってきてます。幽霊です。まあぶっちゃけ、無ければ無いでそんなに困らんというか、会社でネットニュース見て検索かけてというくらいのことは出来るので、それでも別に良いのかなーと思い始めてます。コストかからんしなぁ。まあ某所にはまるっきり行けないし、ブログもレビューも更新できていないけれども。どうもとりあえず書くということが自分にとっては重要なのであって、それをアップデートするという過程はあくまでも「ついで」であったようです。でなければ、こうやって毎日書きためているわけもないのでしょうし。
 その辺はさておくにして、今日から読む本が夢野久作の『少女地獄』に切り替わっています。つーても、半分以上は読み進んでいますから、明日にはもう終わっている筈ですが。『ドグラ・マグラ』のときにはえらく読み進めるのに手間取りましたが、こちらの方は随分と夢野久作にしては読みやすい作品であるようです。密林もといアマゾンでの読者レビューも大体そんな感じ。まあ、あのレビューに関しては、レビューを付けるのが徹底的なアンチか根っからのファンというどちらかになってしまうので、今ひとつ参考にしにくい面はあるのですが……。そういえば、あそこってレビューから購入に繋がったら、お金入るんだっけ? そういうところも考えてみると、割と色眼鏡かかってるんだよなぁ、やっぱり。あ、『少女地獄』はそれなりに面白いですな。ただ、私にとってはそれなりに面白い本であるということであって、周囲に勧められるかと言われると、ぶっちゃけ勧めませんが。
 我ながらあっちこっちに取っ替え引っ替えで手を出すようになったもので、まさか夢野久作を読んでうっすらニヤニヤと笑ってるような自分は、数年前にはさすがに想像もできなかったろうなぁと思います。本は何かしら読んでいるだろうな、とは思っていたでしょうけれども。私が本を読むのを止めるときは、私が私でなくなるか、身体的に重大な欠陥が生じたときか、死んだときだろうといつかに書いた記憶があります。さていつだっけ。今でも随時といった感じで新しいところを開拓したり、昔に読んでいたところが復活したりと移り変わっていくので、やっぱり今から数年後に自分が何を読んでいるかなんて想像もつきません。でもまあ、どうせまた変なもんばっかり読んでいるんだろうなぁとは思いますけれども。と言うよりは、そうあって欲しいな、というのが今のところの私の願いでもあるのですが。

 ちょっとしたこと。朝っぱら、駅のホームで電車を待っていたら、同じように電車を待っている小学生がいたのですよ。制服を着ていたけれども、どー考えても中学生には見えない顔だったし、ついでに言えばランドセルを背負っていたので、まあ私立の小学生ってことで合っているでしょう。んで、その子を見ていてふと思ったのは、男の子だったのですが、ちょーっと栄養がよすぎやせんかねということ。……他人の子を見てその発言はどうよという感じではありますが、実際にそう思ったんだからしょうがない。小学校では多分、そろそろ高学年の子かなというくらいだったのですが、体重的には私を上回ってるんじゃあるまいか。ああ、もちろん、私の体重が身長に比して低すぎるのは問題ですけれどね……。五十くらいしかないし。今は多分、五十一か二くらいでしょう。
 育ち盛りとはいえ食べさせすぎなのか、小学校なのにもう運動不足なのか、たまたま家系的に太りやすい体質であるのか……とか色々無駄につらつら思考を回してしまったのですが。出社中の道すがらでも、やっぱりどうにも道行く人達のお肉の具合に目がいってしまうわけで。私のように低体重でまずいくらいの人はあまりおらず、むしろちょっとふくよかめか、メタボ手前じゃね? くらいの水準の人が割と見受けられるのが怖い。特に男性。まあ私も数年から十年単位で先を考えると他人事じゃないんだよなーと思いつつ、それだけ日本というのは豊かな国なんだなぁとも思います。小学生で糖尿病予備軍とかまでくると、さすがに何だそりゃって感じですが……。
 カロリーの摂取しすぎに注意とか、低カロリー食とか、粗食とか、ダイエットとか。こういうことが頻繁に言われるようになって、それが世間の主なる関心事の一つであるような状態まで来れば、その国は豊かであるという何よりの証拠になります。そうでなければ、まず喰う物にも困っているでしょうから。もしくは、どうにか食べては行けるけれども選択肢が無いか。わざわざカロリーの低い食事を選択できるというのは、それだけ裕福であるということです。ただ、日本というのは随分いびつな国で、食料が溢れていて余らせて腐らせて捨てているくらいですが、でも食糧の自給率は先進国中でも最低ランクです。お米だけは自給できるんだっけ。でも、大半の食料は外に頼っています。うなぎも台湾から稚魚を輸入できなくなって困ったねぇな話になっているし、豆腐の原料になる大豆なんかもほとんどが外国産です。封鎖でも食らったら一発でアウトですな。ああ、マグロも駄目だって言われはじめてアタフタしていましたっけ。
 もっと皮肉な話だと、途上国の中でもまだ食糧事情の良くない国で、大きな畑を作っています。たくさん。でも、そこで作られる作物は、ぜーんぜん自国民のお腹に入りません。市場にすら出ない。海外へ輸出されてしまうのです。そして、輸出された先の国では、余ってしまって捨てている現状がある。これを皮肉と言わずして何と言えば良いのか。まあ、だからといって日本にまた昔のような貧しさに戻れと言っているわけではない。そんなんはぶっちゃけ無理です。日本の狭い国土と乏しい資源と、そして過剰なまでにふくれあがってしまった人口とを考えれば、食料だけに限っても自給するのはまず無理。国内で全部自給しようと思ったら、多分、人口を半分以上減らさないと駄目でしょう。ああ、それも良いのかも知れませんがねぇ。ふふふ……おっと、失敬。実際問題、一度裕福さに慣れてしまうと、それに満たない水準に落とすのは非常に難しいものがあります。
 まあでも、ちっとくらいはねぇ。我慢してみようかなぁとまではいかなくても、地味にしてみようかなぁくらいは思っても良いんじゃありません? いや、食べ物に限ったことではなくて。自分のやりたいことにお金を割いて、どばーっとやるのは結構なことです。うん、景気も良くなるし、金も回るし。でも、ちまっとくらい、もうちょっとさ、こう、慎ましやかになっても良いんじゃないのかなと。いやまあ、世の男性がたは、あんまり普段慎ましやかに発泡酒と焼き鳥とラーメンなんてやってるから、メタボ一直線なのかも知れませんが。ううん、この手の話は難しいですなー。面白いから良いか。

読み:コミックス『百鬼夜行抄』1巻
買い:なし
途中:文庫『少女地獄』
購入冊数 文庫5、コミックス10
読破冊数 文庫4、コミックス14

まあまだ続けても良いけれど

2007年10月29日 21時54分05秒 | Weblog
10月29日分。

 毎度。今日からようやっと、後二日ほどはコストカット効果が生きてくる状況になりました。幽霊です。何のこっちゃかと言えば、先に炊いて貯めておいたご飯と、あ、ご飯は一昨日に五合ほど一気に炊きました。それから、昨日にどっちゃり作ったシチューがあるので、基本的には夕飯はこれだけでもオッケーなのです。まあさすがに飽きるので、これにちまちまともう一品二品を何か少しずつ買ってくれば、立派にバランスも悪くない食事になります。近場に総菜屋もあるので、少しずつ買ってくれば安上がりなのですよ。メニューも日替わりできるしね。
 寮にいた頃も今も、昼は基本的に会社で弁当を頼んでいるので、こっちは食費計算に入れないとして。どうせ天引きされるし……。普段の食費が、大体夕飯一食分で五百円から六百円というところでした。で、今回はシチューの材料として、ルーが多分百五十円くらいだった筈で、ブロッコリーが九十円かな? ジャガイモが一個三十円の四つで百二十円、玉ネギ二個で八十円くらい、後はカボチャ百円と鶏胸肉が同じく百円。トータルして六百四十円。シチューは結果的に四日分出来たので、四で割って百六十円ですか。これに、今日買ってきたおかずの二百七十円を足して四百三十円、プラスご飯の値段だから……ああ、あんまり大差ないか。水道光熱費が追加になるから、結果的にはやっぱり差はないという結論が出ますな。自己満足の問題か。まあでも、このくらいの水準で抑えられるなら、上々か。
 そんなこんなで、自己満足にはそれなりに浸っています、というふうに言い直します。幽霊です。しかしまあ、上のシチューの中身を見てみるに、割と健康的じゃございませんか。ブロッコリーは茎も刻んで叩き込んであるので、無駄にするところはあんまり無かったし。ちょっと繊維質が口の中に残ることがありますけど。こういう食材まで扱えるのは、圧力鍋ならではかもしれませんな。なかなか面白い食感が楽しめます。つーか、扱える調理スキルが圧力鍋による炊飯、及びスープ類の作成ってのは……変なスキル。この辺は母親仕込みですが、なーんであの人は圧力鍋なんてもんを使おうとしたんだらう。調理時間が短縮されるからか、楽だからか。実際、圧力鍋を使えると色々楽です。そーでもなきゃ、私が飯を一気に炊いて貯めておくだの、シチューを作るだの面倒な作業ができるわけはない。ホント簡単ですよ? シチューなんて凄く楽。剥いて切って炒めて水を張ったら、後は蓋を閉めて蒸気を噴くまで放置。噴いたら三分から五分弱火にして、火を消して放置するだけ。最後にルーを入れて混ぜて、もうしばらく放っておいたら終了です。まあ簡単。ガス代も節約可能ですね。
 ……何をこんなところで三分クッキングやってんだろう。ちゃららっちゃ、ちゃっちゃっちゃ。

 久々に西尾維新の作品に手を触れました。というか、『不気味で素朴な囲われた世界』ですが。これの前作に当たる方はいまひとつかなーと思っていたのですが、今読むとまた感想は違うのかもしれないな、とか。ともあれ、今回の不気味で素朴な方は大分楽しめました。何せ、一日で読み切りましたので。こういう読み方が出来るのも、西尾維新作品だからかねぇ。良い感じにやらかしてくれたので、まあ西尾維新もまだ生きてるのかね、と一安心しているところです。んでも、カバー付きのあっちの高い方は買う気にならないのであしからず。戯言シリーズと、後は零崎連中のシリーズ以外は手放したからなぁ。その中で、今回はしばらく手元に残しておいても良いかなということで、飾っておくことにします。うん、まあ、あれが出てきたからこそ気に入ったのかな? 今回に関しては。
 今更ながらのことではありますが、私自身は、壊れている存在というものに凄く惹かれる悪癖があります。壊れている輩に近寄りたいと思うのではなくて、むしろ、自分自身が壊れている部類になってしまいたい、という感覚の惹かれ方をするのですが。そういう自覚がある時点では、まだまだ自分は正常な範囲内に収まってしまっているのだよなと自分でも理解できてしまうのですけれどもね。ああ、残念。もっと壊れていってしまえば良いのでしょうけれども、なかなかそうするには至らないようでして。それだけ元が凡人だということなのか、理性の働きとやらいうものが強固なのか、それ以前にとても臆病であるからか。人間、平均台の上でバランスを崩しそうになれば、無意識にでも身体を傾けたり腕を振ったりして安定を保ちます。ああいう感覚で、自分という存在が壊れてしまわないように安定を保つ機能というのが、人間にはあるのでしょう。意識している、いないに関わらず。
 私自身を見てみれば、どーも一部分は一般の範疇に比べると若干破損気味もしくは摩耗気味の箇所がありますが、トータルで見るとまだまだちょっと変わり者程度で収まっている感でして。ただ、フツーと疑いなく言われる範囲からは、さすがにちまっと逸脱はしているのかなーとは思っています。少なくとも、フツーと疑いなく言われる範囲内に収まっているような自分は面白くない、と思っているのだけは間違いのないこと。そこから脱することが出来ているかどうかは、また別問題です。とは言え、今のところは会社員をしているわけですし、あまり極端に壊れていると色々と不都合がある。そういう計算をしているからこそ、ちょっと変わり者という程度に収まっているのを良しとしているか、その範囲にならざるを得ないと言うのか。その辺くらいが、私にとってはまあ分相応なのかなーとも思います。それはそれで残念なんだけどね。
 いやいや、ここのブログでも何度か言ったように思うのですが、普通であるということは貴重なことです。うん、普通である人達は、それを自覚していないのかも知れませんが、普通であるということはとても貴重で、大切で、そして大変なことなのです。馬鹿にして言っているわけではないのです、だったらわざわざこんなところに書いたりしない。実際、普通であるということは、人間が集団生活を送っていく中では必須の事柄なのです。誰が、好きこのんで異常者の近辺にいようと思いますか? 私なら、私のヤバイ面を完全に理解した上で、それでも私の隣に座っていようとは思わない。きっと、私は、隣に座っている私がもし誰かにむごたらしい状況で、しかもどうしようもないくらいにしょうもない動機が理由で殺されたとしても……。多分、一週間もしたら、ああそういやそんなこともあったねぇ、と軽く笑って済ませていることでしょう。一週間も要らないかも知れない。そういう人間の隣に、いたいと思います? ねえ、思わないでしょう。
 普通であるというのは得難いことで、そして、一度そこから逸脱してしまうと、元通りの普通に戻ってくるということはまず出来なくなります。そして、普通でないということが一度発覚してしまえば、直ちに周囲の普通の人達からは村八分になるでしょう。普通でない程度が小さければ、まあまだちょっとした奇異の視線を向けられる程度か話の種にされる程度、大きければ疎外され阻害される。ま、もっとも、私程度の範囲であり、かつ私程度に表面を取り繕っていれば、職場ではそんなに違和感なく存在していられますけれどもね。ただ、周囲はともかく、むしろ自分の側から周囲に心理的な壁を作ってしまう傾向はあるでしょう。私もそう。普通から逸脱するということの何よりの害悪は、自分の側から彼らに対して拒絶感を持ってしまうようになることですから。だからこそ、戻れなくなる。そして、先へも進めなくなる。ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる回ることになる。そーゆー世界に来たいというなら、わざわざ止めはしませんが……ね。ふっふっふー。不毛万歳。不実万歳。

読み:文庫『不気味で素朴な囲われた世界』
買い:なし
途中:なし
購入冊数 文庫5、コミックス10
読破冊数 文庫4、コミックス13

トッポギを食べる少女

2007年10月28日 21時52分19秒 | Weblog
10月28日分。

 毎度。どうやら台風も無事に抜けたようで、朝から快晴。ようやっと洗濯が出来るなーとかすっかり主婦感覚になりつつあります。幽霊です。とりあえずようやっと晴れたので、朝から洗濯して山積みになってた段ボール畳んで潰して洗い終わった洗濯物干してワイシャツにはアイロンかけて……と。台所が広くなりました。六畳の居室の方を優先して、段ボールをのきなみ台所に投げ込んでいたもんで。回収日の朝にドアの前にでも置いておけば、それで回収してくれるそうです。あ、ついでに家賃払ってきました。手渡しってのも珍しいよねぇ。
 その辺の雑用が終わったところで、本も売り払ってきました。まあ大した額にはなるまいなーと思いながら、本棚を空ける方メインで持っていったのですが、六千七百円ほどついたので、思ったより査定ついたかなーといったところ。ちなみに、八十冊持って行ってますから、単価百円平均にもなっとらんと言えばなっとらんのですが。ま、そんなもんだよね。値段のいいやつはどうやら一冊二百円とかついたのが幾らかあったようで、その辺がかさ上げに貢献した模様。どーでもいいけど、八十冊売り払ったのに、棚が今ひとつ空いたような感じがしないのは何故だろう……。総数が多すぎるだけか。
 売りに行った先が意外と新刊とかも置いてあったので、売り払った分のお金で何冊か購入。売っても買ってたら意味無いじゃんって? いいんだよ、どうせ飽きたらまた売りに出すんだから。値段的にはちょっとびみょーにお安くないような気はするけれど、五十円割引券をこまめにくれるようなので、まあ活用してもよさそうかなと思ってます。コミックスの新刊が妙に迅速に入ってきているようなので、多分、近所にコミックスを読んだらすぐ売りに出す人がいるのかなーと。コミックスに関しては、その方が良いのかも知れません。きりがないし。
 そんなわけで、購入の内訳は、今更に『ぱにぽに』の一巻、そういえば買ってなかったな忘れてたの『パンプキン・シザーズ』八巻、興味はあったんだけど新刊で買うほどではなーと思っていた『夜桜四重奏』一巻、そして『雨柳堂』からの繋がりでまあ試してみるかと『百鬼夜行抄』一巻。それからついでに、たまたま見かけて買ってみました、夢野久作の『少女地獄』。いっぺん……しんでみる……? あ、それ順番違うね。夢野久作は『ドグラ・マグラ』で頭がぐるぐるしましたが、さてこっちはどうだろう。積み本がSF方面にかなり傾斜しているようなので、ちょっと変なのも混ぜてみました。読み切れねぇっての……。うーん、とりあえず明日からは西尾維新かしら。

 何のかんので、よくよく考えたらこっちへ引っ越してきて、早くも一週間が経過してます。米買ったりサラダ油代わりのオリーブオイル買ったり、洗濯物干し買ったりで不足品をぼろぼろ追加で買い足しているので、コスト的にはひどい目に遭ってますが……。まあ、その辺以外に関しては、割と順調に一週間経過したようで。つーか、早くもここでの生活に馴染み始めてる気がします。ネット無し、テレビ無しってのにも、やっぱりもう慣れつつあるしなぁ。若いってのは、適応性が高いということのようです。元からあっちこっちに引っ越しが多かったから、新しい場所でそれなりに慣れていくのは平気だしね。人付き合いしないから、そういう面での苦労はほとんど無いし。あ、向こうの寮で挨拶して回ってないや。まあいいか、管理人さんには最後に声かけたし。
 基本的には、まず一人でいられる部屋があって、パソコンがあって、周囲に吉野屋か松屋があって、買い物ができるスーパーがあればどうにかなるようです。ああ、本屋忘れてた。新刊の揃いが多少は良いところと、古本屋の両方があると完璧。こっちの部屋の周囲は割と条件が良いようで、まあ悪くないかなと思いつつ。理想通りのところを探してみても見つかりようはないだろうし、仮にあったとしてもコストは今の倍以上になるだろうし。それを考えれば、妥協点としてはまあそれなりに宜しいのではなかろーかと思ってます。住めば都。いやまあ、実際悪くはないですよ? ちょっと女性にはお勧めできない面はあるけどね、諸々。野郎ってのはこういうときに条件が緩和されるというメリットがありますな。
 前の寮だと、一応各自に個室はあったのですが、やっぱりある程度の集団生活状態ではあったんだなーと今にして気が付きます。大きな玄関があって、廊下やら台所やらトイレお風呂が共用だったわけですから、そりゃそうか。部屋から一歩外へ出れば、会社の誰かと会うことになるわけだし。それもまあ、慣れてしまえばどうとでもという感じではありましたが、ちょっと煩わしいところも確かにありましたし。でも安かったなぁ。今の完全な一人暮らしの気楽さと、とことんまでの安さと、ううん……迷います。どうせ追い出されてしまったから、今更選択の余地は無いのですがー。今のところは、とにかくコストを落とした中での妥協点ですから、これ以下ってのはなかなかね。さすがに私でも厳しくなってくるかも。
 もちろん、ここも安いだけあってそれなりにデメリットというか、とにかく妙な部分はあります。浴槽無しで棺桶みたいなシャワーボックスであるとか。今時和式のお手洗いだったりするとか。建物が私と一個違いの年齢だってくらいに古いとか。でも、直前になってリフォームされているし、洋室になっているし、値下げもしてくれてあったようだし。良いタイミングで入り込んだようではあります。値段の割には、まだ条件はマシかなと。ついでに、寮に入る以前の一人暮らしの勘が割とすんなり戻ってくれたようで、そこは有り難いですな。圧力鍋の使い方も覚えていたようだし。てーか、ガスコンロは偉大ですよ。ガスコンロの火力があればフライパンで適当に炒め物が出来るし、圧力鍋と合わされば炊飯だろうがシチューだろうが出来ますよ? あ、ちなみに今日からの晩ご飯は何日かはシチューです。一気に作って貯めておくので。ジップロックのボックスが残ってたってのもラッキーでした。無駄に物持ちが良いな……。
 ともあれ、時事ネタも無い中で、これだけ無駄につらつらたたき込めるようであれば、メンタル面でも大体は大丈夫でしょう。さて、晩ご飯を作ろう。つか、こっち来てからコミックス買いすぎー。

 追記。シチューはまあそれなりに出来ました。ちょいっとまだ不満はあるけれども、その辺はしょうがない。とりあえず予想よりかなり大量に出来てしまったわけですが、これボックスに収まるかな……多分オーバーするだろうなぁ。雪平鍋に移しておいて、地味に食いつぶしていくしかないか。もちっと水を減らせば良かったよ。

読み:コミックス『ぱにぽに』1巻、『パンプキン・シザーズ』8巻、『夜桜四重奏』1巻
買い:文庫『少女地獄』、コミックス『ぱにぽに』1巻、『パンプキン・シザーズ』8巻、『夜桜四重奏』1巻、『百鬼夜行抄』1巻
途中:なし
購入冊数 文庫5、コミックス10
読破冊数 文庫3、コミックス13

投機を当てる少女

2007年10月27日 21時49分14秒 | Weblog
10月27日分。

 毎度。本を売りに行こうかなと思うたびに外を見ると、大雨でこりゃどもならんなと思うことになるここ数日。幽霊です。もしかして、台風とか来てるんじゃあるまいなーと思ったりするのですが、ネットにも繋げないし、テレビも無いので確認の手段が無かったりします。まあ、現状を見て判断すれば良いだけのことではあるので、分からんから困るというほどのことは無いのですが。ちなみに、今のところまだ新聞の勧誘もNHKの集金も来ていないようです。うんうん、ああいうのが来るとやかましいからね。宗教のチラシは入ってましたが。
 テレビもネットも無い生活をしているので、時間の経過が随分と遅くなっている感じがします。昨日と今日はかなり日中にも眠り込んでいる筈なのですが、それでもあれまだこんな時間なんだなというくらいの感覚が。普段どれだけテレビとネットに時間を食っていたか、ということがよく分かります。時間がないなぁと思っている方、一度休日に、テレビとネットを使えなくしてみてはいかがでしょう。人に寄りけりなので必ずしも時間が生じてくるとは言えませんが、割とテレビというのは無意識に見てしまって、一時間くらい平気で潰されてしまうものですし。そこでもし時間が出てくるようなら、めっけものというところでしょう。
 まるっきり上の話題と関係ありませんが、朝飯代わりに五個パックで売っていたチキンラーメンをすすってますが、その付け合わせにジャガイモをふかしたものを二つほど。昨日の夜食にしようかと思っていたメニューだったのですが、そのまま食べずに寝てしまったので朝に繰り越ししてみたり。芋は洗って、皮のついたままラップにくるんで、電子レンジで四分ほど加熱。これで、まだちぃっとだけ堅かった気もしますが、充分に食べられるレベルのふかし芋になりました。ただ、普通ならこれにバターでも付けろよってところなのですが、ついそのまま何もかけずにかじってしまう罠。まあ、チキンラーメンがあるから、何も付けなくても味は調整できるのですが。我ながら訳の分からん飯の食い方してるなーと思いながら、もそもそ芋をかじっていたのでありました。もふもふ。電子レンジは便利だね。
 食い物ついでに、マックで期間限定商品としてただいま売り出し中の、焙煎ごまえびフィレオを食べてきました。駅前にちょうどマックがあるし、たまたま割引のチケットをもらったので、まあたまには良いかと。つっても、これを本当に10月の時点でアップできれば時事ネタ的に使えるのですが、一ヶ月後とかになるもんなぁ、アップするのって。話題としてはとっくに乗り遅れていることになりますね。やれやれ……。せっかく、わざわざ大雨と風の中を食べに行ってきたのにぃ。あ、でもそういう天気の割に、午後二時くらいに行ったのですが、店内結構お客さんがいました。みんな暇なのか、駅で降りたのは良いけどこの雨じゃ動けないねってんでマックに居座っていたのか。マックというのはどこにあっても、客の入る店だよなぁ。ちなみに、お味そのものは特筆するほどでもなし。順当に食べられる味ですが、セットになるとやたら価格が高いのがネックよね。

 マックくらいの知名度になってくると、広告の戦略としても既に、これ以上の知名度をアップさせるという目的とは変わってきます。広告とは、文字通りに読むなら広く知らしめ告知するものですが、ではその知らしめる内容が何であるかによってスタイルも変わってくるわけで。新製品の紹介なのか、機能の説明なのか、会社そのものをアピールするのか、何だかよく分からないんだけどとにかく興味を引かせるのか。最近だと、謝罪広告のようなものが流れることもありますね。もしくは、続きはネットで、という形で詳細な情報を消費者側から積極的に追わせるようにし向ける、という手も増えてきています。
 商品の機能などを説明しようとした場合、テレビCMの15秒だの30秒では、まず間違いなく完全には伝わりません。それを逆手にとって、通話料ゼロ円なんて一発花火を打ち上げてきた携帯電話のやつもありましたが、ああいうのもよくよく後で説明書きをちゃんと読むと、やっぱりそれなりの裏もしくは付帯条件がある。ただ、あれもかなりの批判を受けましたが、CMのインパクトとしては充分な効果を演出できた一例といえます。ちょっと誤解を招くようで感心しない方法ではあったけれど……。それでも、限られた時間内でアピールの効果を最大限に引き出すには、若干の誇張なり強調は必要になるかも知れません。消費者の気を引くというのが、それくらい難しくなっているということ。
 広告の効果を見る段階としては、まず消費者の注意を引きつけ、興味を持たせ、店頭に行って貰って、買って貰う。まあそんなくらいの段階を経ます。買ってくれるまでこぎ着ければめっけものですが、まあそう簡単には消費者も飛びついてくれません。特に単価の高い商品では、広告からすぐに購入に至るという状況は発生しにくくなる。そりゃそうです、車をもし買うとするならば、CMで「あ、これいいなー新車かー」と思うことはあるでしょうけれど、他の車種と比較検討せずに即購入することはまず無いはず。マンションもそうでしょうし、大型の液晶なりプラズマテレビでもそうでしょう。ただ、単価が五百円とか百円単位になってくると、話は変わってくるわけですね。特に、その商品の販売元が知名度充分だったりした場合には。
 商品もしくはサービスを購入する場合、消費者としては、値段と品質と、それから自分がどの程度それが欲しいかという三つを天秤にかけます。ちょっとお高い、でも物は良い、絶対欲しいと揃ってくれば、ちょっと高価でも買うかも知れません。割安、だけど品質が悪そう、欲しいってほどでもないしなぁと来れば、貴方なら多分買わないのでは? で、一番迷うのは、お値段がほどほどか割安めで、まあ買ってみてもいいかなーくらいに思っている時。こういう場合、物の品質なり、販売元なりの知名度、信頼性が結構物を言います。ということで、ここでマックの話に戻ってくると。マックの場合、最近はちょっと値上がりやらの話題はありますが、基本的には安いイメージを定着させており、色々言われはするけれども信頼性と知名度は高い水準にある。だから、新製品が出ましたよーとCMを打てば、一定数の消費者は一回二回くらいは食いついてくるわけですね。
 んで、定番商品でCMを打つ意味合いというのは今までにも何度かネタにしてますが。マックも新製品を打ち出してくるのは、マンネリの打破と、マックというお店を忘れないでくださいよーと思い出させる効果を狙ってのことでしょう。お店まで来てくれたらしめたもの、単価は安いし、気軽に食べられる物だし、せっかく来たからちょっくら食べていこうかーってな流れになるでしょう。そして、店内ではマックの環境や諸々の保護、援助への取り組みの広告がさりげなく置いてある。ビジネスモデルとしては、なかなかどうして完成されています。ただ、それも知名度が高いが故のことであって、これで一度大きな悪評が立てば、その知名度の高さは諸刃の剣となる。この辺は、昨今なら不二家か赤福の例を引き合いに出せばお分かりになるかと。知名度と、それに付随するイメージのマネジメントというのは、なかなか大変でしょうな。
 ……と、そんなことを、焙煎ごまえびフィレオとポテトをジンジャエールで流しながら、ぼんやりと考えていたのでした。テレビもネットも無いから、暇なんだもん。

 余談。これ叩いた後で知人に携帯でメール打ったら、やっぱり台風が来ているとのこと。雨と風の音が特徴的だから、どうせそんなところかなとは思ったのですが……。そーか、誰か捕まえて、さっさと台風かどうか訊いておけば良かったんだなこれ。危うく、暴風雨の真っ直中を外に出るところだったじゃないか。マックに行ったときは、まあまだそこまで酷くなかったのですよ、外。
 余談の二。ネット開通は大分後に遅れそうな案配。まあもうその辺は諦めました。無ければ無いで、その分睡眠時間が稼げるというもの。本もあるし。
 余談その三。文字数減らしますよーと前に書いた気がするけれど、全く減っていないことに絶望した。

読み:文庫『キノの旅』11巻、コミックス『雨柳堂夢咄』4巻、『極楽町一丁目』
買い:なし
途中:なし
購入冊数 文庫4、コミックス6
読破冊数 文庫3、コミックス10

沖を駆ける少女

2007年10月26日 21時47分17秒 | Weblog
10月26日分。

 毎度。久々に自炊を再開してみれば、まあそんなに腕も落ちていないようで一安心というところでしょうか。幽霊です。つーても、ティファールのフライパンと、それから使い慣れていた圧力鍋と、一応は手入れだけはしてあった切れる包丁とのお陰か。もしくは、単に作った物が簡単だったからか。両方かな。ご飯はあきたこまちの無洗米を売っていたので、久々だからと三合だけ試し炊き。食べてみる分に、まあ昔と大差ない具合には炊けました。よしよし。おかずは水菜と豚肉の炒め物。フライパンが良いと、炒めるのが楽しいですな。ちょっと味付けが濃くなり過ぎたので、次の課題。材料が二回分なので、どうせ明日の夜も同じメニューだし。味噌汁は面倒くさくなったので、市販のパック物で手抜き。野菜多めのやつ、三個入りで179円也。んー、ちょっと高いかな。
 まあ、これだけだとちょっと多分足りないので、後で時間をおいてから夜食代わりに、じゃがいもを二個ばかり電子レンジでふかして食べるつもりです。一個29円のばら売りがあったので、四個ほど買ってありますし。これも材料をかっちり二回分買ってある辺り、一回の買い物で二回分調達する計算が固まってますな。二回ずつくらいなら同じメニューを食べるのも苦痛にならない輩なので、こういうところではコストを浮かせやすくて助かります。しかしまあ、自炊再開の最初ということと、それから今月は画集と写真集をどばっと買っているだけあって、ほぼ初めての赤字になりそうな計算。それはしょうがないか。年間トータルでは黒を出せる筈ですし。
 そんなところで自炊を再開しつつ、今日は年休とって会社お休みだったので、昼近くまで寝坊してみる。いいですな、ぐったりできると。ただ、起き上がろうとすると軽く頭痛がするとかいう体調は止めて欲しいところです。それだけ疲れが累積してたんだろうなーと今更に思いつつ、昼前になってから、ようやっと起き出して免許の記載住所変更にもそもそと出陣。途中で道に迷って三十分ほど無駄に歩き回ったりしましたが、しかもそういう日に限って雨降ってたりするわけですが、それはそれで。住所の変更は出来たので、昼飯食って帰ってきてからもう一度昼寝。三時間ばかりくたばって、起きた頃には体調がほぼ戻っていました。軽く動いて食って寝たら、回復した……うん、分かりやすい。
 メンタルは通常レベルまで復旧したと自覚できるところまで復帰しているので、しばらくは問題ないでしょう。身体の方も、しばらく自転車に乗っていないので出力は落ちているでしょうが、ここんとこ続いていた若干の支障が出るような状況は起きなくなっている筈。ついつい、あんまり丈夫な身体でないことを忘れてしまうのですよねぇ。大病はしないんだけど、細かいのは食らいやすいんだった。

 新しい部屋の近辺だと、今までずっと使っていた99ショップが無かったりして。だもんで、しょーがないから普通のスーパーにお世話になってます。近所のスーパーは二カ所あって、一つが駅のすぐ前、もう一つは駅から二分くらいで、自室からだともう一つの方が若干近い位置にあったり。駅前の方は、ぶっちゃけ小田急OXだったりするのですが……。生活雑貨やらは小田急OXで買うのですが、食料品に関しては近い方のスーパーをよく使ってます。ちょっと価格帯がね、OXだと二割くらい高いので。ただ、物の良さという点ではOXの方が良いのですよね、やっぱり。要は、食べ物に良い物を求めるか、安い方が良いかって話です。
 スーパーを回っていて思うのは、同じ店舗でも日によってえらく値段が違うということ。当たり前のことではあるんですが、ずっと99ショップかコンビニばかりだったので、そういう値動きの感覚が割と新鮮だったりして。昨日に「あ、これ安めだなー」と思って買った物が、次の日に行ったら更に20円引きくらいになっていたりする。あんじゃそらーしまったーと、まあそんなことを思って苦笑いしたりするわけです。ちょっと楽しい。実際、商品自体は全く同じなのに、値段が結構上下しているなーというのが見ていて分かります。その日の特価品というのもあるし、おつとめ品の類もあるし、在庫状況との兼ね合いもあるでしょう。生鮮品で余っているようなら安く出すだろうし、需要が高いけどストックが少ない物なら高くなります。ここ数日の値動きを見ていると、値上げすることはなるべく控えて、値下げ品を用意することで需給を調整している感ですが。
 まあ、値上げとなってしまうと消費者心理としては買いにくくなってしまうものですし、値下げとなればお得感ーと買いに走ってしまうもの。私自身もそれに引っ張られて、あーこれにしておこうかな、あらこっちのが安いや、とそんな感じで始めてますし。主婦も大変だ。買う側としては十円単位でも下げて買いたいものですし、お店側としてはやっぱり十円単位でも利益を出したいもの。お互いにどの辺りで妥協するかというラインの見極めが難しいところですが、現状だとなかなか売る側の方が厳しい状況ではあるかも知れません。小売店に卸してくる際の元値が上昇傾向にある筈ですし、消費者もお店の選択肢が広くなっていて、高いと思ったらそこでは買わなくなっています。結局、小売りの最前線が、ある程度身銭を切って価格を維持している面はあるでしょう。ま、たまにぼったくってる分野の商品もあるんだけどね。
 ただ、これまでがかなりのデフレ状態になって値下がり傾向にあった筈ですから、そろそろ値段を元に戻していく必要性はあるでしょう。デフレになると消費者が得をするようなイメージはありますが、その分企業への利益は落ちてくるわけで、となると企業はどこを削るかと言えば、一番高い人件費を削ってきます。人件費を削られると言うことは給料が増えない、下がるということで、そうなると消費者はますます財布のヒモを締める。悪循環になるわけです。となるとまあ、どっかで値上げ方向に転換せざるを得ないでしょうが……ちょっとね、値下がり傾向が長くなりすぎて、値段を戻す=値上がりというイメージが強く出てしまうでしょうし。難しいところになるだろうなー。

 あ、免許の住所書き換えたんで本を売りにいこうかと思っていたのですが、雨降っていたので明日に延期しました。濡れるんだよね、紙だし。
 ついでに。『キノの旅』に電撃のイベントのチラシが挟まってましたが、作家のサイン会みたいなものもあるようで。ばらすぃーとか、高野真之とか、相田裕とかに混じって、八房龍之助の名前が混じっていて爆笑。何だ、あの人ちゃんと生きてたんだな。ちょっと安心。早く次の作品が出てこないかなー。

読み:コミックス『魔法先生ネギま』20巻、『ARIA』11巻、『ヨルムンガルド』3巻、『ブラックラグーン』7巻、『ホリック』12巻
買い:文庫『ようこそ女たちの王国へ』
途中:文庫『キノの旅』11巻
購入冊数 文庫4、コミックス6
読破冊数 文庫2、コミックス8

鈍器を当てる少女

2007年10月25日 21時45分06秒 | Weblog
10月25日分。

 毎度。職務上知り得た事柄に関しての守秘義務、という就職時にちらっとだけ読んだ規定事項を思い出しました。幽霊です。いきなり何のこっちゃかといえば、たまたま会議の資料を人数分印刷して丸秘のハンコ押してというのも私の仕事の一つなのですが、会議資料に一般社員ではまだ今の時点で知っている筈のない事柄が載っていたのですね……。ああしまった、これは読まなきゃ良かったかなと一瞬思いましたが、見ちゃったもんはしょうがない。こりゃ守秘義務事項だろうなーと思っていたら、案の定、後で上司からやんわり釘を刺されました。不可抗力だから、しょうがないんですけどね。
 はてさて。昨日は十一時ちょい過ぎに眠り込んでみたら、割と体調・メンタル共に復調し始めました。長引くかもなぁとばかり思っていたのに、このあっさりした回復の開始。あほらしいなぁと我ながら思いますが、まあそれだけ身体に断続的な負荷がかかっていたということでしょう。都合良く年休も余っていたし、ちょっと消化しておこうかなというところだったので、突発的にですが明日に年休を取りました。住民票移動のためにも一度今月は使っていますが、珍しく一ヶ月に二回の行使になります。先輩も上司も、むしろ休めという雰囲気でオッケーおっけーと二つ返事で承認のハンコが出ました。よしよし、寝よう。寝たおそう。三連休。あ、でも免許証の住所書き換えと、それから本棚から放り出したコミックスの山を売ってくるくらいはするか。
 本棚からコミックスをごっそりどかす代わりに、画集と写真集は今日も四冊ほどを買い足して、堅調に増加しています。今日はジュンク堂へ抜け出してくることができたので、三原ミツカズの画集と、それからニューヨークの写真、女性の部屋とお気に入りの下着の写真、それと古教会の写真で四冊を買ってきました。写真に関しては、その辺だと手に入りにくそうな変なヤツを選んできた感じ。三原ミツカズは『死化粧師』というコミックスを一巻だけ持っていて、絵柄に特徴があったので名前を記憶していたのですね。どーでもいいけど、買い足した画集三冊の内で、二冊がやたら強烈な個性のある絵師のやつってのはどうなんだ、自分。
 とりあえず今日買った分でほぼ一万円突っ込んでいるので、トータルして大体三万に。非常に珍しい大出費というか大放出ですが、まあいいかなと思える程度の物は手に入りました。ただ、まだまだ足りんなーとは思いますが。ひとまずこの辺でいったん打ち切りにして、また面白いものがあったときに放出することにします。この辺の分野も漁ってみると面白いなぁ。

 会社の昼休みにネットニュースを眺めていて、年金の財源確保のために消費税がナントカパーセントアップする必要がある、といったような記事をいくつも見かけました。これはあれかな、消費税を実際に上げる段に至ったときの衝撃を和らげるためかな、とか思ってみたり。前もってこの手の話題を何度も目に触れさせることで、ショックに慣れさせるというのはよくやる手口ですし。消費税が十パーセントも上がるぞ上がるぞと言っておいて、実際の増加が五パーセントだったりすると、なぁんだ五パーセントで済んだじゃないかぁ、と思ってしまうわけです。間抜けなようだけれど、実際そんなもんですし。でも上がってるんだよね、この場合でも。
 まあその辺の穿ったというか斜めな見方はさておくにしても、消費税のアップ自体は必要事項であるかな、とは思っています。他の税金ではどうしても、不払いだの課税逃れだのが出来てしまうものですし。そうなると、確かに負担は増えてしまうだけに自分でも痛いのですが、やっぱりみんなが支払わざるを得ない税金を上げていくしかないわけで。となると、消費税なのですよねぇ。物やサービスを買わない人はいないでしょうし。つっても、税率を上げざるを得なくなる元凶を作った連中はどこにいるんだってことは、先にハッキリして欲しいところですけれども。そーでもせんと、感情面で収まりがつきませんし。
 消費税アップとなるとまた庶民増税と言われそうではありますが、消費税の場合には、お金持ちはそれなりに良い物を買ってくれますから、その分彼らも応分に支払ってくれることになります。そういう意味では平等なのですよね、確かに。ただ、どっかの某党が主張しているような、年金の財源を全部消費税にするとかその手の話は現実味がなさ過ぎる。無理。この先どれだけ年金受給資格者が増えると思っているのか。まあでも、もし消費税で財源が一時的に確保されたとしても、まーた余裕が出来たからって変なところに流れそうな気はするんですけどね、結局は。
 少なくとも、年金にせよ医療にせよ社会保障にせよ、現状水準を維持して税率アップ無しというのはあり得ませんし、当然ですが水準をアップさせようとしたら増税は不可避です。税率アップを可能な限り回避したいと思うのであれば、支給の水準を下げざるを得ない。そういった状況に陥らせたヤツはどいつだという問題は確かにありますし、そこは私にしたって安月給の中から何万も税金を取られているんだから、気にくわないけれども。でも、そういう現実が存在しているのは事実であって、どっちが良いか選ばないといけない時期に来つつあるということも理解しなければ。あれ、この話題も前に何か書いたような気がするなぁ。

読み:文庫『大西洋漂流76日間』、コミックス『ブラックラグーン』7巻
買い:なし
途中:なし
購入冊数 文庫3、コミックス6
読破冊数 文庫2、コミックス3

箒を掃ける少女

2007年10月24日 21時43分30秒 | Weblog
10月24日分。

 毎度。今日に至って、こりゃ明らかに鬱周期に入り込んでいるなと自己確認に至りました。幽霊です。まあそんなときに限って仕事がこそこそ入り込んでくるわけなのですが、いつもより進み具合が早いというのがまた困ったもので。普段よりも余計なことを考えずに機械的な処理をするので、その分で妙なところに気を回したりせんとさっさか終わらせてしまうようです。普段にどれだけ遠回りしてるんだ、自分。
 それにしても、新しい部屋の方は随分と静かです。車の通りの絶えない大きな通りに近い筈なのに、一本隔たっているというだけで音が無くなってしまうもののようで。まあ、目の前が大家の畑だったりしますから、そちらからの音は無いに等しいですし。後は隣か上の部屋がたてる音がするくらいなのですが、どちらもあんまり音を立てないので、非常に静か。鬱周期に入っていると、この静寂はちょっと毒かも知れませんね。若干、気分がささくれ立ってきます。しょうがないので、適当に音楽を流して音をまいてますが。そういや、まだくじらんから貰った貢ぎ物を聴いてないなぁ。
 どうも寝不足が潜在的に累積していたようで、会社で午後になってから意識が飛びそうになりました。数秒単位で飛んだかも知れませんが……うーむ。どうも疲れてるし鬱ってるしと思っていたら、どうもその辺が元凶だったりするか、これは単純に。そういう可能性も充分にあり得る身体とメンタリティですし。まあ、今日は早めに、午後十一時前には寝てしまうつもりです。ただなぁ、夜になると目が覚めて来てしまうのが困るのですよねぇ。それでも、布団に入って目を閉じてしまえば、三十分しないうちに意識が飛ぶでしょうが。よくよく考えたら、引っ越しとオフとは寝不足で動き回ってたんだから、そりゃ累積してるわなぁ。

 昨日に写真集を少し買い集めてきましたが、今日は画集を二冊ほど。画集といっても、まあ漫画とか挿絵とかそっち方面での画集ではありますが……。これで一万八千だか九千投げましたが、まだもう一万投げる予定。決めたときに一気に動かさないと、制動がかかって止まってしまいますし。画集をもう一冊くらいと、写真集の方を重点でもう数冊増やしておくつもりではあります。場合によっては予算を積み増すか。
 この辺を急に漁りだしたのは、多少書く方に力を入れるための下準備としてです。ネットも断線しているし、どうも回線業者との連絡がぜーんぜん上手くいっていないので、正味断線の期間が長引きそうです。そうなってくると、今の部屋にはテレビも置いていないし、することがない。時間が一気に余るようになる筈なので、その間にもの書きの下地部分を詰めてしまおうかなと思っています。実際には引っ越してきてからここ数日は、むしろ時間が何でこんなに余ってないんだろうというくらいの気分ではありますが……。慣れてくれば、余るようになってくるでしょう。で、そのときに必要になってくるのが、視覚としてイメージを補強してくれる材料です。
 ついでにいえば、世の中には結構変な写真集というのもあるもんだなーと、探してみて思ってみたり。アメリカンな朝食のプレートばっかり撮った写真集なんてものもありましたし、廃工場だけを撮った写真集もありました。廃墟の写真じゃなくて、廃工場だけに限定した一冊。記憶にまだ残っている範囲内では、東京NOBODYもまだ書店に置いてあります。とは言え、なかなかご希望に添った写真集というのは無いもので、それ以前に私自身がどんなものを探しているのかがまだ自分で整理できていません。見たときに、ああこれが欲しいなと思ったら買うかなというところ。昨日に買い集めた分は、廃墟と工場写真が直感、後の写真集は今考えているものに必要だからということで選択してます。あ、今日の画集の内の一冊は、皇なつきの一冊。『黒猫の三角』で絵柄に強い印象があったので。苦手にしている方面の人物イメージを描く人でもあるので、ちょうど良いかなと。
 そんなわけで、写真集に関しては舞台やら背景やらの世界観に関するイメージの供給源として、画集に関しては主には人物の外見イメージの供給源として収集を始めている状態です。自分の中で視覚的なイメージがある程度固まっているかどうかというのは、割と大事であるように思います。もちろんそれだけでは足りませんけれども、私にとってはとりあえず、足場の一つとして視覚イメージを追加していこうかなーとか。書くか書かないかは別にしても、視覚イメージのストックを増やしておく分には損はないでしょうから。
 鬱ってる時の方が、こういう思考は働きやすいのですよねぇ。良いんだか悪いんだかー。

 んで。買ってきた二冊をさっそくざっと眺めてみたのですが。一冊は、先にも書いたとおり皇なつきの一冊で、もう一冊は女性向けというか、ぶっちゃけコバルトに挿絵描いてる人のやつだったらしいです。もう一冊の方はあまり何も考えずに買ったので、素性を知らなかったのですよ。後者の方は、ああこりゃ典型的に少女漫画とか挿絵を描いてそうだなーという画風と内容。皇なつきの方は……何というか、これとは比較対象になりません。同じ画集ではあるのですが、全然違う物、画集というひとくくりにしたらイカンのかなという気がします。
 皇の方は、こりゃイラストじゃなくて絵画と分類して眺める方が正しそうな感じがしてきます。そうか、こういうものを描く人がちゃんといるんだな、と感心したというか何というか。うん、驚きました。これはちゃんと、長く持っておかないと。ただ、皇の方は一枚の画の中で描かれている人物が独自に生きていることが感じられて、こりゃ視覚イメージとしては強すぎるかも。こちらのイメージする人物の外見として当てるのではなく、画の人物にこちらのイメージが引っ張られてしまうくらいに強い。それはそれで、貴重なのかなー。

読み:なし
買い:なし
途中:文庫『大西洋漂流76日間』
購入冊数 文庫3、コミックス6
読破冊数 文庫1、コミックス2

土器を書ける少女

2007年10月23日 21時40分48秒 | Weblog
10月23日分。

 毎度。今朝から朝食のメニューがちょっとだけ変化しました。幽霊です。従来は菓子パンで朝を済ませていたのですが、昨日の夜にロールパンとマーガリンと牛乳とミロを買い込んできたので、今朝から朝ご飯がそっちに切り替わっています。一個ずつ菓子パンを買うより、まとめてどばっと買ってちまちま食いつぶしていく方が安く上がるかなーという魂胆な訳ですが。牛乳とミロが追加されたことで、ちょっとだけ健康的になったかもしれないという錯覚はあります。うん、所詮は錯覚ですが。
 しかしまあ、今でもまだミロって売ってるんだねぇ。ええ、ネスレのミロです。強い子ミロ。昔飲みませんでした? 野球選手とかサッカー選手が袋だかビンだかにイラストとして描かれてて、緑色のパッケージのあれ。昔と味もあまり変わってないような気がします。定番商品なのかねぇ。当初はココアを買うつもりだったのですが、値段と分量的にミロがどうやら一番安かったようなので、これにしました。どっちも大して変わらんし。
 あと、ちょっとオフやら引っ越し関連やらのフル稼働で躁状態が続いていたらしく、揺り戻しで鬱周期に入りつつあるようです。環境がこっちの部屋に移ってきて急変したこともあるし、この部屋と周囲がかなり静かで自分の物音以外しないもので、鬱を引き起こしやすい状況になっていた模様。身体もかなり疲れているようでしたから、まあしょうがないかな。ちょうどネットも断線していますし、しばらくはオフも無いでしょうから、今週末は土日両日共に行動なしで寝てしまうつもり。さすがにちょっと、しんどいです。体力的にだけど。メンタル的にはいつものことなので、あまり気にしてませんな。

 昨日の分を叩いていて、そろそろ本の持ち方を変えないとなーと思ってみたりとか。具体的には、特に幅を食っているコミックスを減らすことを考えています。正味、読み返す作品というのはある程度限られていて、連載物も最新刊とその近辺だけ残しておけば大体話は思い出せるし、その前の方は売り払ってもいいかなーと。どのみち、そろそろまた本棚の収容量の限界に近付きつつあったので、決断を迫られた筈ですし。それならいっそ、ある程度空けるついでに本棚を一個たたんでしまおうかな、と。そうでもせんと、ぶっちゃけ座卓が置けません。無くてもまあ良いんだけどさ、座卓は。ただ、本はやっぱり減らしておきたい。
 数を誇る頃合いはもう過ぎたよな、と自分でも思うようになりつつあります。うん、まあ、まだまだではありますが、読んだ数と持っている数は、既に常人をある程度超えてきたでしょう。それはそれで、もういいやと。引っ越しの最中、どうしてこんなに荷物が多いんだと首を傾げていたり。ごちゃごちゃと物が増えてきていたのも確かにあって、こりゃまた整理し直さないと駄目かなーと思ったのですが。それ以上に、本があまりに多すぎる。ここまで増えてしまうと、本来私がモットーにしている筈の身軽さがかなり削がれてきます。こりゃイカン、減らさねばというちょっとした危機感があったりして。
 気に入った作品が増えてくるのは良いことだと自分では思うのですが。そうなると、数を誇示するためだけに持っているような類のやつと合わさると、えらい数になってしまいます。そして、現状ではうっかりすると、この間のオフの時のように、一日だけで九冊増えてしまうようなことがあり得る。百冊売っても、同じ程度の購入数を十回繰り返したらもう埋まってしまうわけでして。そうなってくると、気に入っているやつは残すにしても、そうでもないやつは見切っていかないときりがないなということに気が付いてきました。まずい、これはちょっとまずい。ということで、未練がなさそうな物を選んでみたら、出るわ出るわ。思った以上に出ました。これなら引っ越しの前に見切っておけば良かったなぁと思うくらいですが……まあいいか。
 で。そっちを減らした代わり、今日には実は本が六冊増えてます。但し、増やしたのは文庫でもコミックスでもなくて、写真集。廃墟の写真と、京都の庭の写真が二冊、京都の夜の風景写真が一冊、それから工場の写真と、着物の写真ですね。前々からこの手の資料写真集は欲しかったのですが、購入コストの高さもあって敬遠していた状態でした。……が、そろそろこの手も揃えていっても良いかなと思い始めたり。多分、この先必要になってくる物でしょうし。ならばまあ、自己投資も兼ねて、多少お金を使っても良いかなと思った次第です。ひとまず今日の分で一万三千円ほど使ってますが、三万までは使っても良いかなと判断してます。後は、外国の風景写真とか、動物の写真集とかを集める予定。画集も欲しいなぁ。
 引っ越しを契機に、少しまた、自分の中でカチっと何かが動いたような気がしてます。鬱の周期が回ってきたのは、疲れたこともあるけれど、その動きに自分がついていくまでのタイムラグのようなものかもしれないな、とも。それならば、それは、それで。

読み:文庫『宇宙をぼくの手の上に』、コミックス『ジオブリーダーズ』13巻
買い:なし
途中:なし
購入冊数 文庫3、コミックス6
読破冊数 文庫1、コミックス2

追いかける少女

2007年10月22日 21時38分15秒 | Weblog
10月22日分。

 毎度。土曜に引っ越しで日曜にオフ、そして休み無しに今日からフツーに会社に出てきました。幽霊です。当然、そんな動き方をしているから体調不良で過労気味。てーかアレですよ、引っ越し関係で土日もほとんどずっと動いていたから、実質的には一ヶ月ほど休養日無しになってしまってます。年休も余っているし、今月は無理矢理にもう一日年休取って、寝るか……。
 ともあれ。せっかく冷蔵庫とかガスコンロとかも揃っているので、そろそろ自炊を始めないとなーとは思っているのですが。始めるとなると、米やらなにやら必要でぶっちゃけ面倒くさい。調理器具は一通り昔からの繰越と、新しく買い直したティファールのフライパンがあるから良いのですけれども。ああ、ティファールはティファールですが、大衆普及品クラスの安いヤツです。三千円くらい? 使えりゃ良いし、腐ってもティファールだろうし。ただなぁ。後は本人のやる気次第ってところなんですが、その本人のやる気が出ません。二年半ほど自炊から遠ざかっていたからなー。ま、ゆっくりやりますが。
 とりあえず、こっちに移ってきて数日。新居に関する幾つかの発見事項もあるわけでして。まず、駅と部屋とを行き来するのに大きな通りを渡る必要があるのですが、ここの横断歩道の信号がとにかく長い。うっかりギリギリに出てしまうと、朝は電車に乗り遅れる可能性が出てきそうで怖いところですな。それから、意外と遅くまで開いているお店があること。食料品は午後十一時まで開いているスーパーがあるし、松屋もあるし、コンビニもある。ただ、道に街灯が少なくてやたら暗いのと、冬場にはかなり冷え込みそうな環境であるってのが困りもんですが。風邪引かないと良いんだけどねぇ。

 んで、と。冒頭に載せてあるのが新居の現状です。とりあえず六畳間は今のところこんな感じ。一番手前右側に映っている妙なもんは、冬場の頼りのオイルヒータ君。左の手前にいるのが自転車二台で、自転車の隣に突っ立ってる黒いヤツは寝る時用のマットですな。で、マットの隣に掛け布団やら敷き布団やらの山。その山に扇風機がずっこけて寄り掛かってますが、まあこれは後で直しました。というか押し入れにぶち込んで今年はお役ご免ってだけですが。オイルヒータの奥にメタルラックがあって、諸々の必要品をとりあえず適当に載せてあります。大雑把な整頓の仕方ですが、まあ効率的なしまい方はおいおい整えていくことにしましょう。
 左側、自転車の向こうになってしまって見づらいですが、本棚が横一列に並んでいる状態になってます。一番奥にあるのが……あ、ほとんどこの写真だと見えてないな。一番奥には、文庫専用の二号さん本棚が置いてあります。前に写真を載せたことがあったかな? で、その左隣にカラーボックスがあって漫画を満載、更に文庫専用の一号さん、コミックス専用の棚が二つと並んで、自称「本棚銀座」になってます。付け加えるなら、ここには映ってませんが、メタルラックの手前側には一番大きな本棚がまだあったりして。こっちは今は実質、コミックス専用に近いのですが。後はラノベが数十冊と、画集やらが入ってますな。
 パソコンが何気に映ってませんが、本当はマットの向こう側に置いてあります。前の寮では座卓の上に載っけていたのですが、現状だと座卓を置く場所が無いので、写真を撮った後に仕方なく床置きで無理矢理繋ぎました。どうせ場所もないし、布団の上にあぐらかいて使えるしってんで、しばらくはこのままの状態になりそう。どうせネットも繋がっていないので、LANケーブルの取り回しとか考える必要もないですしね。ただ、座卓を置く場所が無いという状況の原因は、自転車が二台中にいることと、それから本棚が多すぎることではありますが。
 ちょっとなー、本が増えすぎてるなーとは思います。昨日のオフ中にも何気に九冊買い込んでいて、もそっと増えてしまってますが。学生時代にはコミックス専用棚二つと、大型本棚一つだけだったのですよね。それが、寮に入った後で文庫専用の一号さん二号さんが増え、カラーボックスを貰って増え、増えた分も七割八割が埋まっているという状況でしたから……寮に入って二年半でどんだけ増えてるんだ、一体。しかも寮に入る前に二百冊以上売り払った筈で、寮に入った後にもやっぱり百冊単位で何度も売っているはず。洒落にならんですなこれはー。
 あー。本の話はまあ置いておくにしても、この部屋は収納という面で結構余力があったりします。押し入れがかなり横に広いし、ついでに天袋まであるという。一人分ではまず余るくらいの容量があります。ただ、この収納の容量が大きいというのは結構恐ろしいもので、ついうっかりと物を詰め込んでしまいそうな気が。仕舞う場所があると、ついつい判断を保留した物を適当に突っ込んでしまって、そのまま二度と出してこないというオチになりかねません。物が増える一番の原因ってのは、こういった保留して忘れ去られた物品の存在なのですよねぇ。要らない物は捨てていくように、という意識がこれまで以上に必要かも。

読み:コミックス『ブロッケンブラッド』2巻
買い:なし
途中:文庫『宇宙をぼくの手の上に』
購入冊数 文庫3、コミックス6
読破冊数 コミックス1